勉強も仕事も結婚も自分の思い通りにはいかなかった。
自分が目指した道を中途半端なまま諦めてしまった。
自分のやりたいことも見つからないし、時間を無駄に過ごしてこの年になってしまった。
自分の人生は失敗だったのかもしれない。
自分の人生を肯定できないと、虚しく寂しい気持ちになると思います。
この記事では、今までの過去を清算し、これからの未来が楽しく豊かになる方法を紹介します。
ぜひ、失敗に感じた過去を手放す方法と、今とこれからの人生を作る考え方を試してみてください。
1.失敗に感じた過去を手放す方法
まず、失敗に感じた過去を手放していきます。
1-1.何を失敗に感じているか明確にする
自分の人生の何に失敗したのか具体的に考えてみてください。
- 小さなころ目指した夢を諦めてしまった
- 好きになった人に告白する勇気がでなかった
- 受験に失敗した
- 仕事でエリートコースを外された
- 結婚相手を間違えた
- 特に何もすることなく年齢だけ重ねてしまった
「全部」等漠然と考えるのではなく、具体的に挙げてみてください
1-2.自分を責める
そして、そんな失敗をしてきた自分をしっかり責めてみてください。
意気地がなくて、根性がなくて、中途半端で、自分の気持ちを貫けない弱い自分に何て言いたいですか?
- かっこわりー
- バカじゃないの!?
- 何やっても中途半端だな
- 結局、お前は何やってもダメじゃねーかよ
なあなあにして、自分の中でくすぶり続けるのではなく、
どんな自分が嫌いなのか、どんな自分のことを情けなく思っているかしっかり見つめてください。
そして、あなたはそんな自分のことを誰かに責めて欲しいのかもしれません。
また、誰かに謝りたいのかもしれません。
責めて欲しい言葉や謝りたい言葉を自分に対して言ってみてください。
1-3.仕方のないことだと自分を許す
もういいかなと感じるところまで自分を責めたら、そんな自分を許してあげてください。
中途半端で、弱くて、根性のない情けないあなたがあなたなのです。
今まで嫌って追い出したいと思っていた自分の一部を慈しんであげてください。
そして、あなたはあの時も頑張っていたのです。
勇気を出そうとしたり、上達しようとしたり、相手を傷つけないように配慮したり。
当時のあなたができることはやっていたのです。
そうは思えなくても、頑張ったことにしてみてください。
そして、今も過去の自分を否定して、理想の自分でない自分を罰し続けています。
自分に対してそんなに厳しく当たらなくてもいいです。
中途半端で弱くて情けない自分でもいいのです。
ぜひ、そんな自分のことを許してあげてください。
といっても、責めたい気持ちがあるかもしれません。
そんなときはまだまだ自分を責めたいので、責めてあげてください。
ただ、責めるのも許すのも決めるのはあなたです。
この記事に辿り着いた今のタイミングで自分を許してあげるのはどうでしょうか?
