息苦しさの正体は品行方正が良いという文化!楽になるために必要なこと

人は清く正しくあるべき。
何でみんなもっと美しさを気にしないのだろう。
あの人の意地汚さが許せない。

今回のテーマは「品行方正」についてです。
品行方正とは「心や行いが正しく立派なさま」ということらしいのですが心や行いが正しく立派だと悩みます

正しく立派だと悩むというか、正しく立派にしようとすると悩むという感じです。
自分が気の向くまま人の目を気にせず振る舞っていて、その姿を人が見たときに「あの人は品行方正だ」というのなら悩みませんが、正しさや立派なことを目指すと悩むんですよね。
「そもそも悩みとは」というところからこの辺りを説明し、楽で幸せなスタンスはどういうものなのかという説明をしていきます。

ぜひあなたも品行方正から離れ、自由気ままで自分らしく過ごしながら楽で幸せな気持ちを存分に感じてもらえたらと思います。

1.そもそも悩みとは

まず、そもそも悩みとはという話なのですが、ここを理解していないとなぜ自分が悩んでいるのかどこが悩みの出口か分からずずっと悩んでいることになったり悩みの中に自ら突入したりすることになります。
悩みの本質について理解できるこの記事を読めた方はとてもラッキーですね。

では、そもそも悩みとは。
悩みとは一言で表現すると、「自分の自由できる領域が狭い」ということになります。

例えば、品行方正を求め、だらしないのがダメだというルールを自分に課し、自分の自由にできる領域を狭めてしまうと息苦しさになります。
また、その自分に課したルールを守れなかった時、自分を責めたり罪悪感や劣等感を持ったり、そんな自分を価値がないと感じりします。

また、他人に対するイライラも不満も「自由にできる領域が狭い」で説明できます。
他人に対してなぜイライラするのかというと、自分が守っているルールを相手が破るからです。
品行方正でなければいければないと自分を律して頑張っている目の前でダラダラされたら、「そんなダラダラでいいわけがない!」(あんただけずるい)とイラつくのです。

本来、自分の自由にできる領域は広大で無限なのですが、今に至る過程の中で「そんなやつにはなりたくない」「〇〇すると××になるから〇〇はダメ」「何となく周りでこれが良しとされてるから」、とあらゆる方向から自分の領域を狭めるのです。
だから苦しいしだから居場所がないし、だから生きている意味も分からないし、ありのままの自分自身じゃないから幸せも感じないし。
と、すべての悩みが「自分の自由できる領域が狭い」という切り口で表現できます。

2.品行方正のデメリット

品行方正もこの悩みの仕組みの例外ではありません。
品行方正にしようと自分を律すると、それだけ領域が狭まって息苦しく感じるし、自分自身ではなくなるため満たされなくなってきます。
そして、品行方正じゃない相手に対してイライラし始めるのです。

個人的には正しさや清さというものは百害あって一利なしです。
はい、言い過ぎです笑
一利あるとすれば、人から「あの人ちゃんとしてるね」と思われるというところでしょうか。

しかし、その一利によって何が得られるかというと一瞬の「ちゃんとした人に思われてよかった」という満足感ですかね。
この【一瞬の】というところがポイントです。
その一瞬が過ぎてしまったら、今度はさらに他人からの評価を求めさらに自分を律して次の【一瞬】を取りに行くために多大な量力を消費します

結果的にそこには何もないどころか、人生全体の満足度は必ず下がります。
これは私の体験としてもそうだし、今まで来てくれたクライアントの方も漏れなくそうです。

3.人生は泥んこ遊び

ということで、せっかく品行方正な自分になろうという思いで読んでもらったかもしれませんが、品行方正はやめていく方向で考えていってください
なんか楽しそうでなんか日々充実してそうだなという人は結構雑な人が多いのではないでしょうか。
あまり細かいことを考えず誰かに迷惑をかけても大きく笑い、水に流す。

逆に、清く正しそうな奥様は細かく几帳面で、自分にも他人にも厳しくて息が詰まるイメージあるじゃないですか。
そのストレスのはけ口にネットで悪口書いたり不倫したり。
完全に私の妄想です笑

そんなきれいにならなくていいですよね。
私は心のことを学んで実践してから生きることは泥遊びだと思いました。
キレイなお洋服で涼しい顔をしているのではなく、泥団子をぶつけあってみんなで泥遊びをしていくことが人生なのだと思います。

「人に迷惑をかけないように」
それはとてもきれいなのですが、とても水臭いですよね。
迷惑をかけてかけられる、という腐れ縁のような関係が気の置けない関係でよいのだと思います。

ですので、ぜひ、品行方正なんてつまらないところから離れ、周りの人と泥んこ遊びをしてみてください。
逆に、あなたに品行方正を求める人やあなたに迷惑をかけられたくない人は今世では縁がない人です。
「来世でお会いしましょう」と心の中で呟いて離れてみてください。

4.まとめ

今回は品行方正についてまとめました。
私も頑張ることが美徳の時代に、人としての正しさ、どう生きるべきなのかというのを散々考え自分の中にインストールしてきました。
しかし、それでどうなかったかって言ったら本文で説明した通り、苦しくなったし「なんでこんなにやってるのに認めないんだ」と周りに対する不満ばかりでした。

その苦しさも不満も自分が勝手に自分にルールを課して、勝手に周りに不満を感じているだけだったのです。
そう、私は元々品行方正なんて似合わない人だったんですよね笑

この記事をここまで読んでくれたあなたもきっと品行方正とは程遠い人です。
地で品行方正な人は品行方正について書かれた記事をここまで読みませんからね。
ぜひ、品行方正でいることを諦めこっち側に来て泥んこ遊びをしましょう。
人生の視界がパァっと広がり、楽に自由に自然と満たされた気持ちがこみ上げてきます。

また、生きづらさの正体と生きづらい毎日が自由になる方法に自分のルールを外して自由になっていく話をより詳しく書いているので参考にしてみてください。