旦那が家事を手伝ってくれないことに不満を感じる。
自己中だし私のことを考えてくれないことが腹立たしい。
旦那のことが嫌いだし、顔も見たくない。
何でこんな人と結婚したんだろう。
一緒に生活していくということは不満もたまるし、
身の毛がよだつほど嫌いに思うときもあると思います。
もしかしたら、何年何十年という単位で嫌いなのかも知れません。
ここでは、旦那のことが嫌いな理由を深層心理を探りながら解説していきます。
そして、どうしたら現状が変わるのか説明していきます。
現状は驚くほど簡単に変わりますが、実際にやってみる最初の一歩に抵抗を感じるかもしれません。
ぜひ、その一歩を踏み出してもらえたらと思います。
愛される嬉しさを感じながら、微笑みの中あたたかい幸せを自然と感じられるようになります。
1.なぜ嫌いなのか?
では、最初に旦那さんのどこが嫌いなのか考えてみてください。
- だらしない
- 自分勝手で自己中心的
- 労いや感謝の言葉がない
- 家庭のことは私ばかりで手伝ってくれない
考えてもらった嫌いなところは大きく二つに分けることができます。
1-1.自分の「こうするべき」を破っているのが許せない
人は誰しも「こうするべき」というルールを持っています。
成長過程でしつけにより学んだり、親の顔色をみて自分で作ったりしたものです。
成長過程で身につけたものということは、見方を変えると本来のあなたは「こうするべき」を破る人なのです。
しかし、それではいけないということを学び、「こうするべき」という規範に自分を当てはめながら生活しています。
そして、大人になった今、「こうするべき」を破る人を見たときに、
「(そんなことしたら怒られる!)怖い」か「(私もルールを破りたい)羨ましい」のどちらかの感情を感じます。
つまり、だらしなかったり、自分勝手で、感謝の言葉がない旦那さんを見たときに、
「怖い」か「羨ましい」と感じて、嫌悪感を抱いているのです。
1-2.私ばっかり頑張っていることに対して不満を感じている
二つ目は自分ばっかり頑張っていることを不満に思っている場合です。
これについては感覚的にわかりやすいと思うので説明は割愛します。
また、余談になりますが、もしかしたら旦那さんの嫌いな部分に昔は憧れていたのかもしれません。
上記の言葉を言い変えてみると以下のようになります。
- 細かいことを気にしない
- 熱中しているものがある
- 自分軸がある
- 人に媚びない男らしさがある
そんなところに魅力を感じていたのかもしれませんね。
余談でした。
2.どうしたらよいか
2-1.自分の「こうするべき」を破っているのが許せない
上記の「旦那の嫌いな部分」には、以下の「こうするべき」が潜んでいます。
- ちゃんとすべき
- 他人を手伝うべき
- 自分のことばかり考えるべきではない
- 感謝を言うべき
本来のあなたは、もっとわがままで自分のことだけ考えている人間かもしれません。
その本来の自分に「こうするべき」というルールを付け加えて、「自分」を表現しているのです。
そして、「こうするべき」に縛られることによって、息苦しさや不満やイライラ、空虚感や虚しさを感じるのです。
だから、「こうするべき」は解除してみてください。
しがらみばかりの毎日を自由に生きる3つのステップに具体的な方法が書いてあります。
2-2.私ばっかり頑張っていることに対して不満を感じている
「私ばっかり」と不満を感じている場合について、なぜ「私ばっかり」と感じると思いますか?
それは、あなたが頑張りすぎているからです。
本当はやりたくないし、もっと楽をしたいし、頼りたいし甘えたいのです。
だから、やりたくないことはやらずにもっと楽をしてみてください。
- サボってみる
- 助けてもらう
- 負けを認める
- 弱さを見せる
- できない自分をさらす
あなたがちゃんとしよとすればするほど、旦那さんの活躍の場がなくなります。
あなたが負けたくないと思えば思うほど、相手の助けを拒みます。
あなたが強くなろうとすればするほど、敵が生まれ戦いが始まります。
もし、旦那さんに手伝ってほしければ、その逆をやってみればいいのです。
3.やってみることに抵抗がある場合
とは言っても「こうするべき」を破るのも、旦那さんに助けてもらうのも抵抗があるかもしれません。
「こうするべき」に関しては先ほど紹介したリンク先を参照してもらい、
ここでは、「旦那に負けたくない」「助けをかりたくない」について触れていきます。
では、なぜ旦那さんに負けたくないのか、なぜ助けをかりたくないのか考えてみてください。
- どうせ助けてくれない
- なんか悔しい
- 借りを作りたくない
もし、上記のような答えが浮かんだ場合は、あなた自身が拗ねているのかもしれません。
以降では、拗ねの辞め方について書いていきます。
たかが「拗ね」と思うかもしれませんが、
あなたの取り巻く環境があなたの思い通りでないのであれば、それは「拗ね」によるところが大きいです。
拗ねていると無意識に受け取り拒否をします。
あなたに巡ってくる愛情も親切も感謝も才能もお金も拗ねていると、受け取らずに突き返すのです。
逆に拗ねを辞めることによって、今までにも多くのものをもらっていたことに自然と気づけるようになります。
4.拗ねのやめ方
4-1.何に拗ねたのかを見つける
まず、旦那さんに対して拗ねた瞬間を思い出してみます。
旦那さんに不満を持った出来事を思い出してみてください。
絶対に許せない出来事や、やりきれない気持ちを持った出来事はありましたか?
