離婚したいモヤモヤが消える!不満が解消するスタンス

  • 2019年9月1日
  • 2020年5月17日
  • 人間関係
  • 1031回
  • 0件

旦那とはもう会話がなく顔を見るだけで嫌な気持ちになる。
仕事ばかりで家事や育児は全く手伝ってくれない。
なんでこの人と結婚したのか後悔している。

「あー、離婚したい」

今回のテーマは離婚についてです。
離婚したいと感じたら離婚するのもアリですよね。
この記事では離婚することに背中を押していきます。

その一方で離婚してもう相手と会わなくなるからこそできるチャレンジがあります。
チャレンジとは今までの自分と違うスタンスを試してみるということです。

相手に不満をためるのは、一つ、相手によることろもありますが、自分のスタンスによって不満を溜めてしまっている側面もあります。
不満を溜めるスタンスで別の人と向き合ってもやはり不満は溜まっていくので、このタイミングで不満を溜めないスタンスの試行錯誤をしてもらえたらと思います。

自分のスタンスが変わることで相手からとても愛されていることに気づくこともあるし、それでもこの人といたくないと感じるのであれば離婚すればいいし。
どちらにしても今だからできるチャレンジをしながら、人との関係で幸せを感じられるスタンスをインストールしてみてください。

1.離婚はしてもいい

では、まず、離婚はしてもいいという話から始めていきます。
意外と「離婚はしてはいけないのではないか」「子供に影響が出るかもしれない」と離婚に対してブレーキを感じている方が多いです。
しかし、離婚は当たり前にしていいですよね。

それはそのはずで、自分の人生をどう決めようと自分の自由だからです。
それが離婚であっても子供を片親にさせることであっても自由だからです。

「離婚はすべきではない」「子どもがかわいそう」なんて言う人もいるかもしれませんが、それが正解だというわけではなく、そう言う人に守るべきルールが存在するというだけの話です。
その人が「離婚すべきではない」と頑なに信じている場合、自分の怖さやおせっかいの親切心から離婚しようとしている人を止めようとします。

ですが、それは、その人にとって「あなたが離婚しない方が安心する」というだけの話であって、相手を安心させるために自分や自分の人生を我慢させる必要はありません

2.子供への影響

また、離婚する上で子どもへの影響を考えるかもしれません。
私は心理カウンセラーをしているので、悩みを聞きながら両親のことや小さな頃の家庭環境を聞くことが多いです。
では、どんな家庭環境だと将来悩んだり自分を責めたりするのかというと、そこに法則はありません

親から否定されたり無視されたりして自分を大事に扱えない場合もあるし、親からの過干渉で息苦しく窮屈に感じている場合もある。
バランスが取れた子育てであっても「子育てには不満はないけど自分達はいい子育てをしているという自負感が許せない」という方もいました。

だから、どう育てたらどうなると一概に言うことはできないないということです。
良かれと思って愛情と手をかけて育てたら繊細で傷つきやすい子になるかもしれないし、雑に放っておいたらたくましい子になるかもしれない。
そこに原因と結果があるわけではなく、たまたまという偶然が存在するだけです。

だから、離婚して子どもが片親になっても、それがその子にとってどう影響するかはわからないということです。
結婚生活を続けたまま冷え切った夫婦関係を見せても離婚して自由に楽しんでいる背中を見せても、子どもがどう育つかはわかりません。

わからないからこそ、自分の幸せを考えたらいいと思います。
自分を我慢させて誰も幸せにならないというのでは誰も救われない。
自分を幸せにしていれば、少なくとも自分は幸せですからね。

また、人はいつからでも自分の価値観や考え方、信じていることを変えられます。
だから、子どもが苦しい価値観や考え方を持ったとしてもそれは変えればいいだけの話です。

「三つ子の魂百まで」のように小さな頃に身に付いた価値観・考え方はずっと続くように言われてきましたが、”自分”の子育てを大きくなってから自分自身ですることで子育てのやり直しをすることができるのです。
自分の育て直しのような感覚ですね。

そして、親の子育ては自分にとって完璧ではありませんが、自分自身の子育ては自分のことなので理想通りに行うことができます。

そう言った意味で親の影響力はあまり大きくはありません。
初期設定がどうだったか(それは親がコントロールできるところではありません)というだけの話であり、カスタマイズはその子自身ができるわけですから。
ぜひ、子どもがいるからとそんな肩肘張ることなく気楽に構えてくださいね。

