人間関係がうまくいかない理由と人間関係が楽になるシンプルな考え方

  • 2015年10月5日
  • 2020年5月17日
  • 人間関係
  • 7741回
  • 0件

人との距離がなかなか縮まらない。
仲の良い友達や恋人ができない。
人といても息苦しい。

「人間関係がうまくいかない」

人間関係がいつもうまくいかないと、悶々とした気持ちを感じると思います。
また、自分の何が悪いのか、原因は何なのかと深く考え込んでしまうこともあるかもしれません。

この記事では、人間関係がうまくいかない理由と、
どうしたら人間関係の悩みが終わっていくのかについて説明していきます。

実は人間関係の話はとてもシンプルです。
詳しくは本文に譲りますが、人間関係における心が軽くなる仕組みさえ掴んでもらったらとても簡単な話です。

この記事はそのコアとなる仕組みを説明しているので、ぜひ、人間関係の指針としてもらえたら幸いです。
知識として理解したあとは、行動に移して実感してみてくださいね。

1.人間関係がうまくいかない2つの理由

まず、人間関係がうまくいかない理由を説明します。

1-1.自分と合わない人とうまくやろうとするから

一つ目の理由は自分と合わない人とうまくやろうとしているからです。

人間関係に悩んでいる方の多くが、「多く人と仲良くなろう」「より人から好かれよう」とします。
しかし、無理に誰かと仲良くなる必要も、より人から好かれる必要もありません。

仲良くなる人とはいつの間にか仲良くなっているし、気が合う人にはいつの間にか気に入られています。
そうじゃない人と無理やり仲良くしようとし、気に入られようとするから、
その人間関係に違和感を感じ、「人間関係がうまくいかない」と思うようになるのです。

1-2.自分が人と距離を持ちたいから

誰かと会っているときに息苦しさや疲れを感じることはありませんか?
もし、息苦しさや疲れを感じる場合、あなたが無理をしているということになります。

相手に合わせようとしたり、
自分のバレたくない部分を隠そうとしてみたり、
よく思われるように自分を見せてみたり。

その頑張りが息苦しさや疲れを生んでいます。

そして、その息苦しさや疲れを生む人間関係をあまりしたくないと無意識に思っているのです。
また、人と仲良くなりたいと思いながら、
弱い自分やカッコ悪い自分がバレるのが嫌なので、あまり近づいてほしくないのです。

自分が近づきたくないのだから、人との距離を感じるのももっともでしょう。
というより、自分の望みがかなっています。

2.人間関係のシンプルな話

では、どうしたら人間関係が楽なものになっていくのでしょうか。
これはとてもシンプルです。

「嫌われることを受け入れて、ただただ自分を表現する」です。

自分と合わない人と一緒にいる必要はありません。
相手に合わせて好かれようとしなくてもあなたを好いてくれる人がいます。

だから、あなたはそのままの自分を表現して、
あなたが付き合いたいなと思う人とだけ付き合ったらいいのです。

そして、ありのままのあなたを見て、去っていく人には去っていってもらう。
すると、あなたの周りには、あなたのそのままを好きでいてくれる人しかいなくなります。

誰に合わせなくても、誰のご機嫌を取らなくても、
そのままの自分を気に入ってくれる人しか自分の周りにはいない、そんな世界になるのです。

3.それでもうまくいかせたい場合

そうは言っても、たくさんの人には好かれたいし、
無理をしても周りから認められたいという場合は、自分の心の中を探ってみてください。

  • たくさんの人に好かれないとどんな怖いことがありますか?
  • 人から好かれないことで自分は何を失いそうですか?
  • たくさんの人と仲良くすることにどんな意味を見出してますか?

