いつもプレッシャーを感じて生きている。
失敗してがっかりされるのが怖い。
もっと気楽に生きられたら、どれほど楽になるだろうか。
がっかりされるのが怖くていつもプレッシャーを感じていると、
生きることがとても大変で辛いことに感じるかもしれません。
この記事では、プレッシャーから解放され、気楽に生きる方法を紹介します。
プレッシャーを感じる辛さや失敗したときの苦しさが軽減し、
楽に自由に満たされた気持ちで生活することができます。
1.気楽に生きる方法
気楽に生きる方法を一言で言うと、「気楽に生きることに許可を出す」ということになります。
本来、気楽になることを誰も禁止していないのです。
禁止している人がいるとすれば、自分以外の誰でもありません。
しかし、そうは言っても、気楽に生きることに対して抵抗があるし、
日々の息苦しさやプレッシャーを感じるかもしれません。
以降では、気楽に生きることに許可を出せない理由と、
どうしたら、気楽にいきることに許可を出せるのかを説明していきます。
2.気楽に生きることに許可を出せない理由と対応方法
気楽に生きることに許可を出せない理由は、「こうするべき」というルールがあるからです。
- 頑張らなくてはいけない
- 期待に応えなくてはいけない
- 成長しなくてはいけない
等、自分で自分に課しているルールがあるのです。
では、この「こうするべき」はどこから生まれたのでしょうか?
ここでは、ルールが生まれた経緯を見ながら、そのルールをどうやって解除したらよいかについて説明します。
①両親のしつけ
まず、一つ目が親によるしつけから生まれました。
幼少期に褒められた経験や叱られた経験を通して、これが正しくこれが誤っているというルールが身につきます。
また、直接的なしつけだけではなく、
両親の表情や雰囲気を通して、親に気に入られるにはどうしたらよいかを子供ながらに学習するのです。
これが「こうするべき」というルールに変化し、今でも無意識にこのルール守っているのです。
このルールはあなたを社会に適合させ、あなたを守ってきてくれました。
しかし、このルールが原因で、自分で自由を制限したり、生きづらさを生んだりするのです。
ですので、自分にとって不都合に感じるルールは解除してしまいましょう。
<質問>気楽に生きるとどんな怖いことが待っていると思いますか?
少し考えてみてください。
- 批判される
- 周りに認めてもらえない
- 将来、食べていけなくなる
答えの通りになることが怖くて、自分をルールにしがみつかせるのです。
解除する方法は二つあります。
方法1.暗示を解く
「~すると~になる」という構文は暗示になっています。
前後に因果関係があるように思い込み、暗示という色眼鏡を使って世の中を見ているのです。
たとえば、「気楽に生きると批判される」と思っていた場合、そこばかりにフォーカスし、
気楽に生きて批判されない人や気楽に生きて批判されていない場面をシャットアウトするのです。
このように、暗示を強化しながら、「こうするべき」の外側に行くことを恐れているのです。
しかし、この暗示に前後の因果関係はありません。
あなたがそう信じて疑わないだけです。
だから、この暗示を解いてしまいましょう。
解き方は大きく以下になります。
- 暗示であると気づく
- 暗示は間違いであることを疑う
- 暗示をひっくり返す
仕事の失敗で自分を責めない、自分を肯定していく方法に詳しく書いてあるので、そちらを見てください。
方法2.覚悟する
上記であげてもらった怖いことが起こることを覚悟します。
批判される、周りの評価が下がる、将来食いっぱぐれることを覚悟するのです。
- 気楽に生きて批判されてもいい
- 気楽に生きて周りの評価が下がってもいい
- 気楽に生きて将来食いっぱぐれてもいい
そして、実際に飛び込んでみることで、恐れていたほどでもなかったことに気づけるのです。
すると、「こうするべき」というルールが自然と緩んできます。
②不足感
自分に対する不足感や自分は欠けているという思いから、
「欠けている部分を補うべき」「成長するべき」というルールが生まれることがあります。
そして、この不足感は幼少期のころの「自分は愛されていなかった」という思いから生まれます。
この満たされない思いを癒し、あれでも愛されていたのだと気づくことで自分に対する不足感は埋まってきます。
思いを癒す方法や、愛されていたことにどうやって気づくのかについては、
不足感をまとめた「自己評価が低い」ダメな自分を認める方法を読んでください。
③罪悪感
罪悪感によっても「こうするべき」というルールが生まれます。
そして、何に対して罪を感じているかというと、母親を幸せにできなかった罪です。
母親を幸せにするために理想の自分になろうと頑張ったり、
母親が幸せになるまで自分が幸せになることに許可を出せなかったりします。
これについては、人生を楽しむことができない心理的な理由に詳しく書いてあるので、
そちらを読んでもらえればと思います。
罪悪感については、元々母親を幸せにする義務はないし、
幸せに感じるかどうかは母親の主観であり、あなたがどんな環境を用意しようと母親を幸せにすることはできないのです。
だから、母親の幸せを優先するのではなく、自分が先に幸せになってください。
それが、もしかしたら母親の幸せなのかもしれません。
乱暴な書き方になってしまったかもしれませんが、詳細は上記で紹介した記事を読んでみてください。
3.気楽に生きるための考え方
上記で、気楽に生きる許可を出す方法を紹介しました。
以降では、気楽に生きるためのハードルの下げ方を説明します。
気楽に生きられないということは、自分に課したハードルを頑張って越えようとしているということです。
では、あなたは何のためにそのハードルを設定したのでしょうか?
また、ハードルをその高さにしたのはなぜでしょうか?
そして、そのハードルは越えなければならないものでしょうか?
あなたが当たり前に感じているハードルを一回疑ってみてください。
- 期待に応えられなくても愛されている
- 認めようと頑張らなくても、最初から認められている
- ダメ出しをしているのはもしかしたら自分だけかもしれない
そして、自由に気楽に生きる上で、高いハードルは必要なものではありません。
ぜひ、このハードルを下げてみてください。
- 損をさせていい
- がっかりされていい
- 嫌われていい
と、自分の中で思うことで、ハードルが下がっていきます。
また、実際に自分が思っているハードルの下をくぐることで、恐れていた現実を体験することができます。
すると、恐れていたほどのことは起こらないのだと実感できるのです。
結局、想像が一番怖いのです。
ぜひ、相手に損をさせて、がっかりされてもいいと思ってみてください。
また、可能であれば、実際にやってみてください。
その上で、ハードルを越える越えないではなく、自分が持っているものを提供していけばいいのです。。
4.まとめ
今回は気楽に生きるための許可の出し方と、プレッシャーの元となるハードルの下げ方を説明しました。
何かに悩んだときに、自分や周りの環境を変えようとしてきたかも知れませんが、自分で自分を縛っていることが多いです。
誰に頼まれたわけでもないのに、勝手に自分が用意したルールを常に守ろうとしているのです。
それに気づき、今までの逆をやってみることで今まで見えなかった世界が広がっていくのです。
自分ルールから解放されるという観点で、「人生に疲れた」と感じる理由と疲れる人生から抜け出す方法も読んでみてください。