仕事人間を辞め充実した人生を取り戻す仕事術

毎日の生活が仕事ばかりの時、自分の人生これでいいのかなって感じますよね。
そんな時は人生の舵を切るタイミングなのかもしれません。
人生において仕事は大きな要素ではありますが、仕事が人生なわけではありません。

仕事の位置づけの話から、仕事に振り回されない働き方や仕事のコントロールの仕方まで自分を中心に仕事を回していける話をしていきます。
ぜひ、仕事から解放されて人生の充実度を上げてもらえたらと思います。

1.仕事ばかりが楽しい仕事人間もいる

まず、仕事ばかりで本当にこれでいいのかと疑問に感じているかもしれませんが、仕事が大好きな仕事人間もこの世には存在します。
仕事が楽しくてしょうがないという人ですね。
そんな人は無理に仕事の量をコントロールしようとか仕事以外に趣味などを始めようと考える必要はなく、仕事が楽しいんだから仕事をしたらいいです。

もし、あなたが根っからの仕事好きで仕事人間だと感じるのであれば、仕事に没頭してもらえたらと思います。

2.仕事への熱量と仕事時間を一致させる必要性

ただ、この記事を見ようと思ったあなたはきっと仕事はそこまで好きじゃないけど、仕事の量が多いから結果的に仕事人間になっているのではないでしょうか。
やっていてつまらないことはないし結果も出たら嬉しい、ただ仕事だけの人生で良いと言い切れない。
そんな方は仕事がそこまで好きではありません。

それは別に悪いことではなく、仕事がそこまでじゃないからそこまでじゃないでいいんです。
ここを直視せずに人生のほぼ全てを仕事に捧げてしまうと後々後悔します。

定年を迎えて楽しんだらいいと思っても、定年を迎えて時間はできますが他の趣味や遊びをする体力や気力がありませんからね。
だから、自分の仕事への熱量と仕事に使う労力や時間を一致させることが必要になってきます。
このバランスが悪いと不満や後悔になるので、しっかりと自分の仕事への熱量を把握して仕事に使う労力や時間をコントロールしてもらえたらと思います。

3.仕事をコントロールする

じゃあ、どうやってコントロールしていくかという話をしていきます。

3-1.「仕事」という価値観を捉えなおす

まず、そもそも「仕事」とは何かという概念の捉えなおしをしてもらえたらと思います。
よく、「仕事なんだからやらなきゃ仕方ない」なんて言葉が飛び交い、「仕事だから」と言われるとやるべきものや一番優先されるべきものだと何となく感じるかもしれません。
しかし、仕事だと言ってもたかが仕事なんですよね。

脱線しますが、例えば待ち合わせをしていて相手が遅れてきた時に、「仕事だから」と平然と言われても私はどこか違和感を感じます。
「仕事だから遅れていいのか」「仕事だから何のか」と笑
仕事でもちゃんとコントロールして時間には来てほしいし、遅れるのが仕方ないことはあると思いますが「仕事だから当然でしょ」という顔をされてもなと思います。

はい、脱線しましたが、この感覚の違いは「仕事」に対する捉え方の違いです。
仕事を一番優先される事項と捉えると、「仕事だからしょうがない」という言葉が無敵のキラーワードになります。
しかし、それは上司やお客さんから言われる時も「仕事だから仕方ない」と自己説得する方向にも心理が働いてしまうのです。
そうなると、仕事に振り回され自分が仕事をコントロールできなくなります。

では、自分が仕事をコントロールしていくには仕事をどう捉えたらいいか。
それは、「仕事と言ってもまぁ仕事だ」という感じです。
また、先に少し触れましたが「仕事と言ってもたかが仕事」というニュアンスです。

そして、私の理解されない価値観の一つに「この世に必要な仕事は一つもない」というものがあります。

全ての仕事がなくなったとしたら、昔みたいな生活をすればいいんです。
自分や家族が食べる食材を自分で調達ればいい、昔はそうやって暮らしていたわけですから。
そう考えると、どの仕事も必須で不可欠な仕事なのではなく、自分やみんなの生活を豊かにするプラスアルファ的な位置づけになります。

この「必須ではない」「プラスアルファ」という感覚が意外にとても大事だと個人的に思っています。

そして、勘違いしてほしくないのは「かたが仕事」というのはいい加減な仕事をしていこうということではないということです。
仕事の仕方については後述しますが、自分がやると決めた範囲については責任を持ってやったらいいです。
しかし、自分が選択もせずに「仕事だから」と他人から言われたり自己説得することを辞めましょうと言う話です。

3-2.成果を出した分が給料になるという感覚を身に着ける

そして、次も概念的な話になるのですが、自分が出した成果分がもらえる報酬になるという感覚も大事になります。
会社員として仕事をしていると、どうしても給料が決まっていて何となくみんなに合わせた仕事時間も決まっていてやらなきゃいけない仕事があるというイメージだと思います。

その制度をどうこうしようとか、成果分の報酬がもらえる会社に転職しようということではなく、自分がした仕事に対してお給料がもらえるという感覚は大事です。
例えば、1000件のデータ入力という仕事があったとして何となく仕事をして終わらせる、そしてその作業に10時間かかりました、ということではなくて、1000件のデータ入力はいくらぐらいの報酬になるのか、どれぐらい時間がかかるものなのかという感覚を常に持っているということです。

つまり、1000件のデータ入力が5時間で終わるなら10時間かかる人と同じだけの報酬を5時間でもらっていいし、5時間はサボっていいということです。
また、もしマクロなどを組んで同じ作業を10分でできるなら9時間50分は遊んでていいことになります。
(実際にそれを実行するということではありませんが)