そして、そのときに言いたかったことは何でしょうか?
- なんでわかってくれないの?
- 私が悪いんじゃないじゃん
- どうせ私のこと何とも思ってないんでしょ!?
4-2.その言いたかった言葉は両親に言いたいのかも
そして、もしかしたら、その言いたかった言葉は両親に言いたかったのかもしれません。
もし、両親に言いたかったのであれば、どんな場面で言いたかったですか?
思い出せるようであれば、その出来事を思い出してください。
傷ついた出来事や両親に幻滅した出来事、もう親には頼らないと決めた出来事です。
4-3.当時の辛さを感じる
思い出せたら、当時の辛さを感じてみてください。
どれほど辛かったのか、苦しかったのか思い出してみてください。
4-4.辛い思いをさせた相手を責めてみる
そして、辛い思いをさせた相手を心の中で責めてみてください。
上記で挙げた言いたかった言葉をその人にぶつけてみてください。
ちゃんと相手を責め切らないとずっとその思いがくすぶります。
ぜひ、時間をとって、何が言いたかったのかどうしてほしかったのか、
してもらえなくてどんな気持ちがしたのか確認してみてください。
4-5.どうすることもできなかった自分を責めてみる
苦しい思いを生んだ相手を責めたい気持ちと同じように、
辛い状況から自分を守れなかった自分を責めたいという気持ちもあるかもしれません。
やめてと言えない自分を不甲斐ないと思ったかもしれないし、
何もできない自分を情けないと思ったかもしれません。
そんな自分を一度責めてみて下さい。
4-6.自分を癒す
相手と自分を十分に責めたら、今度は自分を癒してください。
怖くて苦しかったのに、それでも頑張ってくれました。
健気に耐えていたのかもしれません。
無理に笑っていたのかもしれないし、平気なフリをしていたのかもしれません。
そんな自分に対して、「頑張ってきたね」「もう頑張らなくていいよ」と慰めてあげてください。
頑張ってくれた小さな自分を抱きしめてあげてください。
4-7.自分を許してあげる
そして、反論もできず、ただ受け入れるしかなかった自分のことを許してあげてください。
不甲斐ない自分や情けない自分のことを認めてあげてください。
小さかったし仕方ありませんでした。
怖いと思っていただろうし、見捨てられる不安に駆られていたかもしれません。
あのときの自分も自分を守るために、精一杯やってくれたのだと認めてあげてください。
そして、そんな自分を許してあげてください。
4-8.自分を守ると決意する
さらに、自分を守ることを決めてください。
辛い、苦しい、嫌だ、やめてという感情を大切にしてみてください。
そして、嫌なら「嫌だ」と言ってください。
やめてほしかったら、「やめてほしい」と伝えてください。
苦しいと思ったら、その場から逃げてください。
自分を守ることは、もしかしたら怖いことかもしれないし、恥ずかしいことかもしれません。
でも、あなたを守れるのは世界であなただけなのです。
実は、周りの人が大事にしていないのではありません。
あなたがあなた自身を大事にしていないのです。
ぜひ、勇気を持って「小さな自分を守る」ことに挑戦してみてください。
4-9.相手を許す
最後に相手を許してください。
両親や旦那さんを許してみるのです。
もし、「許せない」と思っていても問題はありません。
「許していいかも」と思えるなら「許していいかも」と思えばいいし、
「許したくない」と思うのであれば「許したくない」と今は思っているのだなと認識してみてください。
ただ、もう拗ねる必要はないのです。
「あのときのあの出来事が嫌だった。そして、それを許すことができない」
その気持ちが自分の中にあるのだと、あなたが真正面から受け止めてあげれば、それでいいのです。
5.これからの人付き合い
いかがでしょうか?
あの出来事をずーと握っていなくていいかという気持ちになったでしょうか?
もし、ならなかったとしても、もう決めちゃってください。
過去は過去。
これからの人生の責任は自分で取るということを。
そして、拗ねることを辞めることができるのもあなただけだし、
上記ステップを試してもらった今、「拗ねるのを辞める」方法はただ自分で決めるだけなのです。
そう、嫌なことはこれからも起きると思いますが、
そのときには自分の気持ちを大切にしてただ「嫌だ」とストレートに伝えるだけでいいのです。
ぜひ、勇気を持って自分のストレートな気持ちを出してもらえたらと思います。
そして、伝えるときのポイントは、自分の本音にあたる感情を伝えるということです。
相手を責めたり攻撃するのではなく、
「何と言われてそうで悲しかった」「寂しかった」「大事にしてほしかった」ということを「告白」してみてください。
6.まとめ
今回は、旦那が嫌いをテーマに拗ねの辞め方について説明しました。
繰り返しになりますが、拗ねているということは受け取り拒否をしているということです。
あなたに与えられている全てのことを受け流しているのです。
今まで大事に溜めてきた不満のスタンプカードを捨てるような後ろ髪を引かれる思いがあるかもしれません。
しかし、そのスタンプカードを溜めた先に幸せはありません。
悔しいと思いますが、「水に流す」と決めるだけで思ってもみなかった幸せを受け取れるようになるのです。
ぜひ、両親を許して、旦那さんに負けてみてください。
弱い存在として助けられてください。
あなたが素直になれば、旦那さんはいくらでも助けてくれます。
問題の核は幼少期に埋まっていることが多いので、
母親を嫌いになる仕組み、嫌いな気持ちを手放す方法も参考にしてみてください。