自分はおかしいのではないか。
変な自分は周りに受け入れられないのではないか。
何で自分は普通ではないのだろうか。
自分が変でおかしいことを責めることは辛いことではないでしょうか?
また、普通にしようとすることで日々生きづらさも感じるかもしれません。
この記事では、「普通」や「おかしい」「変」への執着を手放し、
自分がおかしいかどうかを気にせず、心を開いていく方法を説明します。
自分がおかしいか否かは実はどうでもいいことなのです。
それより、おかしい自分を隠すことで、自分らしさを閉じ込めてしまうことはもったいないことです。
ぜひ、「おかしい」への執着を手放し、自分らしさを発揮してもらえたらと思います。
1.おかしくてもいい
まず、「おかしくてもいい」「変でもいい」ということを覚えておいてください。
そもそも、「普通」とは何でしょうか?
大多数の人がすることや、大多数の傾向を「普通」だと感じているのではないのかと思います。
しかし、世の中を見回しても、「普通」を全て網羅している人はこの世に存在しません。
誰でも凸があり凹があります。
誰でも突出している部分があり、へこんでいる部分があるのです。
そして、「人と違うところがある」ことが実は「普通」なのです。
みんながみんな、おかしくてそれでいて普通だということです。
ぜひ、「普通」というありもしないものを追いかけるのではなく、
人と違う部分がある「普通」な自分を受け入れてみてください。
2.「おかしい」や「変」への意味付け
ここまでの説明で「おかしさ」や「変」に対する執着は手放せたでしょうか?
もし、手放せない場合は、「おかしさ」や「変」への意味付けについて目を向けてみてください。
2-1.おかしさへの暗示
まず、おかしいとどうなりそうか?
自分が変だとどんな嫌なことが起こりそうか考えてみてください。
- おかしいと嫌われる
- 変だとバカにされる
- 人と違うと仲間外れにされる
この「○○だと△△になる」というのは暗示文です。
おかしいと不都合なことが起こるという暗示を自分にかけているということです。
これが、「おかしい」「変」に含まれているあなた特有の意味付けです。
自分にとって不都合なことが起こると感じているから、「普通」に執着をしているのかもしれません。
2-2.おかしい自分には価値がない
次に、「おかしさ」や「変」と自分の価値が連動していないか考えてみてください。
人はよく何かのモノサシによって自分の価値を計ります。
- できる自分には価値がある
- 役に立たない自分には価値がない
- 変な自分には価値がない
この自己価値とは、命の次に大事なものなので、
「おかしい自分」や「変な自分」と自己価値が連動していると、
「おかしさ」や「変」への執着はなかなか手放すことができません。
3.「おかしい」や「変」への意味付けを変える
「おかしさ」や「変」に対して、どのような意味付けをしているか理解できたでしょうか?
この意味付けは実は自分だけの意味付けなのです。
この章では、この「おかしさ」や「変」に対する意味付けを変えていきます。
3-1.おかしさへの暗示
「○○だと△△になる」という暗示は元をたどれば、「たまたまの出来ごと」から始まっています。
人は自分にとって不都合な出来ごとが起きた時に、無意識にその原因を探します。
そして、原因らしきものが見つかった時に、法則を作り上げます。
この法則が自分に対する暗示になっていくのです。
「おかしいと嫌われる」「変だとバカにされる」についても同様です。
嫌われることやバカにされることは、実はたまたま起きました。
その時に誰かの言った一言や自分の勝手な想像によって、
「嫌われた原因は自分がおかしかったからだ」と原因を探し、法則を作り出したのです。
しかし、真実はこうです。
「おかしいと嫌われることもあるし、嫌われないこともある」
「普通でも嫌われることもあるし、嫌われないこともある」
「変だとバカにされることもあるし、バカにされないこともある」
「普通だとバカにされることもあるし、バカにされないこともある」
ですので、まず、自分が正しいと思っている法則も、
実は、自分が作り上げた根も葉もない暗示なのだということを覚えておいてください。
