あの女、ムカつくんじゃ!!
想像しただけでもはらわたが煮えくり返る。
この世から消えればいい。
ムカつきますよね、絶対ムカつくんですよ。
その気持ちを否定しなくていいし、怒らない穏やかな人になる必要もない。
ただ、怒る気持ちがある今だからこそ、幸せになる自分だけの方法が見つかるのです。
この記事では、怒りの感情の付き合い方と、そこから自分を知り幸せになる方法を紹介します。
1.ムカつく感情を感じる
怒りの感情が湧いたときは、その感情を否定せずひたすら感じます。
(怒り以外の感情についても同様で、その感情をなかったことにせず、気が済むまで感じます。)
どこがムカつくか探してみて、そのポイントに対する怒りも感じてみてください。
・あの女ムカつくわぁー
・自己中で自分勝手で、お前の自慢話なんて聞きたかねーんだよ
・性格最悪、死んじまえ
どんなところがムカつくか書き出してみてもいいかもしれません。
ムカつくものはムカつく、それでいいんです。
感情は感じ切ると終わります。
まだ、ムカつきますか!?
ムカつくようなら、まだまだ怒り足りない。
自分を不快にさせたアイツをそんな簡単に許しちゃダメです笑
簡単なワークをやってもいいかもしれません。
・ムカつく人をちっちゃくして、手のひらに乗せて、パチンと叩き潰す
・新聞紙を丸めて手当たり次第にものを叩く、罵詈雑言とともに
・家にあるお皿を片っ端から割ってみる
少し落ち着いてきました??
頭に来ている状態では、以降の文章は頭に入ってこないので、
落ち着くまで先に進まないでください。
2.ムカつく女をヒントに自分を知り、安心や幸せを感じる自分になる
では、ここからが本題です。
自分が感じる感情には、自分を知るヒントがあります。
自分を知ってどうするんだと思うかも知れませんが、
自分を知り、その自分を認めることができると、安心がやってくるのです。
心が満たされて、世界に受け入れられた気持ちになります。
自分への不足感や不満、不安や焦り。
それを外から持ってこようとしても、埋まることはないのです。
いくら実績を積んで、認められようとも。
いくらお金があろうとも。
いくら周りから羨ましがられるようなものを手に入れたとしても。
自分への不足感・欠乏感を満たす方法はただ一つ、自分の内側を自分で満たすことです。
それが自分を知り、認め、受け入れていくということなのです。
それができて、初めて、幸せを感じられるようになるのです。
以降では、なぜ腹が立つのか、その理由に触れ、自分を知る方法とその自分を受け入れていく方法を紹介します。
以下の方法で、安心と幸せに包まれるということを意識しながら読んでもらえればと思います。
3.ムカつく理由
ムカつく理由は突き詰めていくと、大きく以下の2つになります。
①自分を大事に扱ってくれていないと感じるから
②自分が守っているルールを破るから
詳細については、人を嫌う原因の1に書いてあるので、読んでみてください。
4.ホントの自分を知る
次に、自分のことを探っていこうと思います。
4-1.あいつが私を大事にしていないということは、私が私を大事にしていない
まず、①自分を大事に扱ってくれないと感じている場合、
私を大切にしていないのは、疑うことなく「あの女」ですよね!?
つまり、「『あの女』が私を大事にしてれない」と感じていると思います。
ですが、本当は、あなたがあなたのことを大事にしていないのです。
正しくは、「『私』が私を大事にしてくれない」ということです。
ホントのあなたはどう感じていたか
内側のあなたはその時何を叫んでいたか
それを捻じ曲げて、外向きの顔を作っている。
悲しい、嫌だ、傷ついた、大事にしてほしい、そんな思いを無視して空気を読む。
そして、なんでもないフリ、大丈夫なフリをする。
内側の気持ち、ホントの「私」を大事にしていないのは、「私自身」なのです。
そのホントの気持ちに気づいてほしくて、怒りがこみ上げてくるのです。
4-2.ムカつくあの女、それって実はホントの私
次に、②自分が守っているルールを破るのを見てムカつく場合、
あのムカつく態度や言動をする女こそが、本当のあなたなのです。
元々、生まれたときには何のルールも持っていませんでした。
でも、親に気に入られるためにルールを自分で設定して、頑張って守っているのです。
ということは、生まれたままのホントのあなたは、
当たり前のようにそのルール違反をするのです、そうあの女と同じように。
それが昔からの習慣で、無意識になっているだけで、
ホントのあなたは、ムカつくあの女と同じ要素を持っている。
そして、そんな要素を持っていたら、親に怒られると怖くなって腹を立てたり、
自分を縛るルールを持っていないあの女が羨ましくて腹を立てているのです。
5.ホントの自分を受け入れる
最後に、そんなちっぽけで弱々で常識がなくて傲慢な自分を受け入れます。
これはもう、ひとえに諦めです。
器が大きくて、人に優しくて、泣き言を言わない強い人、そんな人になりたかったー。
でも、違うんだなー、あぁ、残念。
そう、諦めてください。
ホントは器が小さくて、自分さえよければそれで良くて、すぐに投げ出したくなる、そんな人間なんですよ。
あのムカつく女は自分だった。
そして、そんな残念な自分を受け入れることで、
「やっと自分にわかってもらえたという安心感」が広がっていくのです
ワークしましょうか!?
- 水をすくうように手のひらを出してください
- そこに、自分が嫌っていた部分、認めたくなかった部分を乗せてみてください
- その取り出した自分に向かって、こう言ってみてください
「こんにちわ」
「そこにいるの気づいたよ」
「嫌ってごめんね」
「無視してごめんね」
「いてくれてありがとう」
「これからは一緒だよ」
「もう大丈夫だよ」 - そして、その自分を乗せた手を胸に近づけて、
「おかえり」と言って、自分の中に入れてみてください
以上です。
何か感じることはあったでしょうか!?
そして、嫌ってた自分を受け入れてもいいかなと思えてきたら、
そんなダメダメな自分で生活してみてください。
イラっとしたときは、そのまんまイラっと態度に出す。
大事にされていないと感じたときは、「やめて」と言う。
禁止していたタブーを破る。
はしゃぐ、騒ぐ、悪口を言う、自慢する、皿に残っている唐揚げ、最後の一個を取る。
あなたの中のちっちゃな自分、本当の自分を守れるのはあなただけです。
自分を大事にしてあげてください。
6.まとめ
怒りの感情の扱い方と、そこから自分を知る方法と受け入れ方を説明しました。
怒り心頭でこの記事を読み始めた方にとっては、腹立たしく思ったかもしれません。
認めたくない部分もあるかもしれません。
でも、そんな自分を認めることで、自分の内側を満たすことができ、
安心と幸せを感じられるようになるのです。