特定の人に対して嫌いな感情が湧いてくる。
なんであの人が嫌いなのかわからない。
色んな人に嫌いの感情が湧いてきて辛い。
「嫌いな気持ちって何なんだろう」
嫌いな気持ちを感じることは心地よくないし、
なるべくだったら嫌いにならず気持ちよく生活したいのではないでしょうか?
この記事では、「嫌い」という気持ちが湧いてくる理由と、
どうしたら自分が自由と幸せになれるのか、その方法の学び方を説明します。
実は、嫌いな人から自由に自分らしく幸せになる方法を学ぶことができます。
嫌いな人は嫌いでもいいのですが、
充実した人生のエッセンスを教えてくれる存在なのです。
ぜひ、見方を変えて大いに学ばせてもらいましょう。
自由と本当に欲しかったものを手にしてみてください。
1.嫌いな気持ちをなんとかしなくていい
まず、嫌いな気持ちが湧いてきた時に、その嫌いな気持ちを素直に感じてみてください。
嫌いな気持ちが湧いてきたことに咎めを感じたり、嫌いな気持ちを無くそうとしないでください。
あなたも嫌いな気持ちが湧く人なのです。
そんなに清い人ではありません。
そして、そんな清い人になる必要はないのです。
ぜひ、どんな感情にも蓋をせず、そのままの気持ちを感じてみてください。
ちなみに、嫌いな気持ちをないことにして、「感謝だ」なんて思わないでくださいね笑
1ミリも感謝なんてしていないはずです。
無理をすればするほど、「こんなにやっているのに」という不満は大きくなります。
2.嫌いという気持ちが湧いてくる理由と気持ちよく過ごせるようになる考え方
それでは、なぜ私たちが嫌いという感情を感じるのかについて説明していきます。
嫌いな理由は以下の4つとなります。
また、それぞれについて、どうしたら気持ちよく過ごせるのかについて軽く解説します。
2-1.自分のことをよく思っていない
自分の悪口を言う人や自分のことをよく思っていない人を、人は無意識に嫌いだと感じます。
やはり、自分のことをよく思ってない人のことを好きにはなれませんよね。
だから、そんな人に対しては「嫌い」でいいのではないでしょうか?
無理して一緒にいる必要もご機嫌を伺う必要もありません。
全員と仲良くしなくてもいい。
誰かを嫌ってもいいし、誰から嫌われてもいい。
自分に合う人とだけいるのが一番平和で楽しいのではないでしょうか?
2-2.拗ね
本当は好きなんだけど自分の気持ちを受け取ってもらえなかった場合、
拗ねて「嫌い」という感情が湧いてきます。
「私はこんなに好きなのに、相手は何とも思っていない」
「私はこんなにしてあげたいと思っているのに、相手は気にもとめていない」
そんな時に、「もういいや」「どうせ私のことなんて」という拗ねの気持ちが湧いて、
嫌いというダミーの感情にすり替えていきます。
ですが、あなたが本当に感じているのは、ただ「相手のことが好き」という気持ちです。
ですので、「あぁ、私は嫌いなあの人のことが実は好きなのかも」
「そして、私の気持ちを受け取ってもらえていないと感じて、悲しかったのかも」
と、自分の素直な感情に目を向けてみてください。
そして、本当に好きだった相手、自分の気持ちを受け取ってもらえなくて悲しい相手は、
目の前のその人ではなく、実は自分の両親かもしれません。
もし、心当たりがあるのであれば、
「本当は好きだった」「受け取ってもらえなくて悲しかった」という素直な気持ちをそっと伝えてみてください。
「受け取ってもらえていない」が勘違いだということに気づくかもしれません。
2-3.嫉妬(劣等感)
相手に嫉妬していたり劣等感を感じている場合、
その気持ちを歪曲させて「嫌い」というダミーの気持ちにすり替えます。
実は相手が羨ましいのかもしれません。
そして、それを自分が持っていないと思い込んでいて悔しいのかもしれません。
実は羨ましいのではないでしょうか?
実はあなたにもそれがあるのではないでしょうか?
でも、隠しているのではないでしょうか?