そして、暗示によって恐れていることへ飛び込んでみてください。
「おかしいと嫌われる」「変だとバカにされる」という暗示がある場合、
あえて、おかしい自分を表現してみてください。
自分のこういう部分が変だと思っていると友達に伝えてみてください。
すると、嫌われない事実やバカにされない事実を目の当たりにします。
自分で体感することによって、今まで握ってきた法則はただの思い込みだということに気づくことができるのです。
①自分が絶対だと思っている法則は暗示だと意識すること
②暗示によって恐れていることへ飛び込んでみること
ぜひ、上記のステップを行動に移してみてください。
3-2.おかしい自分には価値がない
自分の価値を「おかしさ」や「変」というところで計っている場合、
自分の価値はそんなところでは計れないということを覚えておいてください。
人は何かのモノサシによって自分を測っています。
しかし、そのモノサシはその人特有のもので、何の意味も持たないモノサシです。
例えば、穴掘りを自分の価値とリンクさせている人がいたとします。
この人は、穴を深く掘れた自分には価値があり、うまく掘れない自分には価値がないと本気で思っています。
でも、この人は現状穴をうまく掘れずに、自分の価値がないと自分を責めているのです。
あなたは、この人を見て何を感じるでしょうか?
「穴、掘らなくてもいいじゃん」
「穴の深さで自分の価値は決まらないよ」
そんな風に感じませんか?
それと同じことです。
「おかしさ」も「変」も「穴を掘ること」も自分の価値を計るモノサシでは一切ないのです。
では、自分の価値はどうやって計るか。
それは、「自分の価値は『このぐらい』と自分で決める」ということです。
そこに根拠はいりません。
そもそも、意味不明なモノサシで自分を計って、自分の価値はこのぐらいだと今までも「勝手に」決めてきたわけです。
今までも勝手に決めてきたのだから、これからも自分に都合のよいように勝手に決めていいのです。
ぜひ、「おかしさ」や「変」というところで、自分の価値が決まるわけではないということを覚えておいてください。
そして、自分の価値は自分で勝手に決めてしまってください。
4.自分をバカにする人と付き合わなくていい
私たちは嫌われたくない生き物です。
そして、バカにされることを嫌う生き物です。
だから、自然と嫌われないようにバカにされないようにと小さくまとまろうとします。
しかし、自分の自由を制限して、
自分の主張を曲げて周りに合わせることにどれほどの意味があるか考えてみてください。
言葉を変えると、自分の人生を他人に委ねているということです。
ぜひ、他人の人生ではなく、自分の人生を生きることを考えてみてください。
自分の人生が終わる時に後悔のない人生にしていこうと私は思っています。
また、自分が自分でいて、嫌いになる人やバカにしてくる人と付き合っている必要はありません。
全員と仲良くしなくてもいいのです。
そして、自分が自分でいて、全員が自分のことを嫌いになるわけでも、バカにしてくるわけでもありません。
だから、自分を嫌いになる人やバカにしてくる人とは、縁がなかったのだと割り切ってみてください。
「来世でお会いしましょう」
そう心の中でつぶやいて、付き合いをやめてしまってください。
すると、あなたの周りには自分が自分でいて、それでオッケーという人だけが残ります。
とても居心地がよく、ありがたい人間関係ですよね。
そんな世界を作ってもらえたらと思います。
5.まとめ
今回は、「おかしい」や「変」を手放す方法について紹介しました。
自分がおかしいんじゃないか、変なんじゃないかと気にしているととても生きづらいと思います。
しかし、みんなおかしいし、みんな変なのです。
そして、また、みんなも自分がおかしいんじゃないか変じゃないかと気にしています。
「自分と同じように」みんなも自分のおかしさを気にしているのです。
そこに気づくと、お互いに「まぁいいじゃん」という気がしてきませんか?
ぜひ、自分が人と違うところ、人が人と違うところを受けいてみてください。
違うから面白いし、違うから楽しいところがあるのではないでしょうか。
自意識過剰な自分はおかしい!?自意識過剰を手放す方法も参考にしてみてください。