何をやっても頑張れなくて、いつも途中で投げ出してしまう。
振り返れば、今まで何かを一生懸命やった記憶がない。
頑張りたいのに頑張れない、そんな自分を変えたいのに変わらない。
そして、そんな自分が好きになれない。
頑張れないことで自分を責めることは辛いことですよね。
でも、頑張れない自分はダメなのでしょうか。
この記事では「頑張れない」ことで、なぜ自分を責めてしまうのか解説し、
どうすれば自分を肯定し、充実した生活を送れるのか説明していきます。
頑張れないことで自分を責める必要はないし、頑張れなくても自分を好きになれるのです。
1.頑張れないとなぜ自分を責めてしまうのか
「頑張れなくて苦しい」と「頑張りすぎて苦しい」
一見すると真逆のように思うかも知れませんが、悩みの根本は一緒なのです
それは、「頑張ることが正しい」と思い込んでいると言うことです。
頑張れる自分を肯定し、頑張らない自分を否定しているのです。
では、なぜ、頑張ることが良くて頑張れないことがダメなのでしょうか。
少し考えてみてください。
- 頑張れないと認めてもらえないから
- 頑張れないと成果があがらないから
- 将来のために準備しなければならないから
色々理由は出てくるかもしれませんが、根本となる理由はただ一つです。
それは、「頑張ることが正しいと教わったから」です。
つまり、小さい頃に教わった親のルールを後生大事にして、親のルールで自分を裁いているのです。
言い方を変えると、親のルールに縛られ、親離れしていないと言えるかもしれません。
親からもらったルールが苦しいのであれば、そのルールを捨ててしまえばいいのです。
頑張れるか否かや、できるかどうかで自分の価値を決めることを辞めてしまえばいいのです。
その具体的な方法については、
仕事の失敗で自分を責めない、自分を肯定していく方法で自分の肯定の仕方を、
「自分が嫌い」自分を嫌いになる12の理由と対応策で、自分を好きになり方を紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
2.好きなことは頑張らずにできてしまう
頑張れるかどうかの他人軸に大した意味はありません。
それより自分の気持ちに従って、自分軸で好きなことをやっていけばいいのです。
頑張りに目を向けるのではなくて、好きなことに目を向けてみてください。
好きなことは苦労を感じることなく、楽しく取り組めます。
「頑張ろう」と、わざわざ苦労を選ぶ必要はなく、好きなことを楽しくやればいいのです。
また、好きなことは気がつくとやっているため、無意識に数稽古をこなしています。
当然、いつの間にかできるようにもなっているのです。
要は、「頑張る」という軸を捨て、好きなことで楽しく力を発揮して行けばいいのです。
といっても、好きなことは見つけにくいですよね。
以降では好きなことの見つけ方を紹介します。
3.好きなことの見つけ方
ポイント1.制限を外す
我々は「自分はこういう人間だ」というセルフイメージを持っています。
そして、そのセルフイメージ通りの考えや行動をしようとしているのです。
つまり、そのセルフイメージ以上の行動はしないし、そもそも発想として浮かんでこないということです。
好きなことを考える場合も、このセルフイメージが制限となっていることがあるので、
「自分は何でもできる」前提、
「何をやっても愛される」前提、
「何をやっても嫌われない」前提、
で、自分の好きなことを考えてみてください。
「もし、何でも出来て、何をやっても愛されるし、何をやっても嫌われないとしたら何をしますか?」
ポイント2.先にやらないことを決める
好きなことをするといっても、今やりたくないことを山ほどやっていたら、好きなことが入る余地がないのです。
両手に嫌なことを抱えた状態で、好きなことを掴むことはできません。
好きなことを見つける前に、やりたくないけど我慢してやっていることをやめてみてください。
今持っているものを手放すことで、新しいものが入ってくるのです。
ポイント3.好きなことをするデメリットを受け入れる
物ごとには良い面と悪い面の両方が存在します。
それは、「好きなことをする」ということについても同様です。
では、あなたにとって、好きなことをするデメリットを考えてみてください。
- 好きなことで失敗したら傷つく
- 好きなことばっかりしているダメなやつだと思われる
- アツいやつだと思われて恥ずかしい
そのデメリットを受け入れることで、自分の好きなことが見つかっていきます。
また、好きなことをしないことにもメリットが存在します。
そのメリットも考えてみてください。
- 選択を先延ばしにすることで選択の幅が狭まらない
- 好きなことがバレて恥ずかしい思いをしなくて済む
- 自信がない自分を直視しなくて済む
そのメリットも捨ててみてください。
ポイント4.世の中の常識を考えなくていい
「こうあるべき」「これはしてはいけない」というルールによって自分の思考が制限されてしまいます。
ですので、世の中の常識は考えなくてもいいです。
常識を破ることは怖いことだと思いますが、それに縛られて自分らしく生きられないのであれば大変もったいないことです。
そして、常識を破っても、思っているほど大したことは起こらないのです。
自分の中で、「○○すると批判される」などの当たり前があるのであれば、それは暗示です。
先ほど紹介した仕事の失敗で自分を責めない、自分を肯定していく方法のなかで暗示の解き方も紹介しているので参考にしてみてください。
そう、誰に批判されないことより、自分に認められることの方が大事なのです。
ですので、世の中の常識軸ではなく、ぜひ自分軸で非常識な人間として生きてみてください。
ポイント5.収入になるか考えなくていい
好きなことを考える際に、収入になるかを無意識に判断していることがあります。
そして、収入にならないことを排除してしまうのです。
収入になるかならないかを考える必要はありません。
とりあえず、自分の好きなことを見つけてみればいいのです。
それが思いもしなかった方法で収入になるかもしれません。
また、収入にならなくてもいいのです。
大事なことは本当に好きなことをしてみるということです。
好きなことの見つけ方は以上です。
人生がつまらないのはなぜか、ワクワクを選べる自分になる方法に人生をエキサイティングにする方法が書いてあるので、そちらも参考にしてください。
4.まとめ
「頑張る・頑張らない」の軸で自分を判断しなくてもいいのです。
周りに認められなくても、親に認められなくても、自分で自分を認めたらそれでいいのです。
自分の気持ちに従って自分を表現していくことで、自分で自分を認められるようになります。
頑張る軸でなく、自分の気持ち軸にしてもらえたらと思います。
また、好きなことも完璧にやろうとしないでくださいね。
そのときどきの興味が向いたことをやればいいのです。
興味がなくなったら、もちろんやり続ける必要はありません。