人といても感じる孤独感の正体!孤独感が圧倒的な安心感に変わる方法

  • 2019年5月14日
  • 2020年5月17日
  • 幸せ
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友達と話しているのになぜか寂しさを感じる。
人の輪の中にいるのに一人ぼっちの感覚になる。
ふと気づくと自分はこの世界で一人なのではないかという気がする。

この孤独感は何なんだろう。

今回のテーマは「孤独感」についてです。
一人でいる時に孤独感を抱くのは理解が出来るかもしれませんが、友達といたり人の輪に入っていたりするのに湧き上がる孤独感は何なのか、そして、どうしたらこの孤独感を感じなくなるのか疑問に思うかもしれません。

しかし、仕組みはとてもシンプルで解消の仕方もとても簡単です。
ぜひ、本文を参考に孤独感を安心感や満たされた気持ちに変えてみてください。

1.なぜ人といても孤独感を抱くのか

それでは、最初に孤独感の正体について説明をしてしまいましょう。
孤独感の正体はずばり「自分が自分に寄り添っていない寂しさ」です。

私たちは今までの経験から人間関係はどうしたらいいのか、どういう言動を日々選んでいったらいいのかを学びます。
空気を読み、相手の機嫌を考え、話を合わせる。
人といないときも清く正しくいようとしきちんとした人であろうとします。

それによって、人とぶつかり合うことや否定されることを回避しようとするし、社会で良しとされる人物像でいることによって「間違っていない」という安心感を得たりします。
しかし、本来の自分は思ったことを言いたいし、勝手に楽しみたいし、自己中心的で面倒くさいことはしたくない、そんな側面も間違いなくあります。

その子どもっぽい自分を封印ししっかりとした大人の自分でいようとすることで、子どもの自分は無視され否定されたようでとても寂しく感じます
イメージ的な話をすると、子どもの頃の自分が家にいて親が「あなたはこの家から出てはいけません、おとなしくこの椅子に座っていなさい」と言って、親が近所の人にご機嫌を伺いに出かけてしまう、そんな感じです。

そんな状況で、親に構って欲しい子どもの自分はとても寂しくなるのは当たり前です。
そして、この現象が自分の心の中で起きています。
自分の心の中にある子どもの自分を封印し見ないようにしたり性格を矯正したりして、他人に気に入られそうな自分を作り出すのです。

子どもの自分からしたら自分の存在が無視され、一番そばにいてほしい親の自分はいつも他人のご機嫌伺いをしています。
心の中ではこんな状態になっているので、それは誰といても人の輪の中に入っていても孤独感は抱きますよね。

孤独感を抱く理由はただこれだけです。
自分が本来の自分のことを無視していつも他人ばかり優先するから、本来の自分は孤独を感じるのです。

2.本来の自分の見つけ方

だから、他人に気に入られるであろう自分を作り出すのではなく、本来の自分で生きていけば自然と孤独感を抱かなくなっていきます。
しかし、本来の自分とは何なのかと疑問に感じるかもしれません。
ですので、ここでは本来の自分の見つけ方について話をしていきます。

2-1.嫌いな相手の真似をする

まず、一つ目の見つけ方は嫌いな人から見つける方法です。
あなたはその人の言動を見ているだけで何か嫌な気持ちになることはありませんか?

  • 横柄な態度や上から目線が何か嫌だ
  • 人に冷たく優しくない人が何か嫌だ
  • 自分勝手で自己中心的な人が嫌だ

その見ているだけで何か嫌な気持ちがしてくる時、相手に対して嫌なところがあなたの本来の性格です
上の例で言うと、本当は横柄で上から目線で人に冷たく自分勝手で自己中心的なのです。

先ほどの説明の通り、他人に受け入れられないそんな自分の性格を封印してきたということです。
元々はそんな性格なのですが、今に至る過程の中で親に怒られたり学校で嫌われたり、社会はこうあるべきを学んだりして自分の性格を矯正してきたのです。

そして、自分は性格を矯正したのに目の前の相手がありのままの姿で生きていると、怒られる怖さや嫌われる怖さを思い出して嫌な気持ちがしたり、無意識にズルさや羨ましさを感じてモヤモヤした気持ちが湧いてきたりします。

だから、嫌な人を見つけたときは「あれが本来の自分の姿なんだ」と受け入れて諦めて、その嫌な人と同じ言動をしてみてください
自分はそんなにキレイな自分じゃないし、嫌なやつで冷たいやつです。
そんな一般的にはネガティブな性格を捨てることによって、今まで満たされた気持ちもなくなるし孤独感を抱いてきました。
ぜひ、嫌な人を師匠だと内心崇めながら笑、本来の自分を取り戻してみてください。

2-2.劣等感やコンプレックスをさらす

本来の自分を見つける二つ目は、劣等感やコンプレックスから本来の自分を見つける方法です。
人は劣等感やコンプレックスがあるときに、それを克服するように頑張ったりそのコンプレックスを隠そうとします。
そうやって本来のダメなところを無くしたり隠すことによって、より人に受け入れられやすそうな自分を作るわけです。

しかし、これも劣等感やコンプレックスがある自分こそが本来の自分なんですよね。
だから、その劣等感やコンプレックスをどうこうしようとせず、もうその欠点がある自分のまま生きるし人と関わってしまってください。