3.相手に不満を抱かないスタンスを身につける

ここまでで離婚してもいいという話をしてきました。
ただ、このまま離婚してしまうのは少しもったいない気がします。
何がもったいないかというと離婚すると決意したタイミングだからこそ、色々な”冒険”ができるということです。

今まではやりたくもない家事や育児をしながら、何もしない旦那さんに腹を立てていたかもしれません。
しかし、「もう離婚するんだし」ということで、家事も育児も全部旦那に任せたらどうなるのかという“実験”ができます

そもそも不満というのは自分の我慢から生まれます
主婦だから親だからそういうものだからと自分を納得させている中に我慢は生まれ、その我慢のレベルが高ければ高いほど相手に不満を抱くということです。

そして、大事なことは不満は相手が変わればなくなるというわけではないということです。
相手が変わってこれで私も幸せな結婚生活が送れると思ったところで、自分が我慢するというスタンスを続けていたらまた徐々に不満は溜まっていくのです。

「相性」なんて言葉がありますが、相性とは自分の理想を相手が全て叶えてくれるということではありません。
言わなくても察してくれてやってくれたり阿吽で分かり合えることが相性ではありません。

嫌なことは嫌だ、負担が大きいところは大きいとお互い言って、すり合わせをして妥協点を見つける。
お互いの妥協点がそれぞれ我慢なく(ときに我慢はあるかもしれませんが)、無理せずやっていけることが相性です。

最初から嫌な事を飲み込んで穏やかに済ませようというスタンスではこのすり合わせができません。
だから、本当の意味での「相性」が目の前の相手とどうなのかを見ていく上でも、我慢しないというスタンスが必要になります。
ぜひ、この離婚しようというタイミングで我慢せずに相手に伝えるスタンス、そしてそこからどうして行こうかとすり合わせるということを実験してみてください。

逆に、もし相手に怒りをぶつける形ではなく嫌な事を伝えられて、ちゃんと話し合った結果それはどちらも譲れないポイントだよねという話になったり一切話し合いにならなかったりするのなら仕方ないと思います。
そういう場合は、新しい恋人を見つけに行きましょう!!

4.我慢することをやめる

前の章で少し触れましたが、不満を溜めないスタンスを具体的に深ぼっていきます。
不満を溜めないスタンスを一言で言うと、「我慢しない」ということになります。

イメージとしては不満のスタンプカードがあって、我慢する毎にスタンプが押されていく感じです。
そして、10個溜まったらスタンプが全部埋まって大爆発する感じです。
大爆発した後は新たなスタンプカードを持ってきて、また新たにスタンプを集めていきます。
そして、ふと今までで溜まったスタンプカードを見て、離婚したいというのが今の状況です。

だから、スタンプを溜めないために我慢をしないことが大事だし、スタンプを押してしまったら嫌だと言ったりその場で怒ったりすることによって、押したスタンプが消えていきます

これは私の感覚ですが、「相手の気持ちをこちらに向かせることはできても、自分がそっぽ向いしまった気持ちを相手に向けることは中々厳しい」ように感じています。
我慢をして不満を溜めれば溜めるほど、相手への気持ちは無くなっていくので何はともあれ自分の気持ちを維持しておくために我慢をやめてみてください。

5.我慢を辞めるブレーキ

ここでは、我慢を辞める上で心理的に抵抗となることを二つ紹介しながら、そのブレーキを外して行く方法を紹介します。

5-1.家庭が回らなくなる

心理的なブレーキの一つ目は家庭が回らなくなることです。
そもそも我慢をしたくてしている方は一人もいないと思います。
それなのになぜ我慢をしてきたか。

それは、家庭をうまく回すためです。
旦那さんが機嫌悪くなって自分が嫌な気持ちになりたくないからだったり、子どものためなることをやってきたり、家事を自分がしなければ店屋物ばかりになるし部屋は汚くなるし。
だから、今まで我慢をしてやってきたと思います。
何か、ありがとうございます笑

だから、逆に我慢をやめることは旦那の機嫌が悪くなり子どもが健やかに育たず、外食ばかりで部屋は汚くなることに繋がるということです。
これがブレーキになっているので、ここを引き受けてしまってください

旦那さんが機嫌悪くもていい。
子どもが健やかに育たなくていい。
家の中がぐちゃぐちゃでいい。

と、まず受け入れながら我慢をやめてみてください。

そして、怒りモードではなく「これ実は嫌だった」「大変だから手伝って」と言ったときに旦那さんは機嫌が悪くなるのか。
自分が我慢しないことで機嫌が悪くなる人と本当に一緒にいたいのか。
子どもはあなたが我慢しないと健やかに育たないのか、我慢している親の姿を見ることで子どもは何を感じるのか。
食事を自分で作らず家が汚いことの何が悪いのか。
ということに少し考えを巡らしてみてください。

