生きる希望は未来にはない!今すぐ生きる希望を手に入れる方法

  • 2019年5月10日
  • 2020年5月17日
  • 幸せ
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自分は何もできないし人間関係もうまくいかない、何をやってもダメだ。
役に立たない自分に生きている価値があるように思えない。
自分は必要とされていないし誰からも求められていない。

生きる希望が見つからない。

今回のテーマは、「生きる希望」についてです。
このテーマが気になって読み始めた方は現状に不満を感じていたりもしかしたら現状に絶望していたりするかもしれません。
そんな方に、「生きていればきっといいことがある!だから希望を持って!!」なんてポジティブの押し売りをするつもりはありません。
(実際、いいことは普通に起きますが笑)

生きることは大変ですからね。
しかし、生きる希望などなくても心穏やかに満たされながら暮らすことはできます。
それは嫌なことが一つもない世界ではなく、嫌なこともありながら楽しいこともありながら、そのどちらも体験しながら人生を楽しんでいくことはできるのです。

ぜひ、本文を読み進めながら今の絶望から抜け出してみてください。
人生とは全てが自分にとって良いことに溢れ、キラキラし続けているわけではありません。
しかし、満たされた気持ちで自然と幸せを感じることはできます。

1.生きる希望を探すより今の辛さを解消する

もしかしたらあなたは生きる希望を見つけることによって今の状態を堪えていこうと考えているかもしれません。
生きる希望を一縷の望みのように捉え、現状に押しつぶされないように。

しかし、考えて欲しいのは、今の辛さを堪えるために未来の希望を見つけるのではなく、今の辛さ自体を変えることを考えてください。
学校や会社でいじめられているなら学校や会社を辞めてもいいし、役に立たない自分を価値がないといって責めているならそんな自分をまるごと受け入れたらいいし、何をしても楽しくなく灰色に感じるのであれば自分の無理していることや我慢を見つけて辞めていく。

今ある状態は仕方ないものではなく、自分で選んで変えていっていいのです。
現状は仕方ないと我慢ありきで物事を考え、生きる希望を見出しながら耐え忍ぶのではなく、現状を変えたりそこから逃げたりしながら自分の身や心を守ってください。

もっと突飛な行動をしてもいいし、もっと周りの人に迷惑をかけてもいいし、もっと無責任にダメな人間として生きてもいい。
それを自分に許しながら、現状を自分の生きやすい形に変えていってみてください。

あなたが「それはないでしょ」と思うところに、あなたが心から楽しめる世界があります。
自分の常識の枠から飛び出していくことを考えてみてください。

2.今の繰り返しが人生

そして、もっと言うと、今の繰り返しが人生なんですよね。
例えば、将来の準備をするという今を選択したとして。
将来の大学に合格するために嫌な勉強をして、いい就職をするためにインターンをして、昇進するために嫌な仕事をして、老後のために楽しいことにお金を使わず貯金して、健康のために食べたいものややりたいことを控えて。

そう、いつ自分の好きな人生が始まるかってことです。
今も将来の準備、数年後も将来の準備、何十年後の将来の準備であるのなら、その人生は将来の準備の人生なわけです。

それは、将来の準備に限った話ではなく、例えば他人を優先して我慢するという選択を今すると明日も明後日も数年後も同じように自分より他人を優先しているし、今の状況は仕方ないと諦めていると先の未来もきっと「仕方ない、いつか状況は良くなるだろう」という状況任せの人生になるということです。

だからと言って、じゃあ、もう今だけを考えてハチャメチャしようというわけではありませんが、今を何かによって犠牲にするとそれは今だけではなく気づいたら人生の多くの時間、もしくは人生の全ての時間を犠牲にすることになります。

だから、今の状況も仕方ない側面があるかもしれませんが、「仕方ないで終わらせていいのか」と少し考えてください。
「多くの人はそうしているから」「ここから抜け出す方法が思い付かないから」という理由で自分の人生を自分以外の”何か”に預けてしまっていいのか、ということです。

3.今を快適にしていくには

もし、今の繰り返しをしていく人生が嫌だなと感じるのであれば、現状を変えてみてください。
どう変えていくかというと、「自分の気持ちに従う」ようにしてみてください。
人は、今に苦しさを感じ、満たされない気持ちや閉塞した気持ちを感じる時は必ず自分の気持ち以外のものを優先しています。

  • 本当は嫌いなんだけどとりあえず良い人間関係を作っておく
  • 本当はやりたくないんだけど嫌な仕事をし嫌な上司の指示に従う
  • 本当は逃げ出したいんだけど嫌な家族と一緒に住んでいる

「こうするべき」を自分に振りかざし、本当は嫌なことややりたくないことを自分に強制しているということです。
その習慣によって、嫌なことややりたくないことをずっとやらなければいけない未来を無意識に想像するわけですから、生きることに希望を見いだせないのは当然でしょう。

生きる希望は未来にあるのではありません。
未来に楽しいことや救われることがあるから生きていられるわけではなく、今を快適に心地よくしていく変化を勇気を出して起こしていくことこそが生きる希望だということです。

あなたはどんな「こうするべき」に従っていますか?
自分のどんな気持ちに蓋をして自分に我慢させていますか?

