気が弱い自分を変えずに自分に自信を持つ方法

  • 2014年12月12日
  • 2020年5月17日
  • 自信
  • 2858回
  • 0件

人と対立することが怖い。
自分の意見を主張できないし、自分に自信が持てない。
もっと気が強くなれたらいいのに。

気が強くなれたらどんな世界が待っていると思いますか?

自信が持てるかもしれないし、
周りに認められるかもしれないし、
そして、毎日を気持ちよく生きられる生きられるかもしれない。

この記事では、気を強くするのではなく、
気を強くした先に待っている世界を先に手に入れる5つのアプローチを紹介します。

一つ一つ試してもらうことで、自信を持ち、周りに認められながら、充実した毎日を送れるようになります。
そして、気が強いか弱いかは大した問題でないことに気づけるのです。

1.今の怖さは「思い出し怖い」であることに気づく

あなたはいつ頃から自分のことを気が弱いと思っていますか?
また、人と対立することはいつから怖くなりましたか?
小さい頃の出来ごとを思い出してみてください。

  • 母親にきつく叱られた
  • 父親が怒った姿が怖くて太刀打ちできなかった
  • 幼稚園の先生に否定されて怖かった

あなたが感じている人と対立する怖さは、小さな頃の出来ごとを思い出して感じているのかもしれません。

誰かと対立するとき、自分の意見を主張しようとするとき、あの頃の怖さが蘇ってくるのです。
そして、その怖さを感じたくないために、対立や自己主張を極端に避けることがあります。

解決するには、見たくないその怖さを先に見てしまう、ということです。

では、上記の小さな頃に体験した怖い出来ごとをより鮮明に思い出して見てください。
そこには誰がいますか?どんな表情ですか?周りに何がありますか?どんな声が聞こえますか?
思い出してみてください。

そして、その時の怖さを感じてみてください。
また、言葉にしてその時の気持ちを表現してみてください。

  • 怖いよー
  • そんなに怒らないでよ
  • 私のこと責めないで
  • 傷ついた
  • 痛いよー

そして、その頃の自分に優しい言葉をかけてあげてください。
痛い思いをして傷ついた自分を癒してあげるのです。

当時の痛みや辛さに蓋をして見ないようにすればするほど、その痛みや辛さが怖くなります。
その蓋を自分で開き、当時の痛みと辛さを先に味わうことで怖さが小さくなっていくのです。

また、小さな頃は、父、母、先生、兄弟に逆立ちしても叶わなかったかもしれませんが、あなたも大きくなりました。
両親に見放されることは死活問題でしたが、今は生死に関わるほど怖い問題ではなくなったのです。
当時の怖さは当時のあなたが感じた怖さであり、今のあなたにとっては大したことではないのかもしれません。

少し見方を変えて当時のことを振り返ってみてください。

2.人に気に入られなくてもいい

二つ目のアプローチは、人から気に入られることや人からの承認を求めないということです。

人が認める自分になれば自分のことを認められるのではなく、自分のことをを認めている人を人は認めるのです。
だから、外に承認を求める必要はありません。
自分が自分を承認し、自分が自分を気に入ればいいのです。

では、どうやって自分を認めていけばいいのでしょうか?
一言で言うと、「自分の気持ち通りに行動する」ということです。

人の目を気にして、人に気に入られようとしているということは、
本当の自分の気持ちより人から気に入られることを優先しているということです。
「自分<他人」という構図になっているのです。
それをただ「自分>他人」にするだけです。

そして、自分を優先する、自分を守る行動を起こすことで、
「やっと自分のことを認めてくれた」「やっと守ってくれるんだ」という安堵感が広がります。
また、自分を大事にしてもいいし、何かを加えなくても自分は大事な存在だったのだと気づくのです。

こうやって、自分を認めることができていくのです。

「自分の気持ち通りに行動する」具体例を紹介します。
ぜひ、勇気を出して実践してみてください。

  • 嫌な頼みごとは断ってみる
    利害関係より自分の気持ちで嫌なものは断る
  • 自分の意見を主張してみる
    小さなことで構いません。皿に残っている最後の唐揚げをとるとか
  • 自分を優先する
    人に譲らず、まず自分を優先する
  • 自分を責めない
    人がなんて言っても自分を責めない

傲慢で嫌なやつに見えるかもしれませんが、やってみてください。
やってみることで、自分を大事してもいいのだということに気づきます。

そして、自分を大事にすることにもマル、相手を大事にすることにもマルが出せるようになったら、
後は好きな方を選べばいいのです。

最初は抵抗があるかもしれないので、少しずつやってみてください。

3.気が弱くてもいい、ダメな自分で大丈夫なことに気づく

この記事を読んでいるあなたは、気が弱いことはダメなことだ、なんとかしようと考えているかもしれません。
しかし、それもあなたの持ち物なのです。

気が弱いことをなんとかするのが問題解決なのではなく、
気が弱い自分でもいいかと思うことで問題だと思っていたことが問題ではないんだと気づくことが問題解決です。

気が弱い自分のどこがダメなのか考えてみてください。
気が弱いままだと何が手に入らないのでしょうか?
気が弱い自分で今まで何を失ってきたのでしょうか?

