沈黙が怖いと感じる深層心理!沈黙恐怖症を解消し人間関係を気楽にするには

沈黙が怖くて人と話していても楽しめなかったり後でどっと疲れることってありますよね。
この記事では沈黙が怖いと感じる時、どうしていったらいいかについて話をしていきます。

沈黙の怖さを根本から解消していく話をしているので、そのつもりで読んでくださいね。
悩みを紐解く方程式です。

ぜひ、沈黙を嫌わず目の前の人間関係を楽しんでもらえたらと思います。

1.なぜ沈黙が怖いのか~沈黙恐怖症の根源を知る~

沈黙しても気にならなくなるにはどうしたらいいのかの話をする前に、なぜ沈黙が怖いのかを明確にしていきましょう。
ここを明確にすることで、あとで紹介する沈黙が気にならなく方法を具体的に実践してもらうことができます。

なので少し下記質問の答えを考えてみてください。

<質問1>

「沈黙すると何が怖いのか」
「沈黙するとなぜ嫌なのか」

色々、答えが出てくると思います。

  • つまらないやつだと思われる
  • 相手が楽しくないと感じるかもしれない
  • 自分のダメなところが露呈してしまうかもしれない

もう、一段階深めておきましょうか。

<質問2>

今答えてもらった怖いことが起きると、さらに自分はどんな風に考えて落ち込みますか?

  • 自分を価値のないやつだと考えて傷つく
  • 周りに嫌われると考えて落ち込む
  • 異性にモテないやつだと考えて絶望する

漠然とした怖さはとても怖いものですが、怖さを明確にしておくとその怖さが等身大の怖さとして感じることができます。
また、怖さが明確になれば自分が何と向き合ったらいいのかが分かっていきます。
次に説明していきますね。

2.沈黙の怖さ(沈黙恐怖症)を解消する

2-1.起きたら怖いことを引き受ける

沈黙の何が怖いのかが明確になったら、あとはその怖いことを引き受けていきます。
<質問1>で「つまらないやつだと思われるのが怖い」と出てきたら、「つまらないやつだと思われていい」と引き受けてしまうということです。

  • つまらなやつと思われていい
  • 相手が楽しいと感じなくてもいい
  • 自分のダメなところがバレてもいい

そうやって、開き直って引き受けてしまったらいいです。
我々が何かを怖いと感じる時、それがまだ起こっておらず回避しようとするから怖いのです。

実際それが起きてしまったら想像よりも大したことがなかったと感じることが多かったのではないでしょうか。
そうなんですよね。
想像段階が一番怖いんです。

だから、もうその怖いことが起きてもいいと引き受けて開き直る。
すると、怖さが段々と怖さではなくなっていきます。

2-2.「引き受ける」とは

そして、よく起こりそうな嫌なことを引き受けようという話をすると、「嫌なことを引き受けても怖さが無くなっていきません」と言われることがあります。
それは「『嫌なことを引き受けること』を沈黙の怖さを無くすためのツールとして使おう」と考えているからです。

「嫌なことを引き受ける道具を安全に使うことによって怖さがなくなる」というニュアンスではありません。
上辺ではなく嫌なことが本当に起きることを本当に覚悟するということです。

「本当に覚悟する」という気持ちを作るのですが、その気持ちを作ろうと思っても実際難しいです。
じゃあ、どうするかというと、実際に沈黙を作ってみてください
人と話している時に沈黙をあえて作ってみるということです。

そうすることによって、上記で考えてもらった嫌なことは起きるかもしれません。
その状態こそが、「沈黙をすることによって起きそうな嫌なことを引き受けた」という状態です。
ぜひ、「嫌なことが起きてもいい」と覚悟しながら沈黙恐怖症の怖さを和らげていってもらえたらと思います。

2-3.自己肯定感が上がると沈黙は怖くなくなる

また、嫌なことを引き受けて実際に沈黙を作ってみるということをしていくと、とても大きなメリットがあります。
それは「自己肯定感が上がる」ということです。
そして、自己肯定感が上がることで沈黙になる怖さがまた小さくなっていきます。

最近よく目にする自己肯定感という言葉。
これは、自分自身を肯定する感覚なのですが、「自分を認めよう」「これでいいんだ」と念じたところで自己肯定感は上がっていきません。

