会社に行きたくない。
頑張っているのに仕事ができないし、周りに迷惑をかけているようで辛い。
人間関係も良くないし、充実感も得られない。
「辛い」「苦しい」といった感情の奥には、「こうすべき」というルールがあります。
そして、そのルールは自分だけのルールであり、
ルールを守るようになった思い込みや勘違いが存在します。
その思い込みや勘違いに気づくことで、自然と考え方が変わっていくのです。
自分を責め、自分を追い込む考え方が変わっていくことで、心が軽く楽しくなっていきます。
また、会社で感じるストレスも激減するのです。
この記事では会社に行きたくない理由ごとにどういった思い込みや勘違いをしているか説明していきます。
そして、思い込みや勘違いと解く方法はすでに記事にしてありますので、それぞれについて紹介していきます。
1.会社に行きたくない感情を味わう
会社に行きたくない原因ごとの説明をする前に、会社に行きたくない感情をしっかり味わってください。
- 会社に行きたくないなぁ
- 億劫だなぁ
- 頑張って働くの苦しいなぁ
そして、会社に行きたくないと感じる理由を挙げてみてください。
- 仕事ができなくて怒られるから
- やりがいが感じられなくてつまらないから
- 人間関係が悪いから
さらに、その会社に行きたくない理由を考えた際に沸きあがる感情も味わってください。
- あぁ、怒られるの嫌だなぁ
- 仕事つまらないなぁ、面倒くさいなぁ
- あの人に会いたくないなぁ、無視されて辛いなぁ
感情を味わうことは、自分の本心を認めることにつながります。
まず、自分の気持ちを見つめ、自分の内側を満たしていってください。
2.会社に行きたくない理由と考え方
会社に行きたくない理由は大きく3つあります。
- 仕事の失敗・仕事ができない
- 仕事内容への不満
- 人間関係
それぞれについて、概要と思い込み・勘違いを説明していきます。
2-1.仕事の失敗・仕事ができない
仕事で失敗したり、仕事ができていないと感じると、自分を責め、気が重くなることがあります。
この状態で、積極的に仕事に取り組むことは難しくなるでしょう。
しかし、仕事で失敗しても、仕事ができなくても落ち込まない人もいるし、
そこまで気にせず楽しそうにしている人のいるのも事実です。
では、同じ出来事にも関わらず、自分を責める人とあまり責めない人がいるのはなぜでしょうか。
その両者は、何が違うのでしょうか。
それは、「仕事の成果が自分の価値と直結しているかどうか」です。
つまり、失敗しても、仕事ができなくても、自分には価値があると思っていると、
自分を責めることはなく、そこまでプレッシャーを感じずに仕事をすることができるのです。
これは、無責任な仕事をしてもいいと思っているわけではなく、
自分の価値と仕事の成果を切り離し、リラックスした状態で自分のベストパフォーマンスを発揮できるということです。
とは言っても、自分の価値と仕事の成果を切り離すことは難しいですよね。
どうすれば、無条件で自分の価値を感じられるようになるかは、
仕事ができない辛さを解放し、気持ちが軽くなる方法、
仕事の失敗で自分を責めない、自分を肯定していく方法
に詳しく書いてあるので、読んでみてください。
2-2.仕事内容への不満
「やりがいを感じない」「頑張っても認められない」という不満を感じている場合、仕事へのモチベーションが上がらなくなります。
それぞれについて、解説していきます。
①やりがいを感じない場合
やりがいを感じられないのであれば、好きなことをしてみてください。
といっても、好きなことがわからなかったりしますよね。
好きなことを見つける上で、無意識に自分に制限を作ったり、「こうするべき」という常識があったりします。
その制限や自分の常識を取り払い、好きなことを見つけてみてください。
好きなことを見つける方法は、頑張れない苦しさから解放される方法にまとめてあります。
しかし、仕事内容に不満を持ちながら働くことにもメリットがあるのです。
慣れた仕事で失敗しなくて済む、収入が安定している。
自由に生きることや好きなことをしていくということは、「不安定を選ぶ」ということです。
それぞれにメリット・デメリットがあるのです。
もし、あなたが自分の思うように自由に生きたいと思うのであれば、自由や好きなことを選ぶデメリットを受け入れてみてください。
すると、自由や好きなことを今すぐに選択できるようになります。
②頑張っても認められない場合
頑張っても認められないと感じている場合、そもそも「自分は認められていない」というセルフイメージがある可能性があります。
人は良くも悪くも、自分のセルフイメージ通りの結果を得ようとします。
つまり、「自分は認められていない」というセルフイメージがある場合、認められないような考え方や行動をし、結果として、認められない結果を引き寄せるのです。
そして、さらに「自分は認められない」というセルフイメージを強化していきます。
