人生紆余曲折あり、自分に自信がある時もあるし自分にがっかりするときもありますよね。
いい時も悪い時もあることはとても自然ですが、自分にがっかりし失望したまま何年も経っているととても苦しく辛いです。
この記事では自分にがっかりしたときの立ち直り方を説明していきますが、決してあなたを励ますだけではなく、今後一生自分にがっかりしたり失望することが無くなる方法を紹介していきます。
ぜひ実践してもらい、今後どんな状況でも目の前の出来事をそのまま受け止め、笑いながら対処し、人生の波乗りを気軽にしていってもらえたらと思います。
1.自分にがっかりする原因
まず、自分にがっかりしたり失望する原因について説明していきます。
一言で言うと、「自分に期待しすぎ」なんですよね。
言葉を変えると合格点が高すぎると言い換えることができます。
だからと言って「自分に期待しなくすればいい」「合格点を下げる」といくら考えてもそういう思考にはなっていきません。
それはなぜかと言うと、元々なぜ自分に期待するのか、合格点が高いのかというと、「できない自分ではダメだ」という思考を強く持っているからです。
つまり、「できない自分はダメだ」と考え、自分に変に高い期待をして、その高い期待に応えられない自分を目の当たりにして自分にがっかりするというサイクルになってしまっています。
以上のように自分にがっかりしたり失望したりするのは、「できない自分はダメだ」というところから始まるので、この「できない自分はダメだ」という思考が「できない自分でもそれはそれでアリなんだ」ということが感覚的に分かってしまえば、自分に対して変な期待をすることがなくなり、自分に変な期待をしなくなるからその期待に応えられない自分にがっかりすることも無くなります。
2.できない自分でいいのか
ですので、自分にがっかりしたり失望することで悩んだり心底落ち込んだりすることを終わらせようと思ったら、「できなくてもいいんだ」という感覚を深く腑に落とせば、今後自分にがっかりして落ち込むことはなくなります。
この記事ではその方法を紹介していくのですがそもそもできない自分でいいのか?という話からしていきます。
この記事を読んでいる方の中には、「できない自分でいいはずない」と思っているかもしれませんが、それは他人や世の中で言われていることを真に受けすぎています。
「できないと周りに迷惑がかかる」「できないと周りに嫌われる」「できないと仕事がなくお金に困る」
確かに、何かができないことで色んな不都合が起きますが、
- 周りに迷惑をかけてはいけないのか?お互い様ではないのか?
- できないということだけで嫌う人と付き合っていく必要があるのか?
- 本当に仕事がなくなり生きていく上のお金が足りないのか?
この辺をよく考えてみると、自分の妄想が行き過ぎていたことに気付きます。
実は、そう言った言葉は誰かの利益のためにただ掲げられていることが往々にしてあるのです。
また、世の中、迷惑をかけないなど潔癖な風潮がありますが、それが行き過ぎてみんな苦しく生きているんですよね。
自分が自分として生まれ、できることもあるしできないこともある。
そのできないことだけをあげつらえ、できないことに過剰に反応しなくてもいいんですよ!
できない自分もまた自分、そんな自分でいいのです。
3.「自分にがっかり」を終わらせる方法
ただ、できない自分でもいいんだよと私に言われても、「はい、そうですか」となかなか受け入れられないものです。
人の価値観はそう簡単に変わりません。
では、そんな価値観をどうやって変えていったらいいのか、この章で説明していきます。
自分の価値観を変えるには以下の二つを平行してやっていく必要があります。
①語り掛け
②言動を変える
3-1.語り掛け
まず「語り掛け」についてです。
語り掛けとは、“自分に許可を出す語り掛け”を自分に何回も何回もするということです。
今回の「自分にがっかり」や「自分に失望」という話では、上記で見てもらったように「できない自分はダメだ」という価値観が自分にがっかりする原因となっています。
ですので、この価値観を「できなくていい」という価値観に変えていくと自分に過度に期待することが無くなり、できない自分を見つけてがっかりすることが無くなります。
つまり、今回で言う”自分に許可を出す語り掛け”とは、「できなくていい」という言葉を自分に語り掛けることになります。
四六時中時間を作って「できなくてもいい」と語り掛けてください。
3-2.言動を変える
次に言動を変えていきます。
「語り掛け」だけで自分の価値観が変わっていったらとても楽なんですが、実際語り掛けだけで価値観は変わっていきません。
それは、自分の価値観は日々の自分の言動に引っ張られているからです。
「できないとダメ」という価値観は「できないとダメ」という言動をしているから維持されています。
逆に言うと、その言動を変えていくことで価値観が変化していくのです。
では、「できないとダメ」という価値観はどういう言動によって維持されているか考えていきましょう。
次の質問に答えてみてください。
「あなたができないとダメだと思ってやっていることは何ですか?」
色々出てくるかもしれませんね。
- できるように努力したり学習したりする
- できないことがバレないように隠す
- できない穴埋めとして相手に気を使う
その「できないとダメだと思っているからやっていること」をし続けることによって、「できないとダメ」だという価値観を維持し続けています。
ですので、「できないとダメ」を「できなくていい」という価値観に変えていくには、「できないとダメだと思っているからやっていること」を辞めて行けばいいのです。
- できるように努力したり学習したりすることを辞める
- できないことを周りにさらしていく
- できない穴埋めとしてやってた相手に気を遣うことをやめる
今までは「できないとダメ」という価値観を維持するための言動をしていたので、その言動を変えていくことで「できないとダメ」という価値観が崩れていきます。
「できないとダメだからやっていること」は自己防衛の側面もあり、できない自分を守る目的もあったため、それを辞めるとなると、心理的なブレーキ・怖さが生じるかもしれませんが、そのブレーキや怖さを越えて一歩踏み越えて実践してみください。
すると、今までできないとダメだと思ってきたけど、できなくてもいいんだとすっかり価値観が変わり、「できなくてもいい」という感覚が当たり前になります。
4.「自分にがっかり」を解消するまとめ
以上が自分にがっかりしたり失望することを根底からすっきり解消してしまう方法です。
自分にがっかりするのは、自分に過度に期待しているからでありそれは「できないとダメ」という価値観から生まれます。
ですから、「できないとダメ」という価値観が「できなくていい」という価値観に変わることで、自分への過度な期待が無くなり、自分にがっかりすることも失望することも無くなります。
この記事を読んでいる今、まだ実践していないので、
- 自分への過度な期待があるのかな!?
- できなくていいわけないじゃん
- ほんとに自分にがっかりすることが今後一生無くなるの?
と、疑問に思うかもしれませんが、実践してみることでこの記事で伝えたかったことが実感を伴って分かっていきます。
そう、別に特別である必要もなく普通でいいんですよね。
それが自分でそのまんまでいい、実践を通してそう腑に落ちた瞬間から地に足が付きます。
そこから頑張りたければ頑張ったらいいし、現実の生活が困るなら現実の生活に目を向けたらいいと思います。
ですが、同じ頑張る、同じ生きるでも、「できないとダメ」という価値観なのか「できなくていい」という価値観なのかで日常に感じる苦しさも大変さも満たされ度も変わってきます。
一度、現実の問題や将来のことは置いておいて、価値観を楽なものに変えてみてください。
忍び寄る得体のしれない怖さから逃げる毎日が終わり、自分にがっかりすることもなく自分に手ごたえを感じながら毎日を楽しく過ごしていくことができます。