楽になりたい!楽に生きるための3つのアプローチ

  • 2020年1月7日
  • 2020年5月17日
  • 幸せ
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仕事のことが頭にいっぱいで胃が痛い。
勉強に習い事に友達付きあいに大変なことが多すぎる。
毎日ダメな自分を確認して落ち込む。

楽になりたいなぁ。

今回は、「楽になりたい」というテーマで楽になっていく方法を話していきます。
楽になるということは今までの積み重ねのその先にあるものでもなく、自分の性格が別人のようになることで得られるものでもありません。
今、もしあなたが苦しいのであれば今歩いている方向性は苦しい方向性になります

逆に、今苦しい状態から楽な道へ進みたいのであれば今までの逆に進めばいいということです。
それだけで楽になっていくし、今まで見えていた世界の厳しさが優しさに変わり、温かさに包まれながら毎日を送ることができます
この記事では、今までの逆って一体どんな”逆”が必要なのかをまとめていきます。
ぜひ、今までずっと頑張ってきた羽を休め、心の底から安堵の気持ちを感じてもらえたらと思います。

1.苦しいのはなぜか

まず、そもそもなぜ今苦しいのかについて話をしていきます。
なぜ今苦しいのかについて一言で表現すると、「自分を押さえつけているから」ということになります。
悩みや苦しさの元を辿るとここに行き着きます。

自分を責めているのもこんな自分ではダメだと自分を押さえつけているからであり、辛い環境で苦しいのもその環境に居続けるように自分を押さえ込んでいるから、誰かに嫌われて苦しいのも嫌われることで自分の価値が減るなど自分の存在を過小評価するという形で押さえ込んでいるからです。

つまり、今苦しいのは生きることが苦しいものだからなのではなく、自分を何かしらで押さえつけているからです。

この「押さえつけ」がなければ人は自由に言動や環境、人間関係を選ぶことができ、楽な状況を選択することができます。
逆に、きっとこんなことを言ってはいけないだろう、我慢はしなければならない、と自分を押さえつけることによって生きることはどんどん苦しくなっていきます。

2.楽になりたいのになぜ自分を押さえつけるのか

では、私たちが楽になりたい、幸せに生きたいと考えているはずなのにどうして自分を押さえつけているのかについて説明します。
そもそも私たちが小さな子どもの頃は自分を押さえつけず、のびのびと自由に生活出来ていました。

そんな中、主に親から怒られたり否定されたりして傷つき悲しさを感じました。
この時に、自分の押さえつけが生まれる
のですが、いくつかパターンがあるのでそのパターンを紹介します。

2-1.同じ痛みを繰り返したくないパターン

一つ目のパターンは同じ痛みを繰り返したくないと幼心にきっとこれが原因だろうと分析して、「それはしてはいけない」「それはしなければならない」と自分にルールを課します

わがままを言ったら怒られるからもうわがままを言わないようにしよう。
ぶっきらぼうでいると子どもらしくないと言われたから明るく振舞おう。
など、怒られた原因を分析して、再び怒られることや否定されることがないように立ち振舞おうとします。

2-2.分かってほしい気持ちをわかってもらうため

二つ目のパターンは分かってほしい気持ちを誰かに分かってもらうために自分の言動や環境を制限します。

昔、親に否定された時に悲しい気持ちや怒りの気持ちが湧きます。
この湧いた気持ちをその時に自分で言葉にできたり親にわかってもらえたりして発散出来た時はいいのですが、言葉にできなかったり感情を抑圧したりすることによって、気持ちがシコリとして残ることがあります

このシコリとして残った未消化の感情を解消するため、要は今目の前の人に自分が悲しかったことや傷ついたことをわかってもらうために自分の言動や環境を制限します

例えば、「ひどいことをされて悲しかった」ということが分かってほしい場合、わざわざ辛い環境や理不尽な扱いをされる人間関係を選び、実際にひどいことをされることによって、私はひどいことをされていてとても悲しいことを周りに気づいて欲しいと願っているということです。

2-3.セルフイメージを確認する

三つ目のパターンはセルフイメージの確認です。
親に怒られたり否定されたりした時に、親の言葉を真に受けたり自己防衛の一つとして自分はこういう人間だと自分のことを決め付けることがあります

そして、人は一旦自分がこういう人間だと判断したら、その人物に似合うように自分の言動や能力、環境を整えていきます
その人物像から外れないように自分を押さえつけつるのです。
このパターンとひとつ前のわかってほしい気持ちのパターンは無意識であることも多いです。

3.自分を楽にする

上記で楽になりたいと思いながら自分を押さえつける仕組みについて説明しました。
ここでは、自分を押さえつけるパターンについて、それぞれどうしたらその押さえつけを止めていけるのかについて話をしていきます。

3-1.同じ痛みを繰り返したくないパターン

まず、昔味わった痛みを繰り返したくないパターンについて、すでに説明した通り自分に対してルールを作ったのは小さな頃の体験が元になっています。

ここでポイントになるのは自分が「小さな頃」に作ったルールということです。
小さな頃の分析力や判断力が未熟な自分が情報収集を一切せず「きっとこうしたから怒られたんだ」と思ったのです。
何が言いたいかというと、そのルールが正しいかは甚だ疑問だということです。

  • 羽目をはずすと否定されるから冷静でいよう
  • 無邪気でいると子供っぽいとバカにされるから大人っぽくいよう
  • 思ったように自由にやると自分勝手だと言われるからやめておこう