なぜかって自己肯定感は感覚であり思考ではないからです。
いくら頭で考えて自分は「これでいい」と自分に言い聞かせても、感覚として「これでいい」ということを体感していなければそれは自己肯定感ではないからです。

では、どうやったら自己肯定感が高まっていくかというと、「『自分がダメだ』と感じているところをさらしてみる」ことによって自己肯定感は高まっていきます。
「隠すのは自己否定、さらすのは自己肯定」です。

それがバレちゃいけないと必死に隠すということはその部分をとても強く否定していることで、逆にもうバレてもいいやとさらしていくということは自分を強烈に肯定しているということです。
『感覚』を育てるということはそういうことです。

では、沈黙が怖い場合、どうやって「自分のダメだ」という部分をさらして自己肯定感を上げていったらいいかというと、沈黙をやってみたらいいということです。
沈黙をしてみることで上記で考えてもらった「つまらないヤツ」「楽しくないヤツ」がバレていきます。
そうやって「バラしてもいい」「さらしてもいい」というアクションを取ることで、自己肯定感が育っていきます。

簡単に言うと、沈黙をあえてすることで自己肯定感が育つ、自己肯定感が育つことで沈黙が気にならなくなる。
沈黙が気にならなくなるから沈黙を選んでさらに自己肯定感が育つ。
みたいなループに入っていきます。

逆に、「自己肯定感が育ってないから沈黙ができないんじゃあ!」という話かもしれませんが、鶏が先か卵が先かって話ですね。
今、自分の元に自己肯定感がないんだから「沈黙をしてみる」の一択だということです。
勇気もいるし怖いことだと思いますが、ぜひ、沈黙をしてみて隠したかった自分のダメなところをさらしていってくださいね。

3.沈黙しないことが良いわけではない

上記を勇気を持ってやっていくことによって、「沈黙しても大丈夫」「つまらないやつに思われても大丈夫」と大丈夫なことに気づいていき沈黙への怖さはなくなっていきます。
ただ、沈黙をしろといきなり言われても抵抗が大きいと思うので、少しでも沈黙への抵抗を減らすためにここでは沈黙を避ける行為を別角度から見ていこうと思います。

沈黙を避けて次々に話題を出したり、会話を途切れないようにする。
そして、盛り上げる。

これは一見、楽しそうでいいように感じるかもしれませんが実際会話している相手は疲れます。
次から次へと話が続き、休憩する時間がないというか。

どんなに会話が盛り上がっていても、人はその沈黙や会話の間によって少し休憩し呼吸を整えます。
沈黙を嫌い会話を矢継ぎ早に繰り出すことによってこの休憩の時間を奪っているんですよね。
会話が終わった時に、「あれ?何か疲れているな」と双方感じるのはそのためです。

だから、「沈黙をしない」というのは「それが良いこと」というわけではなく、デメリットもあるということを覚えていてください。

また、沈黙というのは一人でできるわけではなく、相手も黙っているから沈黙が生まれるわけです。
つまり、自分がつまらないとか、自分が悪いっていうわけじゃなく、「相手もしゃべれよっ!」って話ですよね。
自分ばかりにフォーカスを当てるのではなく、相手のせいにもしながら気楽に構えてもらえたらと思います。

4.沈黙が怖い(沈黙恐怖症)のまとめ

今回は、「沈黙が怖い」や「沈黙恐怖症」についてまとめました。
沈黙が怖いのは沈黙によって嫌なことが起きそうだと考えるから怖いのであり、自己肯定感の低さによって「そんな自分ではダメだ」と強く感じているから余計怖さが増してきます。

この沈黙の怖さに関しても自己肯定感という感覚を育てていくのも、起こりそうな嫌な出来事を引き受けて「実際に沈黙をしてみる」ことで怖さは解消し、自分は自分でいいと感じる自己肯定感は育っていきます。

ぜひ、できることろから勇気を出して沈黙への怖さを小さくしながら、「どんな自分でもこれで良かった」という感覚を育てていってくださいね。
人間関係や人との会話を心から楽しむことができるようになります。

また、一人ぼっちの寂しさを解消する方法!親友を作るにはに深い人間関係を作っていく話をしているのでぜひ参考にしてみてください。