嫉妬については、妬みの感情を抱く仕組みを理解すれば妬ましい気持ちは消えていくを参考にしてみてください。
2-4.自分の中にある「こうするべき」というルールを破っている
人には「こうするべき」というルールを自分の中に持っています。
そして、そのルールを破る人を「嫌い」だと思います。
「嫌い」というか、正確には「怖い」と「羨ましい」です。
私たちの「こうするべき」というルールは親のしつけであったり、
現在に至るまでのトライアンドエラーで身につけた損しないための法則・嫌われないための法則です。
だから、「こうするべき」を破ることは、
「お母さんに怒られる!!」と言った怖さや「損する」「嫌われる」という恐れがあるのです。
その怖さを感じたくないため、「嫌い」というダミーの気持ちを感じます。
また、自分はルールを守っているのに、目の前の人はルール関係なく自由にやっている。
それを見ると、「キーー!!なんであいつだけ!!」と羨ましくなります。
これも、羨ましさという気持ちを隠した「嫌い」という建前の感情です。
この自分の中にある「こうするべき」をどう扱って言ったらよいかは今回の本題なので、章を分けて後述します。
3.嫌いな人から自由や本当に欲しかったものを手に入れる方法
やっと本題に入ります。
まず、その嫌いな人について、自分のどんな「こうするべき」(ルール)に違反しているか考えてみてください。
実際に、時間をとって嫌いな人を思い浮かべながら考えてくださいね。
- 気分屋なところ
- 上から目線なところ
- 大したことしてないのに、自信だけは持っているところ
- 仕事をちゃんといないのに、休みだけはしっかり取るところ
- 人目を気にせずはしゃいで幸せ全開にしているところ
嫌いな人は今考えてもらった上記のルール違反をしているのです。
逆に、あなたはそれだけルールを守っていることになります。
- 感情をそのまま出してはいけない
- 上から目線になってはいけない
- すごい結果を出さなければ自信を持ってはいけない
- 義務を果たさなければ権利を行使してはいけない
- 常に人目を気にして控えめにしていないといけない
言葉を変えると、それだけ自分の人生を縛っているということなのです。
親のしつけも処世術も自分を縛るものです。
自分を自分で縛りつけて自由を見失っている。
自分を控えめに抑えておいて、自分の魅力や自信を見失っている。
人のことに忙しくて、自分の幸せを大事にする時間がない。
ただ、それだけなのです。
あなたの「こうするべき」を犯す嫌いな人は、
あなたへ自由のなり方と魅力や自信の見つけ方、自分を幸せにする方法を教えてくれています。
簡単に言うと、「嫌いな人と同じようにやってみる」ということです。
すると、今までの「こうするべき」は「こうしなくてもよかったのだ」と気づきます。
- 自分の感情を思いっきり出してもいい
- 上から目線で他人のことを見てもいい
- 「その程度」で自分に自信をもっていい
- 休みたければ休んでいい、自分の好きなことを優先していい
- 人目を気にせず自分だけ幸せになっていい、自分が欲しいものを手にしていい
ぜひ、嫌いな人を見ながら、自分のブレーキを見つけてみてください。
私もこの前、「よくその程度で自分のことを誇れるよな」とざわざわしていました。
そう、「その程度」で自分を誇って良かったのです。
すごいから誇れるのではなく、無条件で自分を誇って良かったのです。
何か嫌だなーって人に少しだけ笑、感謝しました。
4.よく嫌われる人へ
逆に、心当たりがないのによく嫌われる人もいるのではないでしょうか?
嫌われる仕組みは上記の通りです。
嫌ってくる人は拗ねていたり、嫉妬していたり、狭い「こうするべき」というルールを持っていたりするだけです。
概ね、あなたが「羨ましい」だけなのです。
楽しそうで、キラキラしていて、魅力的で、自由でとらわれていなくて、周りからも愛されている。
そんなあなたが羨ましいのです。
そして、その羨ましいを巧妙に隠して、「嫌い」という言葉を言っているだけです。
だからといって、相手に合わせて自分の自由を狭めたり、控えめにする必要はありません。
自分のことを反省する必要も、咎める必要もありません。
その人は今の時点で自分に合う人ではなかっただけなのです。
ぜひ、何の咎めもなく自由にいてもらったらいいと思います。
そして、面倒くさい人とは付き合わないだけでいいのではないでしょうか?
あと、羨ましい気持ちを隠して巧妙に自分を責めてくる人に対しては、こんな言葉を胸にしまっておいてください。
「うっせー!!」
自分がそうした、そう振舞った正当な理由を用意せず、ただ「うっせー!!」でいいのです。
5.まとめ
今回は、「嫌い」をテーマに自分の自由と魅力を縛るものを見つける方法を説明しました。
「こうするべき」によって、不自由を感じ、幸せや自分を好きになることへのブレーキとなっているのであれば、
嫌いな人と同じようにやってみて、その不自由さを解消し、ブレーキを外してみてください。
「こうするべき」を外して行くと、どんどん自由になっていきます。
自分に対して、あらゆることに許可が出て生きやすく面白くなっていきます。
ぜひ、勇気を出して、「あんな感じ」になってみてください。
といって、「こうするべき」が悪いものでもありません。
これだけはとっておきたい「こだわり」みたいなものもあるのではないでしょうか。
そう言った「あなたらしさ」はとっておいてほしいと思います。
「嫌い」とは少し方向性が違いますが、「我慢」について書いた
我慢してるのにうまくいかない理由と解決策もオススメします。