それがどんなルールであっても正しいかはわからないのです。
もっと言うと、一度ルールを作るとそのルールが正しく思うように我々は無意識に解釈します。


例えば、はしゃいじゃダメだというルールがあったとして、時々はしゃいだタイミングがあったとします。
そして、その時に周りからの冷ややかな目を見て「あ、やっぱりはしゃいじゃダメなんだ」と確認するのです。
しかし今、冷ややかな目と言いましたが周りは冷ややかな目を自分に向けていたわけではなく、ただ普通に自分のことを見ていただけの可能性もあります

自分への咎めが「ただ見ている」という状況に勝手な解釈を加えるのです。
だから、今あなたが持っている「こうするとこうなる」という法則や「こうしなければいけない」というルールは思っている以上に不確かなものなのです。

いい意味でもっともっと自分を疑うということをしてみてください。
自分が自分に課しているルールを実行しなくてもいいかもしれない、それで嫌なことは起きないかもしれない、仮に嫌なことが起きても自分のルールを破ったからじゃないかもしれない。
そうやっていっぱいいっぱい疑ってください。

そして、一個一個自分のルールを見つけては一つずつ外していってください
今まで守ってきたルールを破って外していくことはとても違和感があったり強く感じるかもしれません。
しかしそのルールによって苦しくなっているので、ぜひ積極的にトライしてもらえたらと思います。

3-2.分かってほしい気持ちをわかってもらうため

二つ目の分かってほしい気持ちを分かってもらうためについて説明していきます。
自分を分かってもらえる環境に身を置いて他人に分かってもらおうとするのですが、分かってほしい気持ちは他人に分かってもらう必要はありません

自分が自分に対して分かってあげさえすれば未消化の感情は成仏してそれ以上「分かってもらえそうな環境」は不要になります
だから、自分が自分の気持ちを分かってあげてください。

と言っても自分の気持ちなのに案外自分では分かってあげられていないところも多いです。
ひどいことをされて怒りが湧いてきたという場合、怒りも一つ感情なのですが怒りはダミーの感情とも言われ、本音は別のところにあります。

本音とは悲しさ、寂しさ、不安、怖さ、これらの感情が本音の感情であり本音の感情の代わりの感情として怒りを感じる仕組みになっています。
だから、昔傷ついた出来事がある場合、この本音を積極的に見つけていってみてください

何が悲しくて何が寂しくて、不安や怖さを感じたことは何だったのか。
そして、そう感じるに至った解釈も存在します。
「そんな強い語気で否定されるってことは私のことが大事じゃないと思ってるからだ、大事に思われてなくて悲しい」
この「自分のことを大事に思われていないのだろう」というところが解釈であり、この部分もぜひ積極的に分かってあげてください。

分かってあげるとは「眺めてみる」ということです。
「そっかぁ、自分は寂しかったんだ」「大事じゃないと言われているようで悲しかったんだ」そう眺めてみるだけでジーンと気持ちが落ち着いてくるのがわかります。
それを何回か味わってもらうと、未消化の感情は成仏します。

3-3.セルフイメージを確認する

セルフイメージについて、まず自分がどんなセルフイメージを持っているか見つけてみてください。
自分にルールを課し、押さえつけているのは自分がどんな人だからか?
そんな質問を自分にしてみる。

  • 役に立たない自分には価値がない(価値がない自分)
  • 素の自分は嫌われる(嫌われる自分)
  • 人一倍努力しないと人並みにできない(できない自分)

色んなセルフイメージが出てくると思います。
そして、このセルフイメージは想像であり、妄想です。
セルフイメージという言葉が表している通り、自分に対するイメージ(想像)だからです。

これも小さな頃の判断力ない自分が勝手に想像したもので、それを今に至るまで大事に持ってきただけになります。
では、そんな思い込みのイメージをどうやって変えるのか。

まずはセルフイメージ通りの人物であることを嫌わず受け入れてみてください。
「価値がない自分でいい」「嫌われてもいい」「できない自分で否定されてもいい」と、そんな人物をまず自分が受け入れるということです。
損をしながらでも自分がそういう自分として生きて行くという感じです。

すると、「こんな自分でもいいんだ」という安心感が広がりながら、「そんな自分じゃないかもな」とハタと気づく瞬間があります
なんで今ままで自分は自分のことを価値がないと思ってきたのだろう、自分のことを嫌う人もいるかもしれないけれど自分を大事に思ってくれる人もいるじゃないか。

このセルフイメージと異なる自分に気付いた時に自分の世界は一変します。
「世界が変わる」その言葉通り同じ世界には見えないほど自由で心地よい気持ちが溢れてきます。
ぜひ、そのために一度「こんな自分は嫌だな」という自分をそんな自分でもいいし、そんな自分として生きていくと自分を抱きしめてみてください。

4.まとめ

今回は楽になりたいをテーマに楽になる方法について説明しました。
苦しいと感じる時、自分を押さえつけて自分を強く我慢させています。
周りの人はもっとやっているからと自分に対する我慢を過小評価するのではなく、「自分にとって」苦しいのであればそれは楽になるために自分を解放していくタイミングです

そして、自分を押さえつける仕組みが自分の中に組み込まれているので、自分の心の中を探り一つ一つ解放させていってくださいね。
どの仕組みも自分を守るためだったり自分を幸せにするためのはずのものでしたが、今その気持ちが強くて自分を苦しめています。

何かを変えることはとても勇気がいるかもしれませんが、今まで自分を守ってくれた仕組みに感謝しながら自分を押さえつけるものを外してみてください。
今までの世界が一変します。

また、上記の説明で気付かれた方もいるかもしれませんが、自分を押し込めるということは人の意見を真面目に聞き過ぎたということです。
悩む方は真面目な人が多いんですよね。
なので、ぜひ真面目すぎるから辛い!真面目を利用した楽になり方も合わせて読んでみてください。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。