仕事が続かない自分はダメだと思っていませんか?
続かない自分は忍耐力がないし、
周りから認められないし、
社会に適合できてない。
そんな自分を責め、辛い思いをしていると思います。
この記事では、自分を責めるメカニズムを紹介し、自分責めを辞める方法を紹介します。
あなたは仕事が続かない自分のことをダメだと思っているかもしれないし、
そんな情報を目にするかもしれませんが、
仕事が続かないことで自分を責める必要はありません。
仕事が続くか否かという基準ではなく、
自分が心地良く楽しいか否かという基準で仕事も生き方も決めていいのです。
この基準の転換を実践してもらうことで、
仕事が続かないという苦しさが自然と消え、自分が楽しく生きやすい選択をすることができるのです。
1.仕事が続かないことで自分を責めるメカニズム
まず、自分を責めるメカニズムについて説明します。
1-1.始まりは幼少期の満たされない思い
小さい頃に両親に「話を聞いてもらえなかった」「大事にされなかった」という経験を通して、
両親に「愛されていない」という思いを抱きます。
これが、自分に対する「不足感」になっていきます。
また、成長過程に親のしつけや親の反応を見て、両親に好かれるには「こうするべき」というルールを形成します。
そして、この「こうするべき」通りにできない自分に対してさらに「不足」の思いを加速させていくのです。
こうして形成された「不足している自分」を責めているのです。
1-2.罪人である自分を責めたい
また、母親の辛そうな顔や苦しそうな姿を見て、母親を幸せにできなかったことに罪悪感を抱くこともあります。
母親の望む自分だったら母親を幸せにできたのに、
母親を幸せにできないのは不足している自分のせいだという思いから罪悪感を持つのです。
この「母親を幸せにできなかった」罪を償うために自分を責めようとしているのです。
1-3.自分を責める証拠集め
自分は不足しているという認識や自分を責めたいという気持ちから、
今度は、自分が不足している事実や自分を責める材料を集め始めます。
こうして、自分に対する不足感や罪悪感を強化していきます。
仕事が続かない自分が苦しいのも、不足感や罪悪感の証拠集めであり、
仕事が続かないことに自分の不足を見出し、自分を責めようとしているということです。
2.自分責めを辞めるには
上記の説明でいくつかのキーワードが出てきました。
- 愛されていない思い
- 不足感
- こうするべき
- 罪悪感
- 自分を責めたい
- 自分を責める証拠集め
これらそれぞれに対して、自分を癒し、解釈を変え、考え方と行動を変えて行けばいいのです。
すでに記事としてまとめてあるものは、簡単な説明と記事の紹介だけにさせてもらいます。
詳しい内容は個々の記事で確認してください。
2-1.愛されない思い
小さな頃に傷ついた自分がまだ癒えていないので、その小さな自分を癒していきます。
母親を嫌いになる仕組み、嫌いな気持ちを手放す方法を読んでください。
2-2.不足感
満たされない思いをまず自分が認め、不足している自分・欠けている自分にマルを出していきます。
不足は補うのではなく受け入れるのです。
不足している自分の受け入れ方を「自己評価が低い」ダメな自分を認める方法に書いているので読んでください。
2-3.こうするべき
「こうするべき」「こうあるべき」が少なくなるとより楽により充実して生活できるようになります。
「人生に疲れた」と感じる理由と疲れる人生から抜け出す方法に「こうするべき」のルールを解除する方法をまとめてあります。
2-4.罪悪感
母親を幸せにできなかった思いを成仏させて行きます。
人生を楽しむことができない心理的な理由で、
そもそも母親を幸せにできなかった罪なんてそもそもなかったことを腑に落としてもらえたらと思います。
2-5.自分を責めたい
自分を責めたい気持ちは罪悪感や不足感から生まれるので、罪悪感や不足感を解消してもらえればと思います。
そして、もし、自分を責めたら、「これは自分を責めたいから責めているのだな」と感じてください。
仕事が続かないというのは、自分を責める理由にはなりません。
それでも自分を責めているということは、「仕事が続かない」を使って自分を責めたい自分がいるということです。
まず、その自分を認めてください。
また、周りから「続けるべきだ」と責められても気にする必要はありません。
その人にも「こうするべき」があるというだけの話なのです。
人は「こうするべき」を破る人を見ると、
「(そんなことしたら怒られるよ!)怖い」という思いや「羨ましい」という感情を抱きます。
だから、責める人がいた場合は、この人は「怖がっているのか」「羨ましいのか」と思ってください。
2-6.自分を責める証拠集め
自分を責める証拠集めを始めたら、その出来ごとと自分の存在価値を切り離してください。
「仕事が続かない」→「自分はダメなんだ」というのは因果関係がありません。
上述したとおり、自分はダメだと思いたいから仕事が続かないを持ってきたに過ぎないのです。
だから、仕事が続かない自分はダメだと感じたら、
そこに因果関係はないのだと思い、仕事が続かなくても自分は素晴らしいという「ことにする」をやってみてください。
今は、「仕事が続かない」→「自分はダメなんだ」が自動反応かもしれませんが、
自分にそう言い聞かせるという手動反応を繰り返すことで、「それでも素晴らしい」が自動反応になっていきます。
以上を繰り返しやることで、自分の気持ちに気づき、解釈や自分に対する認識が大きく変わっていきます。
3.仕事をしたくない3つの理由
また、仕事がしたくない理由は大きく以下の3つになります。
- 仕事の失敗・仕事ができない
- 仕事内容への不満
・やりがいを感じない
・頑張っても認められない - 人間関係
上記それぞれについて、心理的なアプローチからまとめた記事が、
会社に行きたくない3つの理由を解消する方法です。
正直、仕事に関してはこの記事だけ読んでもらえればいいかなと思うくらいにまとめているので、
仕事について悩みがあるのであれば、ぜひ読んでもらうことをオススメします。
4.まとめ
「仕事が続かない」をテーマに自分を責めるメカニズムと自分責めの辞め方を紹介しました。
あなたはもう頑張っているし、もう自分を責めなくてもいいのです。
人の言葉が気になったり、自分責めそうになったら一歩立ち止まってみてください。
あなたを守れるのはあなたです。
ぜひ、自分の気持ちを大切にし自分に優しくしてみてください。