その「こうするべき」を破って、自分の気持ちを優先させていけば人生は180°変わります。
とても満たされた気持ちで穏やかに過ごしていくことができるし、生きる希望を探す必要がなくなります。

嫌な人間関係なら続けなくいいし、無理に笑って話を合わせなくていいのです。
嫌な仕事なら辞めてもいいし、嫌な上司の指示だったら断っていいです。
自分を否定し虐げる家族なら縁を切ってください。

何を禁止されているわけではなく、何をしなければいけないということはこの世の中にありません。
ぜひ、そんな広い視点で自分が快適に過ごすにはどうしたらいいのか、自分の気持ちはどこにありどんな「こうするべき」に従っているのかに目を向けてみてください。

4.自分を縛る無意識の制約

と、言いながら、自分の気持ちや「こうするべき」を見つけようと思っても中々出てこない方もいるかもしれません。
それは、自分を縛る制約が当たり前になっていたり制約を無意識に感じていたりするからです。
この無意識に感じている制約を明確にすると意識して制約を破棄できるので、ここでは自分を縛る無意識の制約を挙げていきます。

まず一つ目は、嫌われたくない気持ちです。
そんなことをしたら嫌われるだろうと感じると、我々は無意識にその選択肢を自分の中から排除してしまう傾向にあります。
自分の無意識の制約の大部分はこの人に嫌われたくない気持ちから生まれています。

次に、人と違うことが恥ずかしいという気持ちです。
何かやりたいことがあっても人と違うことをやりたいという気持ちに対して恥ずかしいと感じることがあります。
この恥ずかしさを感じないために、やりたいことを封印するという心理が働きます。

三つ目は罪悪感です。
みんなも我慢しているのだから自分も我慢しなければいけない、自分だけ楽に幸せになってはいけないと感じ自分の本当の気持ちを見て見ぬふりをします。
罪悪感や申し訳ないという気持ちを抱くことを回避することが自分の行動基準になっているということです。

四つ目は劣等感です。
自分が劣っているように感じたくないために、無理に頑張ったり自分を成長させようとします。
かわいそうに見られたくないし、大丈夫に見せたい心理もここから来ていることが多いです。

最後は欲求になります。
「認められたい」や「愛されたい」気持ちによって、自分の快不快を耳を傾けず他人からもらえるものに執着します。
「認められたい」や「愛されたい」気持ちも自分の気持ちであることに変わりがないのですが、それを他人からもらおうと思っていると自分の言動は制限されるし、仮にその欲求がみたされたとしてももっともっとも追い求めるようになります。

いずれか、もしくは複数に該当するものがあったのではないでしょうか?
その自分の無意識の制約を明確にした上で、あえてそれを受け入れてみてください。

実際に嫌われながら嫌われる痛みがこの程度かということを知り、恥ずかしさを覚悟した上でやりたいことをやり、罪悪感を抱く一方で罪悪感なんていらないと捨て、自分が劣っていることを受け入れながらそれでいいことを知り、認められることや愛されることを諦めながらすでに認められていたことや愛されていたことに自然と気づいてみてください。

目の前の制約は自分を制限し苦しさを生むからデメリットしか感じないようで、そこに無意識のメリットも感じています。
嫌わえること、恥ずかしさ、罪悪感、劣等感を回避し、自分の欲求を満たしてくれるかもしれないと感じているのです。
しかし、そのメリットを破棄し自分の気持ちに従うことで、今まで得てきたメリットの何倍も何十倍もの喜びや楽しさがあるし、ものすごい大きな自由な世界が広がっています。

ぜひ、自分の無意識の制約を意識したら、その上でその制約を壊してみてください。
生きる希望や幸せはそこにあります。

5.まとめ

今回は「生きる希望」についてまとめました。
生きる希望は未来にあるのではなく、現状を満たしていくことによって生きる希望という救いがいらなくなっていきます。
また、「こうするべき」を捨て自分の気持ちに従うという現状を満たす過程で、元々自分が自由だったことやありのままの自分で良かったことを知り、何がなくてもとても充実した気持ちになっていきます。

その自分を認める喜びと幸せ、自分とこの世界の広がりが今回のテーマで言う「生きる希望」なのかもしれません。
ぜひ自分以外の何かや現状以外の何かに生きる希望を見出し、「いつか本当の人生が始まる」と妄想にふけってしまうのではなく、今の自分にフォーカスして如何に自分を楽に自由に快適にさせてあげられるかと考え、今までの自分ではあり得なかった行動を取ってください。

職業柄、中学生から大学生の相談を受けることもよくあるのですが、話を聞いていて思うのは変に現実的なんですよね。
世の中は厳しくて安定・安心の着実な道を歩かなければいけないみたいな考えがベースにあって。
その考えを否定するつもりはありませんが、世界はそんな狭いものでもつまらないものではありません。

ぜひ、今までだったらあり得ないことを一つづつ試しながらこの世界の広さと自分の可能性を知ってもらえたらと思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

また、この世界は何で報われないのかと絶望している場合は、報われない悪循環からはこうやって抜け出すを参考にしてみてください。
報われないループから抜け出す方法を紹介しています。