我慢することで現状を維持するのではなく、我慢をやめることで新たな展開が始まっていきます
自分の中で踏ん切りをつけて嫌だと言う、手伝ってと言う、役割分担を決めるなどなど、自分一人が我慢する状態を変えていってみてください。

5-2.どうせ協力してくれないという拗ね

我慢をやめられない二つ目の理由は「どうせ」という拗ねになります。
人は何か悲しい出来事が起きた時に、「どうせ」と拗ねることがあります。
拗ねることで自分を守っているのですが、一度「どうせ○○だろう」という思いを自分の中に作ると、今度はその「どうせ」を「やっぱり」と確認したくなるのです。

「どうせ私のことを手伝ってくれない」「どうせ私のことなんて大事じゃない」と思うと「やっぱり手伝ってくれない」「やっぱり大事にしてくれない」「やっぱり愛していない」と確認作業に入ります。
我慢をやめて自分が楽に満たされて生活するよりも確認作業の方が優先順位が高いため(ほとんどが無意識です)、我慢をやめて幸せになるより我慢して「やっぱり」を確認してしまします。

ただ、意識できてしまえば、後は「自分が折れる」だけです。
「どうせを確認したいのか」と認識して、そのどうせを確認しなくていい。
悔しいけど素直になってもう一度愛されてみよう、愛させてあげよう。
と、自分で決めるだけです。

この拗ねは夫婦関係で初めて作られる場合もあるし、幼少期の親との関係で作られることもあります。
幼少期からずっと「やっぱり」の確認作業をしていると思うと恐ろしいですよね。

その「やっぱり」の確認作業によって自分が幸せになることは無く、拗ねていても世の中がうまく回っていかないので、今まで頑張ってきた苦労が水の泡になるような気がするかもしれないし、目の前の相手に負けたような気がするかもしれませんが、ぜひ、今までの苦労を無駄にして負けながら、「どうせ」という拗ねをやめてしまってください

拗ねをやめることに特別な方法があるわけではなく、拗ねをやめると決めるだけです。
ぜひ、自分の未来のために拗ねをやめると決めてしまってくださいね。

6.まとめ

今回は「離婚したい」をテーマにまとめました。
離婚したいと感じるのであれば、ぜひ離婚してしまってください。

家族を大事だと言う人がいたり、昔は旦那に腹が立っていたけど今となってはこの人しかいないからねというおばあちゃんの話も聞いたりしますが、”自分”にとって家族が大事なのかこの旦那が大事なのかはわかりません。
大事かわからないものを不満を持ちながら生活するっていうのはとてもストレス溜まりますからね。

だから、一度捨てるっていうことはとても意味があることだと感じています。
「玉石混淆」という言葉は私は好きなのですが、宝石と石が混じり合っている。
今手にしているものが宝石かもしれないし、石かもしれない

そんな状況の中、手にしている宝石を石だと思っているのも不幸な話だし、手にしている石をみんなが宝石だって言うから大事にしているのも納得いかないですよね。
そんなときは一度捨てて見るに限ります
捨てて何の未練もないなら石だし、捨ててみてやっぱり大事だと感じるのであればそれは宝石だったということです。

そして、捨ててみた宝石が再度自分の元に帰ってこないかもしれません。
しかし、それでも捨てたそれが宝石だと体験を通して腑に落ちることが私たちの財産です
宝石を宝石だと分かっていたら、次は宝石を宝石として扱うことができます。
当たり前のことのようですが、幸せは当たり前の中にあります。

ぜひ、離婚したいと感じるのであれば離婚を本気で検討してみてください。
そして、自分のスタンスということも意識してみてくださいね。
自分が我慢して穏便にすますというスタンスは目の前の一瞬はうまく収まりますが、長い目で見たときに自分の不満が溜まるという一番穏便にすまない結果につながっていきます

それは、自分が不満だと幸せでないということもそうですが、やっぱり不満は伝わるしそれで関係はギクシャクしてくるかと思います。
「目の前を何とかする」「自分を我慢させてやりすごす」というスタンスをやめて、目の前のことを事を荒立てながら長い目で見たら不満はないというスタンスに変更してみてください。
そんなスタンスで生きられたら日々大事にされ、愛されている気持ちを十二分に感じますからね。

我慢について、我慢してるのにうまくいかない理由と解決策にまとめてあるのでこちらも参考にしてみてください。