  • モノを知らない
  • 人と違って変わり者だ
  • 頭が悪い、能力が低い
  • 天然だ
  • すぐに思考が停止する

人は長所で尊敬され短所で愛されます
長所も短所もどちらも捨てる必要はなく、どちらも貴重で大切なものなんですよね
もし、短所がない人がいるならその人は尊敬はされはするけど、誰も親近感が沸かず距離を感じずにはいられません。
例えるなら、イエス・キリストに親近感を抱いて愛することができるかって話です。

ドジなところがあったり何かできなかったり人と違っていたりする姿が愛くるしいわけです。
逆に言うと、長所なんかよりも短所や欠点の方がよっぽど大事なものだと思います。
あなたの欠点はいくつありますか?
それだけ愛されるポイントが多いということです。

ぜひ、劣等感やコンプレックスをなんとかしようとするのではなく、「それも自分だ」と受け入れて劣等感やコンプレックスをさらしながら生きていってください。

2-3.他人の褒め言葉を素直に受け取る

本来の自分を見つける三つ目は、「自分の素晴らしさを受け入れる」です。
人はダメなところも受け入れたくないし自分の素晴らしいところも認めたくない生き物です。
あなたも人から言われた褒め言葉を謙遜したり冗談だと解釈して、受け取らなかったことも多いのではないでしょうか?

しかし、自分はそうは思えなくても相手の目にはそう見えたわけです。
だから、それを必死に否定して受け取らない理由はありません。
相手の褒め言葉を額面通りに捉えて、真に受けてみてください

悩んでいる人には不思議な共通点があって、自分に対するダメ出しは真に受けるのに褒め言葉は受け取りません。
幸せに生きたいのであれば逆ですよね、人からのダメ出しなんて人のために生きているわけじゃないんだから真に受ける必要はないし、褒め言葉は自分にとっていい気分になるし、それが本来の自分なのだから受け取ったらいいわけです。

「人からはそう見えるわけだからそういう部分もあるんだなぁ」と受け取らないという必死の抵抗をやめたらいいだけです。

自分は自分が思っている100倍は嫌なヤツだし、自分が思っている4000倍は素晴らしい人です。
そのどちらも隠してなかったことにせず、両方受け取りそういう人として生きていくということです。

その本来のありのままで生きることによって、自分が自分を受け入れたことになり心の底から満たされていくということです。

周りに誰がいるとかどう思われるとかは関係ありません。
自分のダメさも素晴らしさも受け入れながら、孤独にさせていた自分と二人三脚で生きていってあげてください。

3.感情はそのまま感じる

ここまでが孤独を感じる理由と孤独感を埋めていく方法です。
自分が自分を嫌わず裏切ることなくそばにいつもいてあげたら孤独感なんて湧いてきません
ぜひ、実践してみてくださいね。

そして、逆に、今目の前にある孤独な気持ちも嫌う必要はありません。
不安や怒り、怖さや寂しさは味わいたくない気持ちかもしれませんが、それらの感情も大事な気持ちであることに変わりはありません。
そのあらゆる感情を味わうために私たちは生きているので、ぜひ湧いてくる感情はコントロールしようとせずそのまま感じてみてください

この感情をコントロールして嫌な感情を感じないようにすると喜びや楽しさ、幸せといった気持ちも感じなくなります。
感情は特定の部分のみ感じなくすることはできず、感情全体で感じるか感じないかが変化していきます。
特定の感情を感じなくしようということは、植物人間になろうとしていることと同じです。

コントロールよりも自然がいいです。
コントロールしようとすればするほど、コントロールできないことが問題になっていきます。
自分の気持ちの向かう方へそのまま向かうし、感じるように感じる。
それが自然でとても心地いいですよね。

孤独感を抱く原因も本来の自分をコントロールしているということなので、自分の性格や言動もコントロールを手放しそのままの自然な自分でいてもらえたらと思います。
その上で感じることはそのまま感じるし、湧いてくる感情はそのまま味わうというだけです。

4.まとめ

今回は、孤独感について説明しました。
人といたり友達がいないわけじゃないのに孤独感を抱くことに不思議な気持ちがしたかもしれませんが、複雑な心の仕組みがあるわけではなく、とてもシンプルな仕組みです。

自分が本来の自分ではなく他人に気に入られることに重きを起き、自分に目を向けていないし可愛がれていないので孤独な気持ちが沸くという話です。
そして、孤独を感じるから余計に他人にそのさびしさを埋めて欲しいと考えますが、他人にさびしさを埋めてもらおうと他人に比重が大きくなればなるほど、さらに自分が蔑ろになっていきます。

「他人から愛されたい」「嫌われたくない」と他人からの70億票を獲りにいきたくなるかもしれませんが、あなたに必要なのは自分からのたったの1票です
その1票がないから他人からの票が必要な気がしてくるだけです。

だから、ぜひ勇気を出して他人からの愛情を一旦諦め、嫌われることも一旦引き受け、本来の自分をそのまま表現してみてください。
“自分”を表現するということは自分への最大限の肯定です
そうやって自分を肯定していってあげたら、心に空いている穴が塞がる感覚がするし心の底から満たされた気持ちと安心感が湧いてきます。

自分自身を可愛がってあげてくださいね。
この世で唯一すべきことは自分を可愛がってあげるということです。
今まで無視され続けさびしがっている自分を迎えに行ってあげてください。

自分を愛することに興味を持った方は、自分を愛するとは!心が満たされていく自分の愛し方により詳しく自分の愛し方を記載しているので参考にしてみてくださいね。