嫌いな人を通して自分の不足感を満たす方法

  • 2014年11月14日
  • 2020年5月17日
  • 人間関係
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嫌いな人がいる。
想像するだけでも嫌な気分になる。
あの人がいなければ、気持ちよく毎日が過ごせるのに。

なるべく嫌いな人はいない方がいいですよね。
しかし、嫌いな人を通して、あなたは満たされた気持ちで日々の生活を送れるようになるのです。

欠乏感や不足感、不安感や虚しさはどこからやってくるのか、
どうすれば自分の中に空いた穴を埋めることができるのか。

その方法を紹介していきます。
空いた穴を埋めるヒントは、嫌いな人が持っていたのです。

もし、あなたが欠乏感や不足感を感じているのであれば、
少しずつ実践してもらうことで、満たされた気持ちで自分らしく生きていけるようになります。

1.嫌いな人のどこが嫌いなのか考えてみる

まず、嫌いな人に対して何が嫌いなのか考えてみてください。

  • ずる賢いところ
  • 図々しいところ
  • 自己中心的なところ
  • 嫌味を言ってくるところ
  • 私の陰口を言っているところ

他にもありませんか?
この際、すべて挙げてみてください。

ちょっと話がずれますが、人を嫌いになることに罪悪感はありますか?
もし人を嫌いになる自分を責めているのであれば、自分を責めなくて大丈夫です。
人を好きになる感情も自然なことだし、嫌いになる感情も自然なことなのです。

人を嫌う自分はダメなのではありません。
人を嫌う自分でもいいのです。
そして、あなたが嫌っているあの人を好きな人がいる。
それで世界は回っているし、それでいいのです。

2.人を嫌いになる3つの要因

話がずれましたが、
あの人の嫌いなところは、以下の3つに該当するのではないでしょうか?

  • 自分を大事にしてくれない、自分を否定する
    自分を大事にしてくれない人に対して嫌悪感を抱きます。
  • 自分のルールを破っている
    「普通それはしないだろう」「常識的にこうするだろう」を逸脱する人、自分にとって当たり前の常識を破っている人に対して嫌悪感を抱きます。
  • 生理的に嫌
    見た目、臭い、仕草に対して無条件に嫌だと感じることがあります。

上記、それぞれの要因から、自分の中に空いた穴を埋める方法を紹介していきます。

3.自分の中に空いた穴を埋める

3-1.自分を大事にしてくれない、自分を否定する

自分を大事にしてくれない人、自分を否定する人を嫌いになるのは自然なことですが、
あの人以外にも自分を大事にしていない人がいます。

それは、あなた自身です。

あの人が嫌いなのは、自分を大事にしてくれていないからという理由と、
自分を守ってあげられない自分に対して苛立ちを感じているからです。

そして、もしかしたら気づいていないかもしれませんが、
あなたは自分のことが好きだし、自分のことを素晴らしいと思っています。
なぜかと言うと、本当に自分のことが嫌いで、最低な人間だと思っていたら、人からの粗末な扱いや否定に反応しないからです。

つまり、あなたはこう叫んでいるのです。
「この素晴らしい私を大事に扱え」と。

まず、この気持ちを認めてあげてください。
自分が思っているより、自分のことを素晴らしいと思っていて、大事に思っていて、自分のことが好きなのだと。

「あぁ、私って自分のこと好きなんだなぁー」
「自分のことを素晴らしいと思っているんだなぁー」
と、感じてみてください。

そして、自分のことを大事にしてあげてください。
粗末に扱われたり、否定されて傷ついたら、その気持ちを相手に伝えてください。
「やめて」
「なんで否定するの?」
「大事に扱われていない気がして嫌だ」

恥ずかしいかもしれないし、勇気がいることだと思いますが、
大人ぶるのではなく、大好きで大事な自分を守ってあげてください。

なぜ安心して生きていけないと感じるのか、それは、自分が自分のことを守っていないからです。
自分の本心や心の叫びを大事にするのではなく、他人からの評価を大事にしているのです。

ぜひ、自分の本心を大事にしてみてください。
その本心とは、「私のことを大事にして」です。
そして、自分のことを守れた時に、「自分がやっと味方になってくれた安心感」に包まれるのです

あなたを守れるのはあなたしかいません。
自分のことを守ってあげてください。

3-2.自分のルールを破っている

人は自分の当たり前のルールを破っている人に対して嫌悪感を抱きます。

なぜ、嫌悪感を抱くかについて説明します。

そもそも、自分が守っているルールとは親からもらったルールです。
小さい頃のしつけや、たまたまの出来ごとから子供心に自分に禁止した行為が、
自分が守るべきルールを作り出します。

そして、この守るべきルールを破る人を見ると、
「お母さんに怒られる」という”恐怖”を感じたり、
自分が禁止していることを咎めなくやっている姿に”羨ましい”と感じたりするのです。

この気持ちが嫌悪感につながっていきます。

逆に言うと、本来のあなたは守るべきルールの外側にいる人なのです。
それを、常識や当たり前という言葉で、ルールの内側に留めているのです。
さらに、羨ましいということは、ルールの外にある本来の自分に戻りたいと思っているのかもしれません。

上記の1を振り返ってみてください。
嫌いな人のどこが嫌いなのか、その嫌いな姿こそがあなたの本当の姿なのです。

そして、その本当の姿を捨てたから、欠乏感や不足感、虚しさを感じるのです
捨てたピースも、元々あなたの一部です。
ぜひ、自分のもとに戻してあげてください。

ずる賢く、図々しく、自己中心的に振舞ってください。
嫌いなアイツは実はあなたの本当の姿なのです。

3-3.生理的に嫌

最後に、生理的に嫌な場合。
これについては、自分の思うままにやってみてください。

心理的にどうのというより、生理的に嫌なものは嫌なんだと思います。
そして、嫌でもいいです。

ただ、一つ考えて欲しいことは、
上記で説明した「自分を大事にしてくれない」「自分のルールを破る」という理由で嫌っている可能性があるのではないかということです。

もしかしたら、その理由を考えることに蓋をして、「嫌だ!!」と終わらせているのかもしれません。

4.まとめ

嫌いな人を通して、欠乏感や不足感を満たしていく方法を紹介しました。

嫌いなあの人は、あなたに本心や本当の自分の姿を教えてくれています
「ああはなりたくない」と思うかもしれませんが、
あの姿の方があなたらしく、楽に自由に楽しく生きられるのです。

100%そうならなくても、少しでも許可をすることで、ずっと生きやすくなります。

ぜひ、ああなってみてもいいの「かも」と思うところから始めてみてください。