本当はやってみたいけど、まだ自分には早いのではないか。
こんな自分が偉そうに言ってはいけないのではないか。
もう少し実力がついてから、もう少し様子を見てからの方が良いのではないか。
「時期尚早なのかもしれない」
何かを始めてみるときや何かを変えてみるときに、
「自分にはまだ早いのかも」とためらうことがあるのではないでしょうか?
しかし、タイミングを待っていてもその時はやってきません。
なぜなら、その時期尚早かもと思っている時がすでに絶好のタイミングだからです。
本記事では、「まだ早いかも」というためらいブレーキの正体と一歩を踏み出す考え方を説明しています。
人生、焦ることはありませんが、待っていても時が過ぎていくのではないかとせっかちな私は思っています。
ぜひ、やりたいこと・楽しいことに向けて一歩踏み出してみてください。
本記事がその役にたてたら幸いです。
1.「時期尚早」に隠れた本音
「自分にはまだ早いのかもしれない」という気持ちの裏には、「本当はやってみたい」という本音が隠れています。
やってみたい・やりたい気持ちがないところに、「まだ早いかな?」というためらいは発生しません。
- 私にはセミナーはまだ早いかもしれない
- 値段をあげるにはまだ実績が伴っていないかもしれない
- 偉そうに語るには自分はまだまだだ
そこには、セミナーをしたい、値段をあげたい、自分の考えを語りたいという気持ちが溢れています。
ぜひ、その自分の本音に目を向けて、やりたいことをやってみてください。
また、自分の本音を見つける上で以下の言葉にも注目してみてください。
- 「しない方がいい」
「しない方がいい」と頭で判断しているということは、本当はしたいと思っています。 - 「した方がいい」
逆に、「した方がいい」ということは、本当はしたくないと思っています。 - 「本当は~、でも~」
「やりたい」「やりたくない」という気持ちを、「でも~」という理由でかき消しています。
さらに、これはどこかで耳にした言葉なのですが、
「周りが反対するならやってみな、周りが反対しても迷っているということはそれだけやりたいということだ。
周りが賛成するならやめてみな、周りがが賛成しても迷っているということはそれだけやりたくないということだ。」
こんなところからも自分の気持ちを見つけて行くことができます。
そして、自分のやりたい気持ちややりたくない気持ちがわかったら、その気持ちに従ってみてください。
「こうするべき」という他人軸のルールではなく、自分の気持ちに従った自分軸のルールを採用することによって、
充実感が全く異なるものになっていきます。
自分の人生の舵をとっている楽しさがふつふつと湧いてきます。
2.準備が整うことはない
次に、時期尚早だと感じて準備をしても、準備が完全に整うことはありません。
どれだけ準備しても、どれだけ情報を集めても、やってみるまで何が起こるかわからないからです。
たくさんの準備をしたけど、本当はその十分の一くらいの準備で良かったのかもしれない。
準備する方向が間違えていて、やってみたら盲点に気づくかもしれない。
それは、本当にやってみるまでわからないのです。
だから、やってみてみたらいいんだと思います。
そして、うまくいったことうまくいかなったことを感じながら、そこから”次”を考えてもいいのではないでしょうか?
やっていく中で必要なものが揃っていきます。
また、「うまくいかないのではないか?」という不安はやってみるまで消えることはありません。
「不安」は想像の中から生まれます。
逆に言うと、想像の余地があるところには、不安が顔を覗かせるということです。
だから、やってみる前の想像が伴う段階では、不安を感じるのです。
不安はあってもいいし、不安を抱えたまま一歩を踏み出してみてみてください。
準備は整うことはないし、整うことがないのだから不完全な今のままやってみれば良いのです。
3.「時期尚早」のブレーキの正体
自分のやりたい本音もわかった、準備が整うこともないこともわかった、
でも、そうは言ってもまだ早いんじゃないか!?という思いがある場合、自分の中にあるブレーキを見つけてみてください。
3-1.起こるであろう怖い想像
ブレーキを見つけるには、「どうなりそうで怖いか」という質問を自分に投げかけてみてください。
今のままでやりたいことをやるとどうなりそうで怖いか?
- 叩かれそう
- 批判されそう
- 失敗して笑われそう
この怖い想像がブレーキの正体です。
そして、このブレーキを外すには、この起こりそうで怖い現実を先に受け入れることです。
「叩かれてもいい」「批判されてもいい」「笑われてもいい」
怖い現実を避けたいと思えば思うほど、最初の一歩がどんどん重いものになっていきます。
逆に、怖い現実を受け入れれば受け入れるほど、最初の敷居がどんどん下がっていきます。
3-2.セルフイメージ
さらに、周りから何と言われそうで嫌ですか?
- 何も知らないくせに
- 実績も経験もないくせに
- あいつじゃ絶対うまくいかないでしょ
これは、相手からこう言われるのはでないかと「自分」が「想像」しているということです。
「自分」に対する自分の「想像(イメージ)」を「セルフイメージ」といいます。
つまり、「相手からこう言われそう」という想像は、「自分は自分のことをそういう人間だと思っている」ということなのです。
このマイナスのセルフイメージを強く持っていると、それだけ一歩踏み出すときにブレーキとなります。
ですので、マイナスのセルフイメージは書き換えてしまってください。
セルフイメージの書き換え方は以下に書いてあるのでぜひ読んでみてください。
嫌われる人の特徴をチェックしているのになぜか嫌われてしまう理由
セルフイメージを変えてもうまくいかない理由
4.やりたいことや気になることをやっていく
以上のように、「時期尚早」という思いには怖さやマイナスのセルフイメージが隠されています。
そして、ここでも「じゃあ怖さがなくなってから」「セルフイメージが書き変わってから」と、ブレーキを踏む必要はありません。
叩かれそうでも批判されそうでも、それは妄想です。
セルフイメージも自分に対する想像です。
だから、ブレーキが現実に存在するわけではなく、そのブレーキは自分の頭の中で繰り広げられているだけなのです。
その頭の中だけのブレーキに翻弄される必要はありません。
とにかく、怖い気持ちを抱えながら、一歩を踏み出してみてください。
踏み出すことで、怖さという膨らんだ妄想が現実サイズになり、セルフイメージもどんどん書き変わっていきます。
そして、あなたは自分のことを四六時中気にしているかもしれませんが、周りはそんなにあなたのことを見ているわけではありません。
失敗してもカッコ悪い姿を見せても、気にしているのは実は自分だけです。
そして、そのカッコ悪さはすでに相手に伝わっています。
だから、一旦頭の中のことは全て諦めて、やりたいことをぜひやってみてください。
また、仮に批判されても笑われても、「自分だけは自分を見捨てない」と決めておいてください。
何があっても、自分が自分の味方でいたら、それだけで満たされながら生きていくことができるのです。
5.まとめ
今回は、時期尚早に隠れたやりたい気持ちや怖さ・セルフイメージを紐解いていきました。
まだやったことのないことには、得体のしれない怖さがつきまとうかもしれません。
小学6年生の時に中学に入るのが怖かったように。
(もしかしたら、そう感じたのは私だけだったかもしれませんが笑)
社会人を辞めて起業するのが怖かったように。
でも、一回、そこに身を投じてしまうと、それまで感じていた怖さはすぐになくなります。
そうであるなら、やりたいこと・気になることをやってみたらよいのではないでしょうか。
個人的には、この世界の色々なもの・知らないことを体験してみたいなと感じています。
ぜひ一緒に、「時期尚早」を楽しんでいきませんか?
気が弱い自分を変えずに自分に自信を持つ方法も合わせて読んでみてください。