職場で孤立している。
周りが自分を無視しているし、当然、職場の人たちの輪にも入っていけない。
居心地が悪いし、落ち着けない。だから、会社にも行きたくない。
その孤立が今回たまたまであれば、そこまで気にする必要はないけれど、それがいつもだと、自分に原因があるのか不安になりますよね。
今回の記事では、孤立をテーマに、環境を一変させるにはどうしたらよいかを、
NLPの理論に触れながら、説明していきます。
とても強力な理論で、この話さえ理解しておけば、
孤立というテーマだけでなく、どんな問題においても対応できるようになります。
1.湧いた感情は感じきる
ここは毎回同じなのですが、
まず、何か感情が湧いたら、よい悪いを判断せずに、その感情を味わいます。
今回であれば、孤立して悲しい気持ち、寂しい気持ち、腹が立つ気持ち、落ち込む気持ちを感じます。
ムカつく感情の扱い方も参考にしてください。
2.今回、たまたま、孤立してしまった場合
職場での孤立やいじめは、順番にやってきます。
自分の中に原因を探して対応しようとしても、順番制なのであまり意味のないことです。
逆に、原因を探り、対応することは自分の守るべきルールを増やすことにつながります。
「もしかしたら目立つことで嫌われてるかもしれないから、控えめにしておこう。」
すると、あなたの中で守らなければいけないルールが一つ増えます。
このルールが多ければ多いほど、強ければ強いほど、日々の生活は息苦しくなり、”自分らしさ”が失われて行くのです。
そして、自分とは違う自分で生きていくと、
愛情が感じられず、
充実感もなくなり、
周りに不満を多く持つようになります。
なので、今回たまたま孤立してしまった場合は、
「これは、たまたまなんだ」と思い、悲しく辛い感情だけ味わってください。
助けてくれる人に助けを求めてみてください。
耐えられないほどなら、環境を変えてもいいと思います。
「逃げない」それが良いことのように思うかも知れませんが、
それも親や社会からもらった「こうあるべき」というルールです。
大事なことは、ルールより、自分の気持ちです。
3.いつも孤立してしまう、いつも嫌われる場合
孤立することがたまたまではなく、いつもの場合、
もしかしたら、あなたの中に、孤立する”前提”、嫌われる”前提”があるのかも知れません。
この世は全て、自分が持っている”前提”通りのことが起こります。
自分が孤立している前提であれば、孤立している結果が返ってくるし、
嫌われる人という前提であれば、嫌われるという結果が返ってくるし、
逆に、愛されている前提であれば、愛されるという結果が返ってきます。
なので、いつも孤立するという人は、この”前提”が孤立するに偏っているのかも知れません。
4.ニューロ・ロジカル・レベルについて
もう少し詳しく説明します。
NLPにニューロ・ロジカル・レベルという理論があります。
一番上の自己認識が”前提”・”セルフイメージ”の箇所となります。
説明すると、自己認識通りの価値観を持ち、
価値観通りの能力を有し、
能力通りの行動をし、
行動通りの環境に身を置くのです。
つまり、一番上の自己認識を起点として、
その自己認識に矛盾しないような価値観・能力・行動・環境を揃えて行くのです。
だから、もし、あなたが、ずっと孤立しているのであれば、
「私は孤立する」という自己認識、つまり、前提があるのかもしれません。
5.前提を変えるにはどうするか
次に前提の変え方を紹介します。
前提を変えるアプローチは2つあります。
- 自己認識をひっくり返す
「私は孤立する」→「私は輪の中心にいる」
という風に、自己認識をひっくり返すのです。自分でひっくり返す言葉を考えて、つぶやいてみてください。 - 環境・行動を変える
もし、何をしててもみんなの輪の中心にいて、誰からも愛される人であるならば、あなたはどこに住み、どういう職場で仕事をし、どう振舞っていますか?その環境・行動通りにやってみてください。
6.そもそも、なぜその前提を持ってしまったのか
ところで、「私は孤立する」「私は嫌われる」という自分に不都合な前提をなぜ持ってしまったのでしょうか?
それは、子どものころ、たまたま起きた何らかの出来事によって、
「私は孤立するのかも」「私は嫌われるのかも」と思い、
今に至るまで、あらゆる出来事を「孤立」と「嫌われる」に関連付けて、自己認識(前提)を強化してきたためです。
でも、そもそも、「孤立するのかも」「嫌われるのかも」と思うきっかけとなった出来事は、「たまたま」です。
自分の性格や能力や容姿には一切関係なく、「たまたま」それが起きたのです。
そう、あなたは、その「たまたま」の出来事をきっかけに、ずっと勘違いしているのです。
だから、あの出来事は勘違いだったのかと理解できたら、
前提が変わり、すべてが自然と変化していくのです。
また、そのきっかけとなった出来事が思い出せなくても問題はありません。
前述の5を試して行けば、自己認識は変わっていきます。
7.まとめ
今回は、ニューロ・ロジカル・レベルの理論を説明しました。
自分の「前提」が変われば、すべてがその前提にふさわしいものに変わっていきます。
前提の変え方を参考に、実生活で試してみてください。
また、このニューロ・ロジカル・レベルの話は、どの悩みにも共通する理論なので、
自分の悩みをヒントに、自分の前提を探り、その前提をひっくり返してみてください。