そして、人間関係が良くなって得られると思っていること、そして、嫌われて失うと思っていること。
それは、的外れです。

どれだけ人に好かれてもあなたが欲しいものは手に入らないし、
どれだけ人から嫌われても、失いそうな大事なものは失いません。

自分が何に執着しているのか、そして、それはなぜなのかを考えてみてください。
さらに、その想像は本当なのか疑ってみてください。

以降では、好かれることや嫌われることを避けることに対して執着するのはなぜか、
その代表例を3つ取り上げ、その執着をどうすれば捨てて行けるかについて説明します。

3-1.「自分は嫌われる人だ」という仮説を証明しようとしている

人間関係を良好にすることに執着する場合は、ある仮説が正しいことを証明しに行っているのかもしれません。

以下の言葉を口に出して言ってみてください。

  • 私に興味を持ってくれる人なんていない
  • 私はつまらない人間だ
  • 私は嫌われる人だ

言ってみてどう感じましたか?
言いにくかったり、ドキっとしたり、イラっとした場合は、図星なのかもしれません。

その嫌われる人という仮説を必死に証明するために、
「頑張っても私から人が離れていく」状態を体感しようとしているのかもしれません。

しかし、その嫌われている仮説を検証するまでもなく、その仮説は間違っています。

  • 好かれることもあるし、嫌われることもある
  • 面白いと思われることもあるし、つまらないと思われることもある
  • あなたに興味がある人もいるし、興味がない人もいる

これが真理です。
「自分は嫌われる人だ」と決めつけ、その証拠探しに明け暮れないでくださいね。

「嫌われる人だ」という仮説を手放す方法は、
職場で孤立、人間関係が激変する覚えてほしい1つの理論に詳しくまとめてあります。
参考にしてみてください。

3-2.人に好かれるか否かが自己価値と結びついている

人から好かれたときに自分に対して価値を感じ、人から嫌われたときに自分の価値を低く感じると、
どうしても人から好かれることに執着してしまいます。

これは、人からどう思われるかによって自分の価値が左右されている状態です。

一度、人間関係の良好さと自己価値が結びついていないか確認してみてください。
良好な人間関係が結べる自分に価値を感じて、そうじゃない自分をダメだと思っていませんか?

「人間関係がどうか」「人からどう思われるか」と、「自分の価値」は一切関係していません。

人から嫌われても自分の価値は下がらないし、逆に、人から好かれたとしても自分の価値は上がりません。
「人間関係と自分の価値は関係ない」と明確に意識して、その結びつきを断ち切ってみてください。

3-3.人から嫌われることが怖い

人から嫌われることを極度に怖がっていると、やはり人から嫌われることへの抵抗が大きくなってきます。

しかし、安心してください。
あなたは、嫌われるほど好かれていません。

嫌われるのではないかと思っているのはあなただけで、
周りはあなたのことを好きでいるわけでも、それほどあなたをずっと見ているわけでもありません。
だから、誰も見ていないから自由にやってみてください。

みんな、自分が生きることに必死で人のことにそんなに気を回してはいません。
本当は自分を見ているのは自分だけなのです。
だから、自分が自分さえ嫌わなければ、今生きている世界はそれで平和です。

「元々、そんなに好かれてないから、大丈夫!!」

人から嫌われることや人の目が怖くなったときは、思い出してみてください。

4.まとめ

今回は、人間関係がうまくいかない理由と人間関係をどう捉えていったらいいのかについて説明しました。
複雑に見える人間関係もいたってシンプルに感じたのではないでしょうか?

そう、いたってシンプルな話なのです。
ただ、そこには勇気が必要だと思います。

その勇気は、ぜひ出してみてください。
今までの慣れた考え方から飛び出す時に、勇気は必要になります。

逆に言うと、今までうまくいっていないのであれば、それは勇気を出せば変わっていくということです。

本文で、人間関係を楽にする仕組みと進む方向について説明しているので、今、手元に地図とコンパスがある状態です。
あとは、針の差す方向に進むだけです。
怖いかもしれませんが、ぜひ実践に移してみてください。

「人付き合いが苦手」が明日から激変する方法に、
人間関係について別の角度から説明しているので、ぜひ読んでみてください。