何をしてもうまくいかず苦しい。
あっちを立てればこっちが立たず、私は一体どうしたらいいのだろう。
うまく行く道が見えず、絶望している。
もう八方塞がりだ。
何をしても思うような結果にならないとき、とても苦しく感じると思います。
この記事では、そんな八方塞がりな状況を打開する方法を紹介します。
八方が塞がっていても、まだ上と下が残っています。
選択肢になかった道を見つけ出し、その道を選ぶことに対するブレーキを外すことによって、今までの状況が一気に変わります。
ぜひ、実践に移してもらい、
八方塞がりの重苦しく閉塞した気持ちを開放的な軽やかな気持ちに変えてもらえたらと思います。
1.道は自分の意識の外にある
今、取りうる選択肢のどれを行ってもうまくいかないと考えているかもしれません。
そうであるならば、取りうる選択肢以外の選択肢を選んでみたらいいのです。
人は誰しも思考の癖を持っています。
自由に考えているように思えるかもしれませんが、あらゆる制限を自分に課しています。
こうするべき、常識、暗示、しつけ、習慣、安定などにより、自分の思考を自分が制限しているのです。
つまり、今、八方塞がりなのは、自分で制限した選択肢の中から答えを出そうとしているからであり、
「八方塞がり」なのではなく、自分で「八方塞ぎ」という状況を作っているからなのです。
2.見えていない道を探す
では、どうしたら自分の思考の外の選択肢を見つけ出せるのでしょうか?
一番効果的なのは第三者に聞くということですが、以下に自分で選択肢を見つけるためのヒントを紹介します。
2-1.何をしても許されるとしたら何をするか
何をしても許されるとしたら、どうするか考えてみてください。
途中で投げ出すかもしれないし、
言いたいことを言い続けるかもしれないし、
仕事も人付き合いもやめて、家でのんびりするかもしれません。
あなたが何をしてもしなくても許されています。
しかし、あなたの思考がそこに良い悪いの裁きを下しているのです。
2-2.下衆な人間だとしたら何をするか
そして、あなたがもっともっと下衆な人間だとしたらどうしますか?
サボる、人に押し付ける、自分だけ甘い汁を吸う。
「綺麗な人間であるべき」を外したときにどんな答えが出てくるでしょうか?
2-3.「そもそも」から考えてみる
今、やろうと思っていることの「そもそも」の目的から考えてみてください。
仕事が行き詰まっているけど、そもそも働く必要はあるのか?
人間関係がうまくいかないけど、そもそもその人と付き合う必要があるのか?
お金がなくて困っているけど、そもそも何が欲しいのか?
「常識的に」や「当たり前」を一旦取り除いて、考えてみてください。
以上のように、自分では気づいていない内に自分の思考を制限しています。
この制限をすべて取り除くという話ではなく、
制限によって狭められた思考を少しでも広げることができれば、一気に視界が開け現状の苦しさを打開できる可能性があるということです。
以降では、この狭められた思考を広げていきます。
3.制限を作り出すブレーキの正体
では、もし、上記で考えてもらった行動を取ったら周りから何と思われそうですか?
少し考えてみてください。
- だらしないなまけ者
- 責任感のないダメなやつ
- 傲慢で身勝手なやつ
あなたはこう思われたくなくて、自分を律しています。
逆に、これはあなたが他人にバレたくない部分であり、あなたの本当の姿なのです。
また、本当の自分の姿がバレることによって、どんな不都合を被るか考えてみてください。
- 見捨てられる
- 認めてもらえない
- みんなから嫌われる
この被るであろう不都合が思考の制限を生むブレーキとなっています。
4.ブレーキの外し方
そして、このブレーキを外す方法は以下となります。
4-1.本当の自分を受け入れる
バレたくない本当の自分を受け入れます。
だらしなくダメで身勝手な人間であると認め、そういう人間として生きていくのです。
すると、ブレーキがどんどん弱まり、本来の自分に戻っていきます。
本来の自分を認める際に、
「だらしない自分でいい」
「無責任でダメな自分でもいい」
「傲慢で身勝手でもいい」
という許可を繰り返し自分に出してみてください。
そして、だらしなくダメで身勝手な自分でも素晴らしいことにしてみてください。
あなたは、自分をよく見せているから素晴らしいのではなく、ダメなところがあっても素晴らしいのです。
また、あなたにダメなところがあることは周りの人は知っていて、その上であなたと付き合ってくれています。
4-2.暗示を解く
自分の本来の姿がバレると見捨てられる、認めてもらえない、嫌われる、
というのは根拠のない想像であり、自分にかかっている暗示です。
暗示を解く方法は簡単に言うと、
- 被るであろうデメリットを先に受け入れる
- 暗示は間違いであったことに気づく
詳細は、仕事の失敗で自分を責めない、自分を肯定していく方法に書いてあるので読んでみてください。
4-3.やってみる
そして、一番強力な方法は「勇気を出してやってみる」ということです。
実際にやってみることで、上記のことが体験として理解できます。
「それでよかったのだ」「ダメな自分を嫌っていたのは自分だけだったのだ」ということに気づくのです。
現状を「八方塞がり」と感じているかもしれませんが、
「ダメな自分のままで生きる」という選択肢はまだ試していないのではないでしょうか?
ぜひ、実際に試してみて「よりよい自分になる」という方法への執着を手放してみてください。
一番勇気が必要で怖いことなのだと思いますが、道はいくらでもあることに気づくことができます。
5.今の方法で乗り越えたい場合
とは言っても、このまま頑張ってなんとかしたいという気持ちが湧いてくるかもしれません。
その場合は、そのまま頑張ってみてください。
このままやってみたいと思うということは、このままの先に可能性を感じているということです。
うまくいくことを信じているということです。
そうであるならば、そのまま進んでみてください。
そして、いつでも他の選択肢を取ることができることを覚えておいてください。
本当にどん詰まりになったら、事態を一変することはいつでもできるのです。
だから、安心して自分の信じるところに進んでもらえたらと思います。
6.まとめ
今回は、八方塞がりな状況を打開する方法を紹介しました。
何かに悩んで苦しいとき、視野が狭くなっていることが非常に多いです。
一歩立ち止まって、自分や社会の常識を疑ってみることで道はいくらでも広がっています。
本記事が、今まで気づかなかった道を見つける助けになれば嬉しいです。
また、以下の記事は、仕事・人間関係の悩みについて具体的な解決策を提案しています。
仕事:仕事が限界なのに無理をしてしまう理由
人間関係:「人付き合いが苦手」が明日から激変する方法
参考にしてもらえたらと思います。