尊敬される人にならずに自己肯定感を得る方法

  • 2015年1月5日
  • 2020年5月17日
  • 自信
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周りから軽く扱われている気がする。
尊敬されたいし、尊敬される人になりたい。
尊敬される人とはどんな人なのか知りたい。

尊敬されると気分がいいし、嬉しくなりますよね。
しかし、尊敬される人を目指すとある落とし穴にはまります。

この記事ではその落とし穴に触れ、
どうしたら自分に満足し、日々気持ちよく生活できるのかについて説明します。

「尊敬されたい」という思いの先には、
「尊敬されて満たされた気持ちを感じたい」があるのではないでしょうか?

誰からも尊敬される人になるのは大変かも知れませんが、
その満たされた気持ちを先に手に入れることは難しくありません。
そして、その満たされた気持ちを先に手に入れると、尊敬されるという現実が訪れたりします。

ぜひ、満たされた気持ちで日々の生活を送ってもらえればと思います。

1.「尊敬されたい」に隠されたセルフイメージ

「尊敬されたい」という気持ちの裏には、「尊敬さない自分」というセルフイメージがあります。
すでに、尊敬されていると思っているのであれば「尊敬されたい」とは思わないからです。

ですので、まず、心の奥では「自分は尊敬されないと思っているのだな」ということを認識してみてください。
すると、以降の話が分かりやすくなると思います。

2.尊敬を求める落とし穴

次に、尊敬されることを求めるとはまる落とし穴について説明します。

まず、あなたはなぜ尊敬されたいのか考えてみてください。

  • 満たされた気持ちになる
  • 単純に嬉しい
  • 自分に自信が持てる

尊敬されることはとても嬉しいことですよね。
しかし、その嬉しさや満たされるといった感情は一時的なもので、
「尊敬」を追求しても、幸せにはつながらないし、自己肯定の支えになるのもではありません。

その理由を以下で説明します。

2-1.「ない」にフォーカスしているから

上記1の説明の通り、「尊敬を求める」ということは「自分は尊敬されない存在である」と認識しているということであり、
この「尊敬されない」を「尊敬される」に変えようとしているということです。

しかし、「ない」を「ある」に変えようとしても、「ある」には変わらないのです。

詳しく説明します。
認識しているかは別として、そもそも今のあなたも誰かに尊敬されています。
尊敬されているにも関わらず、その尊敬されているという「ある」を見ずに、もっと尊敬されたいという「ない」にフォーカスしているのです。

つまり、今後、あなたがさらに尊敬されていったとしても、
「ある」を見ずに「ない」ばかりにフォーカスするため、満たされた気持ちを得ることはないのです。

また、上記説明の「今のあなたも誰かから尊敬されている」という言葉に、
「そうは言っても、実際、私は尊敬されていない」と反論したくなるかも知れませんが、
その気持ちが「ない」にフォーカスしているということになります。

2-2.執着と恐怖に絡み取られるから

そして、どんな人間でも関わる人全員に尊敬されてることはありません。
尊敬を求めてアクションを起こしたとしても、もっともっとと終わりがなく、
また、尊敬され出したら、その尊敬を維持しようと頑張りの手を緩めることが怖くなります。

満たされた気持ちを求めて、尊敬されたいと行動を起こしたのに、
執着と恐怖によって、さらに不安定な場所に自分を追いやることになるのです。

3.満足感を得る方法

では、どうしたら、満足感が得られるのでしょうか?

3-1.良いも悪いも受け入れる

今の自分ではない誰かになって尊敬されたところで、それは、自分とは別人なので満たされることはなく、
尊敬されたとしても、今度は別人を演じることを辞めるのが怖くなっていきます。

つまり、本来の自分でない誰かになっても満足感や安定感、自己肯定感を得ることはできないのです。
逆に言うと、本来の自分に戻ることによって尊敬されることで味わいたかった感情を手にすることができるのです。

では、本来の自分に戻るにはどうしたらよいのでしょうか?
以下に本来の自分に戻る方法を紹介します。

①ダメな自分を受け入れる

ダメな自分はいてはいけないものではなく、ダメな自分でもいいのです。
ダメな部分がないあなたが完璧な姿ではなく、
できないことがあり、腹黒く、弱いあなたがすでに完璧な本来の姿なのです。

そして、ダメな自分だと好かれない、相手にされないというのは思い込みです。

だから、ダメな自分で生きていく決意をし、ダメな自分を表現してみてください。
ダメな自分の受け入れ方について、「自己評価が低い」ダメな自分を認める方法に詳細が書いてあります。

②素晴らしい自分を受け入れる

そして、自分の素晴らしさも受け入れてみてください。

何ができるから素晴らしいとか、どういう自分だから素晴らしいということではありません。
自分が自分のことを素晴らしいと決めるかどうかなのです。
条件付きで素晴らしいのではなく、自分には無条件の素晴らしさがあるのだと思ってみてください。

素晴らしさの受け取り方は、魅力や能力の制限を外す卑下の辞め方を読んでください。

3-2.自分を尊重する

目の前の人は、自分の鏡です。
あなたが自分を大切に扱っていれば、目の前の人も大切に扱うし、
あなたが自分を大事にしていなければ、目の前の人もあなたを大事にすることはありません。

つまり、目の前の人は、あなたの自分に対する扱い通りの扱いをするわけです。

だから、人に尊重してほしい場合は自分を尊重してみてください。

  • 嫌なことは嫌だと言う
  • 自分の気持ちを優先する
  • 大事にされていないと感じたら、そう相手に伝える

すると、相手はあなたという存在は大事にするものなのだと気づくわけです。

逆に、相手が自分を大事にしてくれないなと感じるときは自分が自分を大事にしていないときです。
自分を大事にしてくれないと感じるときは、ぜひ、自分を大事にしてみてください。
「自分を大事にしてもよかったのだ」という発見と、相手も自分を大事にしてくれることに驚きがあると思います。

3-3.もう尊敬されているということにする

最後に、「ない」の落とし穴にはまらず、尊敬される方法を紹介します。

それは、もうすでに尊敬されいる「ことにする」ということです。
すると、今まで「ない」にフォーカスして気づくことの出来なかった「ある」が見えるようになります。

これは、尊敬だけではなく、自分の魅力や能力、才能についても同様です。
「ある」ということにするだけで、少しずつ見えてくるのです。

上記の通り、四六時中不足を感じながら不足を埋める行動をしていても心が満たされることはありません。
それよりも、自分の中にすでにある「ことにして」、自分の中の「ある」を実感しながらワクワクする方が良いのではないでしょうか?

4.まとめ

今回は、「尊敬」をテーマに、自分との付き合い方や満たされた気持ちを手に入れる方法を紹介しました。

実際、尊敬されることは大事なことではありません。
それよりも、今のダメダメな自分を認め、自分を好きになることで得られる満足感の方がよっぽど大事です。

ぜひ、捨てようとしている本来の自分を取り戻し、自分の中に「ある」ものに目を向けてみてください。

ありのままの自分で生きる勇気の育て方も、本来の自分で生きようと思ったときに役に立つ記事なので参考にしてください。