報われない悪循環からはこうやって抜け出す

  • 2016年8月2日
  • 2020年5月17日
  • 自信
  • 3088回
  • 0件

こんなに頑張っているのに認められない。
気に入られるように気を使っているのに、受け入れてもらえない。
相手のために尽くしているのに、愛されない。

「なんで自分は報われないのだろう」

報われないと感じるのはちゃんとした理由があります。
その理由を無視して、従来の方向に突き進むと、
報われない気持ちがさらに大きく膨らみます。

要は、向かう方向や方針が大きく異なっているのです。
本文では報われない理由とどうしたら報われるのかについて、説明しています。
ぜひ、これまでの舵を大きくきってみてください。

1.報われない理由

まず、報われない理由について説明します。
報われない理由を一言で言うと、「頑張っているから」です。

認められるため、嫌われないため、愛されるためにしているその頑張りによって、
逆に、報われない気持ちが膨らんでいきます。

あなたは、報われないと感じるとき、「のに」という気持ちをよく感じませんか?
「こんなに頑張っている『のに』」などの絶望と悔しい気持ちです。

この「のに」という気持ちは、実は頑張りすぎのサインなのです。

無理して頑張れば頑張る程、結果に対する要求水準は上がっていきます。
その上がった水準から現状を見ると、頑張りが報われていないと落胆するのです。
しかし、これくらい受け取って当たり前だという水準をあげたのは、自分が頑張りによってなのです。

だから、簡単に言ってしまうと、その頑張りをやめようという話です。

そもそもなぜあなたは頑張るのでしょうか?
頑張りの先に何を見ているのでしょうか?
なぜ、それを得なければならないと考えているのでしょうか?

以降では、「頑張り」について深掘りながら、
報われない頑張りを手放し、どうしたら心が満たされていくのかについて説明していきます。

2.自分の「頑張り」を深ぼる

2-1.そもそも何を求めているのか

まず、あなたが報われないと思うとき、
何を求めていて、そして、それが手に入らなくて落胆しているのかについて見ていきましょう。

あなたは何が手に入らなくて、報われないと感じているのでしょうか?
少し考えてみてください。

  • 人からの評価・尊敬・労い・感謝
  • 仲の良い人間関係
  • 異性からの好感
  • パートナーからの理解

そして、さらに、そこからどんな感情を得たいのか考えを巡らせてみてください。

人は、物質的なもの自体を欲しいとは思いません。
そのモノから得られる感情が欲しいのです。
自分はそこからどんな感情が欲しいのか考えてみてください。

  • 認められて感じる自尊心
  • 人から受け入れられる楽しさや喜び
  • 愛される幸福感や安心感

2-2.求めているとはどういう心理状態か

次に、「求める」ということについて、解説していきます。

私たちは、日々自分の欲しいものを求めていますが、
「求める」「欲しい」ということは、それが今自分には「ない」と思っているということです。

自分が既に認められていたら、人からの評価を求めることはなく、
人から受け入れられていると感じたら、人から受け入れられたいと思うことはなく、
愛されていたら、愛を求めることはないのです。

つまり、求めるとは、それが今自分の手元には「ない」という前提だと言うことです。
そして、人はこの前提通りに世の中を見渡します。
これを心理学の用語で「投影」と言います。

空が悲しいと感じるとき、悲しいと感じているのは空ではなく、
悲しい自分の気持ちを映し出しているということです。

だから、「ない」前提で世の中を見渡すと、世の中が「ない」ように見えるということです。

「周りが評価しない」という事実があるのではなく、
「周りの人から認められていない」という前提が無色の現実に、
「評価されない自分」という色付けをしているということなのです。

2-3.「ない」という感覚を疑ってみる

だから、当たり前に「ない」と思っていることを疑ってみてください。

  • 認められていない
  • 受け入れられていない
  • 愛されていない

それ、本当ですか?