そして、それは本当に正しいのでしょうか?

もしかしたら、気が弱いから「自分はダメだ」という思い込みが抱いた結果なのかもしれません。
この「自分はダメだ」の部分を自分で変えて行けばいいのです。

気が弱くても「自分は素晴らしい」
気が弱くても「自分は素敵」

すぐにはそう思えないかもしれないので、
とりあえず、「そっか気が弱くても素晴らしいんだ」くらいに思っておいてください。
そして、素晴らしいことにしておいてください。

また、「気が弱くても自分は素晴らしい」と思う一番簡単な方法は、気が弱い自分で生きると決めることです。
今まで気が弱い自分を隠そうとしてきたかもしれませんが、もう一生気が弱い自分で生きていくと決めるのです。

すると、気が弱くても周りにいてくれる人がいることに気づきます。
気が弱くても素晴らしいと思って一緒にいてくれる人がいます。
それが、気が弱くてもいいんだという実感になり、そんな自分でも素晴らしいんだと思えるようになるのです。

だから、一回、すべての人に愛想つかされることを覚悟して、気が弱い自分を表現してみてください。
もしかしたら、一部の人は去っていくのかもしれませんが、大多数の人はあなたのそばにいてくれます。

そう、周りの人は、気が弱いことを隠しているあなたが好きなのか、
気が弱いことも含めありのままのあなたを好きと言ってくれているのかわかるのです。

4.気を強く持とうとしない、感情をコントロールしようとしない

前述しましたが、気が弱いあなたもあなたなのです。
気が弱い部分を嫌って自分の外に追い出そうとすると、その部分に穴が開きます。
その穴が、虚無感や空虚感を生むのです。

気が強い自分を作りあげた場合、
批判されるのも褒められるのも、それは作られた自分であり本当の自分ではないので、
傷つく痛みは軽減されるかもしれませんが、喜びもなくなってしまうのです。
さらに、自分の気持ちがわからなくなってしまうかもしれません。

ぜひ、凸も凹もある、ありのままのあなたで生きて、辛さも喜びも感じながら充実して生きてみてください。
ありのままの自分で生きる勇気の育て方に詳細が書いてあるのでぜひ読んでみてください。

また、感情もコントロールするのを辞めてみてください。
不安や心配を無視したり、無理にポジティブでいようとしたりすることは自分の感情を否定することであり、
これも、自分を否定することにつながるのです。

また、不安をなくそうと頑張ることは不安を助長することにつながります。
人生を楽しむことができない心理的な理由の2-3に書いてあるので詳しく知りたい方は読んでみてください。

不安や心配はそのまま感じればいいのです。
不安に思っているなぁ、心配だなぁと感じれば、それ以上感情が暴れだすことはないのです。

感情をコントロールしてブレない自分を作るのではなく、
不安も心配も受け入れ柳のような自然な自分でいればいいのです。

5.気が強くなる必要はないことに気づく

あなたが気が弱い自分を変えたい理由は何でしょうか?

  • 周りに認められたい
  • 尊敬されたい
  • 異性にモテたい

それらは気が強くなっても得られるものではないかもしれません。

理由の一つは、もうすでに手に入れているかもしれないからです。
「ない」部分にフォーカスしていると「ない」という結果しか見えません。
ですので、ぜひ、もうすでに持っているの「かも」と現実を疑ってみてください。

すでに持っているのに手に入れようと探し回っても見つかるはずがないのです。
このことに気づき、今まで何してきたのかなと自分を笑えたら、問題は自然と問題でなくなってきます。
「自己評価が低い」ダメな自分を認める方法に詳しく書いてあるので、参考にしてください。

気が強くなっても欲しいものが手に入らない、もう一つの理由は、完璧になることで周りを遠ざけているかもしれないからです。
完璧な自分になることは孤高の塔を一人で登るようなものです。
塔のてっぺんに人はいません。
塔から降りた地上にあなたが仲良くしたい人たちがいるのです。

だから、気が強い塔、頼りがいの塔、見下されない塔から降りて、仲良くしたい人たちに囲まれて生きてみてください。
完璧にならなくてもいいのです。
ただ、助けてもらったらいいだけの話です。

ぜひ、弱みを見せて、頼り頼られながら生活してみてください。

コンプレックスや弱みに関しては、以下の記事にまとめてあります。
学歴コンプレックスが気にならなくなる方法
心を許せる友達の作り方、コミュニケーションが苦手な理由

6.まとめ

気が弱い部分を変えなくても、あなたの望むものは手に入るのです。
この記事では、気が弱いまま、その先にある望むものを手に入れる方法を紹介しました。

ぜひ、気が弱いまま、周りに愛され可愛がられて生きてください。

自分の欠点についてまとめた「頭が悪い」劣等感を解消する方法、欠点との付き合い方も、
この記事とは違う切り口で書いてあるので、オススメします。