なぜ人を信用できないのか!人を信じられないメカニズム

人を信用できなくて疑ってしまう。
それで相手との良好な関係を自ら崩してしまう。
そんなパターンが続くと苦しいし寂しいし、これから誰かと深い関係になっていけないかもと辛くなりますよね。

この記事では、人を信用できなくて疑ってしまうのはなぜか説明しながら、どうやったら人を信用していけるのかについて解説していきます。
ここでは、他人を信用できないという悩みについてメインに話していきますが、自分を信用できない場合も適用してもらえるので、誰かを信用できない場合や自分を信頼できない場合はぜひ、本文の内容を試してみてくださいね。

自分も他人も信じられるようになり、自分と良好な関係を結んでもらうのと同時に他人とも深い関係を結び、毎日を楽しんでもらえたらと思います。

1.人を信用できない時は自分を信用できない時

冒頭で、自分を信用できない場合にもこれから紹介する内容は適用してもらえると説明したのですが、それはなぜかというと人を信用できない時は実は自分を信用できていない時だからです。
要は人を信用できないのではなく、自分を信用できていないから人を信用できていないということです。

例えば、自分と一緒にいることを楽しんでくれる友人がいたとします。
しかし、自分が自分を信用できていないと、何でこの友人は自分と一緒の時間を過ごしてくれるのか理解ができません。
もしかして、これから騙されるのではないのか、自分の本性を知られたらきっと嫌われるのではないか、そう勘ぐって相手を信じられなくなります。
逆に、自分を信じていたら、この友人はただただ楽しいから自分と一緒にいるんだな、と何の違和感も抱かず変に勘ぐることもありません。

つまり、人を信用できないというのは、人から信じられる自分を信じられていないということなんですよね。

2.自分を信用できないのではなく自分から信用されていない

では、なぜ自分を信用できないのかという話をしていきます。
一言で言うと、自分を信用できないのは自分から信用されていないからです。

例えば、誰かから嫌なことを言われたとき、「嫌なことを嫌」と表現することが自分を大事にすることであり、嫌なことを避けるように相手との付き合いを辞めるなど立ち回ることが自分を守ることになります。
しかし、私たちは嫌なことを言われても、今後の損得を優先したりその場で勇気が出なかったりして自分を大事にすることも自分を守ることもしないことがしばしばあります。

その時に、自分からの信用を一つ失うのです。
自分のシンプルな好き嫌い、嫌だ、これがしたい、などの気持ちを無視し、他人からどうみられるか、今後の損得を優先することで、どんどん自分の信用を無くしていくということです。

すると、自分を信用できなくなりそんな自分を信じてくれる人も信用できなくなります。
それは人を信用できないだけではなく、自分にも自信がなくなり不安になり、自分は自分でいい感覚まで失わせるのです。

3.自分を信用するには

そのような状態の中、どうしたら人や自分を信用できるようになるのか、というと、他人からどう見られるか、今後の損得より自分の気持ちを優先することです。
先ほどの例であれば、嫌なことを嫌と言ったら相手の機嫌を損ねるかもしれない、それによってその場に居づらくなるかもしれないし、職場であれば仕事を教えてもらえなくなるかもしれない。

しかし、そのリスクや怖さを越えて、嫌なことは嫌だと伝える。
それによって、自分の信頼を一つ勝ち取るということです。

私たちは、色々な場面で自分の気持ちをないがしろにして、自分を適当に扱います。
まず、どんな場面で自分をないがしろにして、自分からの信用を失っているのか見つけてみてください。

そして、その場面が見つかったら、今度は勇気を持って自分の気持ちに従うことで自分からの信頼を勝ち取ってみてください。
すると、自然と自分を信じられる自分がいることに気づくし、相手のことも信じている自分を発見してもらえます。

ちなみに、自分の気持ちに従うといってもいついかなる時も自分の気持ちに従わなければいけないのかというとそんなことはありません。
自分の気持ちを無視して自分をないがしろにするパターンが染みついてしまっているので、そのパターンを変えていくという意味なので、完璧を目指さなくて大丈夫です。
完璧を目指すとそれはそれで苦しくなるので、ゆるい感覚で一つずつ自分を大事にしてもらえたらと思います。

4.自分の気持ちが見つからない時

また、人によっては自分の気持ちが見つからない場合もあると思います。
いつも自分の気持ちではなく他人を優先してくると、自分の気持ちを見つける必要がなくなるので、だんだんと自分の気持ちが薄くなっていくんですよね。

その場合、自分の気持ちに従うにも自分の気持ちが分からないので、どうしたらいいか分かりません。
そんなときは、一旦、自分の気持ちは置いておいて他人に良く思われない言動をしてみることをやってもらえたらと思います。

具体的には、相手に合わせなかったり相手の意見と違うことを言ってみたり、断ったりしてみるということです。
天邪鬼みたいな感じですね。
天邪鬼をしたいからそうするのではなく、自分の気持ちは置いておいて今までと違うパターンを取るということです。

すると、自分の選択肢の幅が増えます。
それによって、自分の気持ちを見つけて採用される可能性が生まれます。
この可能性が大事で、可能性がないものに対しては自分の気持ちを見つける必要ないと無意識に処理されてしまいますが、可能性があるのであれば、自分の気持ちを見つける意味が出てきます。
自分の気持ちを見つける意味や自分の気持ちが採用されるだろう余白を作ってあげるだけで、自分の気持ちが自然と湧いてくるようになるのです。

そうやって、自分の気持ちが採用される可能性を作るために、ぜひ今までやってこなかった他人から良く思われないだろう言動をしてみてもらえたらと思います。

5.まとめ

今回は、「人を信用できない」をテーマに記事をまとめました。
人を信用できず裏切られるのではないかと疑心暗鬼になるのは辛いことですよね。

その解決は「人を信用できる自分になる」ということではなく、自分を信用できるようになること、それは自分から信頼されるように自分と関わっていくということです。
自分の期待を裏切り自分の気持ちを無視して、自分からの信頼を無くし続けるのではなく、自分のため、今後の人生のために自分からの信頼を一つ一つ勝ち取っていってください。

人を信用できるようになるだけではなく、自分を誇らしくなったり、自分は自分で良かった安心感が広がりくつろいで穏やかな気持ちで毎日を送れるようになります。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の記事に関連性の高い「裏切り」について、裏切りに対する怒りを手放しスッキリ前を向く方法に裏切りへの執着から解放されていく方法をまとめているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいねぇ。