自分を認めることができない。
自分の事が好きではないし、できることなら別人になりたい。
自分で生きていることが苦しい。
自分を否定し、責めることはとても辛いことですよね。
この記事では自己受容の仕方と自分を認める習慣の作り方について説明します。
自分を認め、習慣化することでとても健やかな毎日を送れるようになります。
認めたくない自分を認めるという一番嫌なことに飛び込んでみてください。
※自分を認められない根本的な理由についても触れていますが、
他の記事で詳しく書いてあるので、記事の紹介程度に留めさせていただきます。
併せて読んでもらうことをおすすめします。
1.自分を認められない根本的な理由
1-1.不足感
自分は欠けているという気持ちから、欠けている自分を否定しています。
なぜ不足感が芽生えたのか、そしてどうすれば不足感は埋まるのかは、
「自己評価が低い」ダメな自分を認める方法を読んでください。
1-2.罪悪感
自分は罪人だという思いから、罪人である自分を認めてはいけないと思っています。
そもそもなぜ自分を罪人だと思ったのか、またどうしたらその気持ちを手放すことができるのかは、
人生を楽しむことができない心理的な理由を読んでください。
1-3.拗ね
否定された出来ごとや大事にされなかった出来ごとを通じて、
「どうせ自分は大事にされないんだ」「もういいよ」と拗ねてしまった場合、自分のことを「どうせ」と否定しています。
拗ねについては今後記事としてまとめようと思いますが、
「なんで私ばっかりなのよ!」とイライラしない方法に拗ねのことが書いてあるので参考にしてください。
1-4.復讐
否定された出来ごとや大事にされなかった出来ごとを通じて、
自分が幸せにならないことで相手に罪悪感という苦しみを感じさせようとしています。
自分を否定し不幸にすることで「私がこうなったのはあんたのせいだ、責任を取れ」と訴えたいということです。
復讐については、過去に傷ついた自分の気持ちを癒し、相手を少しずつ許してあげてください。
一番わかってほしい人にわかってもらえなかったことはとても辛いことですが、復讐のために自分を犠牲にしないでほしいと思います。
辛かった気持ちをないことにするのではなく、辛い気持ちを認め、自分の中にある小さな自分を慈しんだあとで、自分の幸せを考えてみてください。
母親を嫌いになる仕組み、嫌いな気持ちを手放す方法に、傷ついた自分の癒し方や母親の許し方が書いてあるので読んでみてください。
1-5.保身
人から否定されたときに、自分を認めていない方が傷つかずにすみます。
傷つくダメージを和らげるという保身から自分を認めていないのです。
保身に関しては、傷つく損を引き受けてください。
否定されて落ち込むことを覚悟して自分を認めるのです。
そして、自分を守ることを決めてください。
誰が何を言おうとも、あなただけはどんなことがあっても自分を守るのです。
2.自己受容の仕方
では、いよいよ自己受容の仕方について説明します。
2-1.自分が嫌いな部分を受け入れる
自己受容とはありのままの自分を受け入れるということです。
あなたはどんな自分を隠したいと思いますか?
また、自分の能力や性格で直したい部分はありますか?