1-4.心の偏りを知る
さらに、心の深いところにアプローチしていきます。
1-4-1.自分の本当の姿を知る
上記で上げてもらった人生の失敗について、成功して誰にどう見られたかったか考えてみてください。
- 自分をバカにしていた奴らを見返したかった
- 異性に尊敬されてモテたかった
- 両親に認めて欲しかった
「こう見られたい」という思いの裏には「そうでない自分」が張り付いています。
上記の例で言うと、以下のようになります。
- バカにされるような自分
- 軽く見られてモテない自分
- 認めてもらえない自分
まずはこの認めたくない自分がいることを認めてください。
バカにされ、軽く見られ、認めてもらえなかった悲しさを感じ、傷ついた自分を癒してください。
そして、この自分はセルフイメージと言います。
自分が自分のことをこう言う人間だと認識していると言うことです。
言葉を変えると、自分がこう言う人間だと想像しているだけなのです。
確かにバカにされることも、軽く見られることも、認められないこともあったかもしれませんが、あなたはそういう人間ではないのです。
たまたま起きた出来ごとから自分という人物像を作り上げていただけです。
作り上げたイメージは作り変えることができます。
職場で孤立、人間関係が激変する覚えてほしい1つの理論を読んでみてください。
1-4-2.自分の人生を失敗だと思うメリットを探る
次に、自分の人生を失敗だと思うメリットを考えてみてください。
- 失敗したと後悔していれば、新たなチャレンジをしなくて済み勇気を出さなくていい
- 自分にダメ出しをすることで、傷ついたときのショックを軽減できる
- 失敗だと自分を責めることで、罪を償える
少し痛いかもしれませんが、自分の頭の中を覗いてみてください。
そして、このメリットを放棄することも、人生が失敗だったという思いから抜け出す一つの方法です。
勇気を出して傷つき、大いにショックを受けることを覚悟するのです。
逆に言うと、人生を否定的に捉えることで自分を守っていたのかもしれません。
ありがとうという気持ちとともに、もうお役御免であることを自分に伝えてください。
また、罪の意識については、人生を楽しむことができない心理的な理由に書いてあるので、読んでみてください。
多くの悩みがこの罪の意識から生まれるので、オススメします。
2.今とこれからの人生を作る考え方
2-1.「こうするべき」を手放す
人生に失敗したと思うとき、あなたの中で「これが正解」「これは不正解」という正誤や、
「こうするべき」「こうしてはいけない」というルールがありませんか?
目標を達成することが正解、夢は諦めてはいけない、いい学校に行き、仕事ができなければいけない等
では、それは何のためでしょうか?
ただ、それが正解だと教えられただけなのかもしれません。
そして、その「こうするべき」通りにしないほうが、自分らしく充実した人生を送れるのです。
成功・失敗基準ではなく、楽しいつまらない基準、嬉しい悲しい基準にしてみてください。
あなたが目指したことは本当にやりたかったことでしょうか?
結果が出ずに落ち込み、結果が出たらプレッシャーになることは本当にやりたかったことではないのかもしれません。
本当に心の踊ることは、それをやっていること自体が楽しいのです。
結果がでたらさらに嬉しいですが。
その「こうするべき」を手放し、本当に楽しいことやりたいことをやっていけばいいのです。
2-2.成功して得られる幸せは成功しても得られない
成功して得られると思っている幸せは成功しても手に入りません。
成功と幸せは一致していないのです。
今が幸せに感じられなければ、成功しても幸せは感じられません。
感じられてもほんの一瞬です。
なぜなら、幸せは自分を取り囲む環境や手に入れたものではなく、幸せだと感じる心の状態だからです。
だから、成功しても失敗しても幸せな人は幸せだし、その逆もしかりなのです。
では、幸せを感じるにはどうするかについてですが、
それは、このブログすべての記事で書いてありますが、以下の記事がまとまっていると思います。
「自己評価が低い」ダメな自分を認める方法
「自分が嫌い」自分を嫌いになる12の理由と対応策
2-3.人生は今この瞬間しかない
過去、現在、未来と人生があるように思えますが、本当は今この瞬間しかありません。
今この瞬間の延長を未来だと思い、過去を今この瞬間という色眼鏡で見るのです。
つまり、今を幸せだと感じれば、未来もきっと幸せだと思うし、今の幸せを作ってきた過去にも感謝できるのです。
だから、過去の出来ごとなど一切関係ありません。
今の自分を満たす、ただそれだけなのです。
3.まとめ
今回は、人生の失敗について、過去の手放し方と今後の人生を幸せにする考え方を説明しました。
こう言っては元も子もありませんが、過去のことなんてどうでもいいのです。
しかし、その過去に縛られているのであれば、過去を見つめ想いを癒す必要があります。
ぜひ、腑に落ちるまで読み直して、過去を清算して今の幸せにフォーカスしてみてください。
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