驚くかもしれませんが、「頑張れば認められる」のではないのです。
どう考えたらよいかは、仕事が辛い人に共通する思い込みと働き方を変える考え方に記載しているので、読んでみてください。
2-3.人間関係
人間関係の不満について、「嫌われていると感じる」場合と「嫌いな人がいる」場合の2パターンに分けることができます。
2つのパターンを個別に考える前に、共通する考えを説明します。
まず、なぜ人が人を嫌いになるか、その理由は以下の2点になります。
- 自分を大事に扱ってくれていないと感じるから
- 自分が守っているルールを破るから
しかし、だからと言って、
「相手を大事にして、相手のルールに従おう」や、
「相手が自分のルールを守り、自分を大事にするように仕向けよう」とは考えないでください。
相手を優先して相手のルールに従うことで、自分自身を見失い自信を失うことにつながり、
相手をコントロールしようと試みることで、コントロールできない部分にフォーカスがあたり、余計にイライラする原因になります。
では、どう考えていったら良いか、それぞれについて説明していきます。
①嫌われていると感じる場合
上記の嫌いになる理由を再度見てほしいのですが、嫌いになる理由はどちらも相手の都合によるのです。
あなたが相手のことを大事にしていても相手が大事にしてくれないと感じれば、相手はあなたのことを嫌います。
また、無意識に守っている相手のルールをあなたが把握できるわけがないので、どれだけ気を使っても相手のルールを守り続けることは不可能なわけです。
つまり、あなたが何をしたか、どういう人間であるかに関わらず、嫌いになる人は嫌うのです。
そして、嫌われてもいいのです。
嫌われているから、あなたがダメだ、人間性がおかしいといったことではないのです。
すべての人が誰かから嫌われています。
そして、それと同じくらい誰かから好かれています。
それは自然なことで、それをコントロールしなくていいのです。
好かれる自分になるのではなく、あなた自身が自分を好きになってください。
自分を好きになるのは簡単です。
自分の感性に従って、行動していけばいいのです。
「こうすべき」や人の評価を行動基準にするのではなく、自分の「こうしたい」に従って生きていけば、それでいいのです。
自分を嫌いにな人を見かけたら、こう思ってみてください。
- あぁ、あの人も自分を大事にしてほしいんだな
- ルールを破る私を見て、怖がっているんだろうな
- 私が羨ましいんだろうな
こちらも詳しくは、嫌われる人の特徴をチェックしているのになぜか嫌われてしまう理由に記載してあるので参考にしてみてください。
②嫌いな人がいる場合
嫌いな人がいる場合、嫌いな人はあなたに大事なことを教えてくれています。
まず、相手が自分のことを大事にしてくれないと感じている場合、あなたを本当に大事にしていないのは相手ではなく、あなた自身です。
つまり、あなたがあなた自身のことを大事にしていないから、自分と相手に嫌悪感がたまっていくのです。
相手があなたを大事にしていないと感じるとき、
あなたは何を言いたいですか?どうしてほしいですか?
そして、それを相手に伝えていますか?
口に出して伝えること、それが自分の感情を認めたということです。
そんなことを言うのが恥ずかしい。
そんなことを思う人間だと思われたくない等の理由で、口に出さないということは、
自分の本心より、見栄やプライドという他人からの評価を大事にしているということです。
ダメで恥ずかしい自分を表現していくことで、今まで嫌いだった人が嫌いでなくなっていきます。
ですので、ぜひ、恥ずかしいと感じる自分の本心を伝えてみてください。
- おごったのにご馳走様と言われなくて悲しかった
- 仕事を雑に頼まれた気がして、大事にしてもらえていない気がした
- あの一言が「お前はダメだ」と言われている気がして腹が立った
次に、自分が守っているルールを破る人に対して怒りの感情を感じる場合について説明します。
自分が守っているルールを破る人、それが本当のあなたの姿です。
本当のあなたはムカつくあの人と同じ要素を持っているのです。
しかし、その部分を自分の「こうあるべき」で捻じ曲げ、なかったことにしているのです。
ぜひ、本当の姿を表現してみてください。
自分で自分を認められた満足感が得られるようになります。
これでよかった、元々の自分でよかったと幸せを感じられるようになります。
幸せは”カタチ”ではなく、幸せを感じる心の状態なのです。
本当の自分で生きること、それが幸せな心の状態を作るのです。
ムカつく女がいる今だからこそ見つかる、幸せになる方法に詳しく書いてあるので、読んでみてください。
3.まとめ
会社に行きたくない理由ごとに、何を勘違いしていてどう考えたらよいのか説明しました。
今、うまくいっていないのであれば、今の考えではうまくいかないのかもしれません。
親や学校の教え、会社のルール、社会の風潮を一度疑ってみてください。
そこから、自分らしさや自由、楽しさや幸せが見えてきます。