そういう感覚を持って初めて交渉できるのかなと思います。
もっと言うと、自分が欲しい報酬分だけ働けばいいということです。
月20万なら月20万分の仕事でいいし、もし自分は仕事が遅かったとしても誰に何か言われる理屈はなく仕事量を減らし自分のできる範囲で気持ちよく働けばいいということです。

そして、一つ覚えておいてほしいことは、多くの人が出している成果に対して報酬をあまりもらっていないということです。
日本はアピールするという文化があまりないので、経営者側も出さなくていいものなら出さないを貫けるわけです。
もっともらっていいように感じるし、単価が高くなれば仕事時間も減らしていけますよね。

なので、成果に対して報酬をもらっているという感覚をぜひ持ってほしいなと思います。

3-3.キャパの範囲で仕事をする

最後は仕事のやり方になるのですが、自分のキャパの範囲で仕事をするということが大切です。
仕事に振り回される方は、「やらなきゃいけない仕事の量が先に決まっていてそれをどうやって終わらせるか」という発想になっています。
しかし、大事なことは自分が仕事に割きたい時間と労力というキャパの範囲で収まる仕事をしていくということです。

そして、その自分が決めたキャパに収まる範囲の仕事に対して責任や目的を持って、仕事を進めていってください。

私も会社員時代5年目になるまでここをおさえてなかったので、朝早くから夜遅くまで働き時間に追われ慌てふためいていました。
その当時は断ることもできなかったので、上司の調査依頼を受け、お客さんから作業依頼され、後輩には仕事のやり方を相談される。
仕事時間の半分をそうやって持っていかれていました。
だから給料は倍もらって良かったし、今ならもっとうまく悠々自適に仕事をコントロールしていけます。

環境に影響されず仕事をコントロールしていくには必須の仕事の仕方なので、ぜひ自分のキャパで仕事をするということを覚えておいてください。

4.仕事人間を辞める上での心理ブレーキを外す

仕事に振り回されない働き方については以上で、仕事と言っても絶対のものではなく自分の働きたい範囲で仕事を調整すれば仕事中心から自分の人生中心に戻していくことができます。
ただ、心理的なブレーキがあると働き方をシフトすることが難しくなるのでここではそのブレーキを紹介しながら外し方を説明していきます。

4-1.自己価値が結びついている

一つ目の心理的なブレーキは仕事の出来や成果に自分の価値が結びついているパターンです。
仕事をしなかったり成果を出さなかったりすると自分の価値が下がるように感じていると、仕事のボリュームをコントロールすることが難しくなります。
それは、自分の価値の低下につながりますからね。

ただ、自分の価値は何かに紐づいているわけではありません。
仕事の出来にも給料の額にも肩書にも学校の成績にも友達の多さや能力、どんなことにも自分の価値は結びついてないんですよね。

じゃあ、自分の価値とは何かと言ったら「そんなもの考えなくていいのでは!?」というのが私の答えです。
「そんなこれがあるから自分には価値がある」という条件付けの自己価値はとても脆いです。
その条件がなくなったら自分に価値がなくなるということだし、その条件に執着し割に合わなくても頑張りを辞められなくなる。

別に自分の価値に根拠なんていりません。
自分には価値があると捉えてもいいし、人の価値って何なんねん!?とグレーにしたまま放っておいてもいい。

どちらにしろ、何があっても無くても自分は自分でいいしそのままでいいということです。
ぜひ、自分が持っていることやできること、してきたことと自己価値を切り離してもらえたらと思います。

4-2.周りの目が気になる

そして、なんと言っても気になるのが周りの目ですよね。
周りは頑張って働いているのに自分だけ楽をするような気がしたり、サボってると思われたり、否定されそうで怖かったり。
そんな思いが自分のキャパで仕事をする上でのブレーキになります。

ただ、この周りの目を気にすると自分の人生が「周りに嫌われない」を中心に回ることになり、一番大事にするべき自分や自分の人生が後回しになります。
自分の人生を後回しにしておいて幸せや満たされた気分で暮らせたり、人生を謳歌できるかと言ったらとても難しいですよね。

なので、とても些細なことから自分の意思で決める練習をしていってみてください。
お昼食べたいものがお刺身定食であるならお刺身定食を食べる。
みんながイタリアンに行きたいと言っても、その意思表示をすることはとても大事です。

その自分の意思で決める習慣がお昼のメニューだけではなく仕事の仕方や自分の人生にも当てはまっていくというイメージです。
習慣を作るのは日頃の些細なことから作られるので、ぜひ自分の意思で決めるという習慣を作っていって下さい。
ちにみに、習慣は3週間で作られるので意識的に頑張って意思決定をしていくのは実質3週間になります。

5.まとめ

今回は、仕事ばかりの人生を辞める方法について話をしました。
仕事人間と一口に言っても、仕事が心底好きな仕事人間と仕事が終わらないから仕方なしにの仕事人間がいます。
前者は思う存分、仕事をしてもらったらいいのですが、後者に関しては人生に対する満足度が極端に下がってしまいますよね。

だから、自分が一番しっくりくるキャパの範囲に仕事をコントロールすることが大事です。
そのコントロールの考え方ややり方をぜひ実践してもらえたらと思います。

また、「自分の会社はそういう風土じゃないしな」と諦める理由も無限に出てくると思います。
ただ、あきらめたところで誰かがあなたの人生のクオリティを上げてくれるわけではなく、何十年後かに振り返った時に後悔するような気がします。
転職することも全然いいのですが、どんな形であれ「自分の人生」というところを中心に考えてもらえたらと思います。

ぜひ、自分の人生を満足いくものにしていってもらえたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

最後の周りの目が気になるに関して、人の目が気になる苦しさを解消する方法に周りの目が気になる時にどうしたらいいかについてまとめているので参考にしてみてください。