本当は、ただ自分が色眼鏡で見ているだけなのです。
認められていることも、受け入れられていることも、愛されていることもあります。
でも、それを見ていないだけなのです。

  • 本当は認められているかも
  • 実は受け入れられているかも
  • これが愛されているのかも

そう疑って見てください。

認められていない状態を認められていないと認識していたら、
頑張りによって、認められた瞬間に認められたと感じることができます。
しかし、認められている状態を認められていないと認識していたら、
どれだけ頑張って認められたとしても認められた感覚は絶対に得られないのです。

これは、受け入れられている、愛されているについても同様です。

ぜひ、「皮肉っぽいけどこれが認められてるの?」
「え?憎まれ口たたかれてるけど、受け入れられてるぅー?」
「優しい言葉かけてもらってないけど、彼なりの愛情表現?」
と、疑ってみてください。

2-4.頑張らなければという前提を変える

「頑張り」を深ぼるの最後に、「頑張り」に張り付いている当たり前をひっくり返していきます。

上記で、頑張ることであなたが求めているものを考えてもらいました。
つまり、あなたは頑張ることでそれが手に入る、
逆に言うと、頑張らなければ求めているものは手に入らないと当たり前に思っているということです。

でも、この「当たり前」はあなたのただの思い込みです。
現に、この当たり前に従って頑張っているのに、それが手に入っていないですよね笑

そう、何をしなくても欲しいものは手に入るのです。
何もしなくても認められている、気に入られなくても受け入れてもらっている、
愛されようとしなくても愛されている。

本当に、何もしなくも手に入るのです。
それは、なぜかって、認められるのも受け入れられるのも愛されるのも、あなたにふさわしいからです。
自由気ままにしていて、認めて愛されるのがちょうどいいからです。

それなのに、それじゃダメだといらない頑張りをはじめるからややこしくなるだけで、
黙って自分に降り注いでいるものをただ受け取ったらいいだけの話です。

認めらることも愛されることも、頑張りの先にあるのではありません。
頑張らなければ、それがなくなっていくのではありません。

何もしなかろうが血眼になって頑張ろうが、認められているし愛されている。
ただ、血眼になって頑張れば頑張るほど、感度が下がり感じにくくなるというだけの話です。

あなたは、何もしなくても、認められる人だし愛される人ですよ。
おめでと笑

3.欲しいものは外側に求めるのではなく、自分で満たす

ここまでで報われない頑張りや頑張ることに張り付いている意味について見ていきました。
前提という出発点が異なることによって、辿りつくゴールも異なってきます。
「ない」のではなく「ある」ことに気づいてみてください。

そして、あなたが本当に求めている承認や自信、愛情というものは外側に求めなくてもいいのです。

他人から承認されるから自分を認められ、
他人から尊敬されるから自分に自信がもてて、
他人から愛されるから自分を好きになるわけではありません。

自分が求めているものは、そのまま自分にしてあげればいいのです。

認められたければ、自分が自分を認めてあげたらいいのです。
自信が欲しかったら、「自分はこれでいいのだ」と自分にオッケーを出してあげる。
自分を好きになって満たされたければ、自分を愛でてあげたらいい。

それは、他の誰かがしてくれたかどうかは全く関係ありません。
自分の能力や性格、魅力、姿格好、一切関係ないのです。

自分が自分に対して、して欲しいことを十二分にしてあげてください。

すると、周りもあなたにして欲しいことをしてくれます。
というか、元々、周りはずっとしてくれていたことに気づきます。

他人から始まるのではなく、全て自分から始まるのだということを覚えておいてください。
もういい加減、自分を認めて、自分を受け入れて、自分を愛してあげてください。
そうすることに、他人も関係なく、根拠も理由もいりません。

あなたがそうするのかしないのか。
あなたが欲しいものは、一番近くで一番あなたといる時間が長いあなたがしてあげたらいいのです。

4.まとめ

今回は、「報われない」をテーマに「頑張り」に張り付いている前提を深掘り、その前提を変える方法を紹介しました。

この話を、「そう思えたらな苦労はないよ( ´д`)y-」と、ただの読み物にしてしまうのか、
「そうなんだ、人生変えてみよう」と、捉えるのか。

皆まで言わないけど、遠回りしなくていいのかと思う。
今までの習慣や信じていることの逆をやることは、ものすごく怖いことだけど、
今うまくいっていないなら、望むものは今信じているものの逆にある。

ぜひ、「ひとつの情報」にしてしまうのではなく、
怖くても自分の人生を作ってもらえたらと思います。

認められない苦しさと認められたい他人軸を終わらせる方法に、
「認められない」にフォーカスした記事を書いているので、こちらも参考にしてみてください。