嫌われる人の特徴をチェックしているのになぜか嫌われてしまう理由

  • 2014年9月18日
  • 2020年5月17日
  • 人間関係
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嫌われないようにしているのになぜか嫌われる。
嫌われて落ち込んでいる。
なんで嫌われるのか理由を知り、直していきたい。

人が人を嫌う真理を説明し、
「嫌い」をどう捉え、どう付き合い、どうしていけば、
楽に自由に生きられるか解説していきます。

嫌われて落ち込んだり、人目が気になって息苦しい毎日から
自由で、のびのびとした毎日になる方法を紹介します。

1.そもそも、なぜ人を嫌うのか

まず、嫌われる理由を説明する前に、人が人を嫌う心理について説明します。

なぜ人を嫌うのかを考えたときに、思いつく理由は色々あると思います。
でも、突き詰めていくと、以下の2点が根本的な理由です。

  • 自分を大事に扱ってくれていないと感じるから
  • 自分が守っているルールを破るから

順に説明して行きます。

1-1.自分を大事に扱ってくれていないと感じるから

これは実感がわきやすいと思いますが、
人は、自分が大事にされていないと他者に感じるとき、その相手に不快感・嫌悪感を抱きます。

ここで注意してほしいことは、
自分が大事にされていないと「感じた」とき、ということです。
つまり、相手が大切にしていようがいまいが関係なく、
その人が大事に扱われていないと「感じた」、その主観によって嫌悪感を抱くということです。
(※自分が大事にされていないと感じた時どうすればよいかは、ムカつく感情が湧いたときの考え方を参考にしてください。)

1-2.自分が守っているルールを破るから

人は幼少期に自分を縛るルールを自分に課します。
それは、親に気に入られるために自ら身に付けた無意識のルールです。
親に気に入られるために、何をすべきか、または、何をしてはいけないのかをつぶさに観察し、
守るべきルールとして自分の中に取り込みます。
(※このルールが強く、多いほど生きづらくなります。このルールを解除する方法は、自分を責めないためのルールの解除方法を参考にしてください。)

そして、自分が身に付けたルールを破る人を目の当たりにした際に、
不快感や怒り、許せないといった感情を感じます。これが嫌悪感につながるわけです。

しかし、ここで感じる不快感や怒り、許せない感情は、
自分が守ってるルールを破る相手を見て、
「親に怒られる!」という恐怖や、羨ましいという思いなのです。

2.嫌われないために人に合わせ続けるとどうなるか

ここまでで、人が人を嫌う根本の理由がわかってもらえたと思います。
なので、その嫌う理由に抵触しないように生きれば、誰からも嫌われないわけです。

しかし、嫌う理由を読み返して欲しいのですが、
「自分を大事にしてくれない」というのはその人の主観であり、
「自分が守っているルール」というのはその人の無意識の話です。

なので、他人の主観を自由に操作できて、人の無意識にアクセスできる特殊能力がないと不可能なわけです。

要は何が言いたいかというと、「誰にも嫌われないなんて無理」だと言うことです。
どんなにあなたが嫌われないようにしようと、嫌う人は勝手にその人の都合で嫌うのです。

そして、もう一つ、人に嫌われないように生きる落とし穴があります。
それは、「自分を見失う」ということです。

他人に合わせ続けた結果、
自分は本当は何がしたいのか、そもそも今何を感じているのかがわからなくなります。
充実感が得られず、自信を無くしていくのです。

3.どう生きていけばいいか

では、これから、対人関係についてどう捉えて、どう生きていけばいいのか説明します。

3-1.半分の人には嫌われると諦める

結局、どう生きようが半分の人には嫌われるのです。
なので、「半分の人に嫌われることを諦める」。
それが、自由に楽に楽しく生きられる方法です。

相手は相手の感じ方・価値観であなたを嫌う。
それは、どうしようもないことであり、また、あなたが悪いというわけでは一切ありません。
100%その人の都合です。
なので、半分の人に嫌われてることを諦めてください。

そして、もう半分の人は、あなたがどう生きようが、あなたを好意的に思っています。
ジタバタしても、それは変わりません。

3-2.自分の感情に従う

結局、どう生きても半分の人には嫌われて、半分の人には好かれる。
で、あるならば、自分が好きなことや、やりたいことをやって、
自分が嫌いなことや、やりたくないことはやらない。
というように生きるのはどうでしょうか?

その好きな気持ちややりたい気持ち、
嫌いな気持ちややりたくない気持ち、
その気持ちがあなた自身です。

それを捻じ曲げて、誰かに合わせても、
誰の人生を生きているかわからず、充実感も得られず、自信を失っていきます。

誰かに嫌われる覚悟をして、自分の感情を表現し、行動したとき、
自分が自分のことを認められるようなります。
自分が自分のことを好きになります。
ものすごく嬉しくなります。

世界が変わりますよ。

まだ、自分がどうしたいのか、何が好きで嫌いなのかわからなかったり、
誰かに嫌われるのが怖くて行動できないかもしれません。

うん、それでもいいです。
まずは、自分がどう感じているのか、見つけてあげることからやってくださいね。
そして、「あぁー、こう感じてるんだなー」と感情を認めてあげてください。

4.補足的に前提の話

心理に興味がある人に前提の話を。
この世は、自分が持っている前提・セルフイメージ通りのことが起こります。

「嫌われる」前提があると、嫌われる現実がやってきます。
(正確にいうと、好かれる嫌われるの両方があるが、「嫌われる」ばかりにフォーカスし、それしか見えていない)

「嫌われないようにしよう」という気持ちの裏には、
「私は嫌われる」前提・セルフイメージが張り付いています。
だから、嫌われる(ようにものごとを捉える)。

その前提を変える方法は2つ。

  • ひっくり返す
    「私は嫌われる」→「どうせ何しても、好かれる」「好かれすぎて、いい加減面倒くさいんだけど」
    そういうことにしてください。
    口に出してつぶやいてみてください。
  • 行動を変える
    もし、「どうせ私は好かれている」という前提があったら、どう振る舞うか考えて、
    そのように振舞ってください。
    やりたいようにやると思います。そう上記の3_2ですよね。
    感情に従ってやりたいようにやってください。

5.まとめ

半分の人には好かれ、半分の人には嫌われる。
そう諦めて、自分が感じるように生きればいいんです。
嫌われるのはあなたのせいではなく、相手の都合です。

人の目ではなく、自分の気持ちに従って行動できたとき、
やっと自分が自分の方を向いてくれたという感情になります。
安心感や満たされる感情に包まれます。

そうすると、世界が変わってきます。
楽に楽しく充実して暮らせる毎日が来るんだなって驚きます。

そんな世界、ちょっと良くないですか!?