- 仕事も勉強もできない自分
- 腹黒い自分
- エロい自分
- ネガティブな部分
- 人付き合いが苦手な部分
その隠したい自分や直したい部分を嫌がるのではなく、
自分の一部であることを認め、一生その部分と生きていくことを決めるということです。
克服もせず、変えもせず、ただ自分の中にあると認めるのです。
そして、その嫌なところがある自分でも素晴らしいことにします。
- 仕事も勉強もできない自分でも素晴らしいことにする
- 腹黒い自分でも素晴らしいことにする
- エロい自分でも素晴らしいことにする
- ネガティブな自分でも素晴らしいことにする
- 人付き合いが苦手な自分でも素晴らしいことにする
どんなにうまく取り繕ったとしても、あなたが気にしている部分は周りの人にバレています。
その上で、周りの人はあなたを認めてくれているのです。
つまり、その嫌いな部分を認めていないのはあなただけです。
ぜひ、そんな自分なんだと諦めてください。
そして、そんな自分でも素晴らしいことにしてください。
2-2.どんな自分でも自分を許す
もし、あなたが自己受容できずに苦しい思いをしているのであれば、
それは、それは自分の粗を見つけては、「自分を責めているから」です。
人は完璧でないし、完璧になる必要もありません。
これまで頑張ってきたあなたはそれ以上成長する必要もありません。
「頑張る」「克服する」の一辺倒ではなく、「手を抜く」「静観する」が次のステージでありそれが成長なのです。
だから、「できるできない」「良い悪い」で自分を裁くのではなく、
できなくても悪くても、そんな自分を許してあげてみてください。
誰もあなたを責めていないし、誰も裁いてもいません。
自分が許してあげようと決めるだけで、今までの世界が一変するのです。
ぜひ、苦しく感じた時は、自分が自分を責めていることに気づき、そんな自分を許してあげてください。
2-3.表現する
そして、自分の良いと思っている部分も悪いと思っている部分も表現してみてください。
外に発信するということは、自分がその部分を認めたということです。
勇気がでるのであれば、ぜひ、嫌っている部分を表現してみてください。
自分が想像している怖いことは起きずに、拍子抜けするとともに世界が広がります。
2-4.自分を認められない自分をまず認める
そして、最後に、自分を認められない自分を認めてあげてください。
どんな自分でもいいのです。
それが、自分を認められない自分でもいいということです。
そして、「今、自分を認めることができないけど、まぁいいか」と、
認めることができないことを受け入れ、許してあげることで最初の一歩を踏み出すことができます。
自分に丸を出すという大きな一歩です。
その一歩で次の一歩に繋がり自分を認めることに繋がっていくのです。
3.習慣の変え方
ここでは、自分を認めることを習慣化する方法について記載します。
自己否定はいままでずっと続けてきたことなので、いきなり自己肯定といっても難しいものがあると思います。
しかし、自己否定が習慣化されたものであるならば、自己肯定を習慣づけることもできるということです。
以降で習慣の変え方について説明します。
3-1.パターンの認識
まず、自分の中に習慣化されたパターンがあることに気づいてください。
本テーマで言うと、自己否定の習慣が自分にはあると気づくということです。
また、その根本(不足感・罪悪感・拗ね等)や習慣化された仕組みが見つかっているとより習慣を変えやすいです。
3-2.パターンを崩す
パターンが見つかったら、いつもと違うパターンを試してみます。
自己受容の話であれば、上記2で説明した内容です。
「嫌なところがあってもいい」「そんな自分を許す」「そして発信し」「できなくても自分を責めない」
ということをやってみます。
3-3.繰り返す
新しいことを習慣にしようと思っても昔の習慣が残っています。
当然、昔の習慣に引っ張られることもあります。
その都度、自分のパターンを見つけ、パターンを崩していきます。
すると、いつの間にか新しいパターンが身につき、昔の習慣があったことを忘れています。
ポイント.気長に構える
そして、ポイントは気長に構えることです。
昔の習慣が出てきても焦ったり落ち込まなくても大丈夫です。
イメージは螺旋階段のようなものです。
今までの場所に戻ったと思ってもその高さは変わっています。
昔の習慣も繰り返しで作られたものです。
新しい習慣も繰り返せば定着するのは当たり前のことなのです。
4.まとめ
今回は自己受容の仕方と習慣の作り方について説明しました。
苦しい状態だと、先を急ぎ焦ることもあるかもしれませんが、
毎回パターンを崩していくことで新しい習慣は構築され続けています。
ぜひ、焦らず自分を受け入れてみてください。
もちろん、焦る自分も丸ですよ。
また、もし、このブログの記事が心に届くのであれば、色んな記事を繰り返し読んでみてください。
それだけで、あなたの習慣は作り変わっています。
自己受容ということで、「自分が嫌い」自分を嫌いになる12の理由と対応策もオススメします。