心にぽっかり空いた穴!満たされた気持ち包まれる心の穴の埋め方

幸せなはずなのに心にぽっかり穴が空いたように感じたり、人といる時に虚しさを感じたりすることってありますよね。
「なんか満たされない」「なんか寂しい」といった気分が長年続いていると今後もずっとこう言う気分なのかととても憂鬱になります。
この記事では、心にぽっかり空いた穴を埋める方法について、心の穴の仕組みから詳しく説明していきます。

私も物心ついてからずっと心の穴を感じ、ずっと埋めようとしてきました。
周りから認められたら心の穴は埋まると感じていましたがその方法では埋まいませんでした。
今では、心の穴は埋まり満たされた気持ちで目の前の出来事を存分に楽しむことができるようになりました。

ぜひ、心の穴を塞ぎ寂しさや虚しさを解消していくとともに、嬉しい気持ちや楽しい気持ちが心の底から湧き出るような感覚を味わっていってもらえたらと思います。

1.心の穴ができる理由

まず、なぜ心に穴ができたような感覚になるのかについて説明していきます。

心にぽっかり穴が空いたような感覚になる場面は2つあります。
一つは悲しい出来事が起きた時です。
彼氏に振られた時や親が亡くなった時、心にぽっかりと穴が空いたような感覚になります。

もう一つは自分の本来の性格を切り捨てた時です。
例えば、弱い自分はダメだとある時に思い、弱い自分を捨て強い自分だけで生きていこうと決めた時に弱い自分を心の中から捨てることになります。
そうすると、捨てたところに穴が空きます。
この穴が心の穴として、何をしても満たされない感覚を作り出します。

2.心の穴の埋め方

次に、心の穴をどうやって埋めていったらいいのかを説明します。

2-1.悲しい出来事による心の穴

まず、悲しい出来事によって心の穴ができた場合についてです。
この場合は、時間に解決してもらうというのが最善の策になります。

「日にち薬」という言葉をご存知でしょうか!?
日にちが経っていくことによって、ショックな出来事が癒えていくというものです。
基本的に、我々にはショックな出来事を消化していく能力が備わっているので、時間に任せて心の傷を癒していくのがとても自然です。

そして、ショックな出来事を癒していく中でぜひ意識して欲しいのは、その出来事によって生まれた自分の感情をちゃんと感じるということです。
悲しい思いをしたら辛いことではありますが、じっとその悲しさを感じる。
何日でも何週間で思い出すと涙が出てしまうかもしれません、でも、「悲しいから悲しい」でいいんですよね。

これを、悲しいから無理に楽しくしようとその悲しさから目を背けると感情に蓋をすることになり、未消化の感情としていつまでも残ります。
同じような出来事が起きそうな時ひどく怖く感じたり、感情が暴れ出して苦しくなったり。
トラウマという表現に近いかもしれませんね。

悲しい出来事は悲しい出来事として終わらせる。
そのために、今はいっぱい悲しんでください。
一人で感じるのもいいし、友達に聞いてもらうのもいいです。
そうやって、自分の気持ちを分かってあげることがとても大事になっていきます。

大丈夫です。
その悲しさはいつまでも続くわけではないし、ちゃんと”過去”として完了する日がきます。
そして、今の経験があったからこそ、より深く人生を楽しめるようになっていきます。

今は辛いかもしれませんが、悲しいできごとをそのまま味わってもらえたらと思います。

2-2.自分の性格の一部を捨てたことによる心の穴

次に、自分の性格の一部を捨てたことによりできた心の穴についてです。
自分の性格の一部を捨てることによって、自分の心に穴があきます。

2-2-1.捨てた性格によって心に穴が空く仕組み

イメージとしては、ポジティブもネガティブも、優しいも冷たいも全てのパーツが自分の中にある状態によって、心と言う丸い球体が出来上がっています。
ここで、冷たい自分を嫌って冷たい性格を嫌って捨てるということは、丸い球体から冷たい性格というパーツを外して捨てるということになります。
こうやってできたものが心の穴です。

自分の心に穴が開いているので、何を入れてもその穴から出ていってしまい心は満たされない状態になります。
満たされないから、他人から愛情や承認をもらうことによって自分を満たそうとするのですが、本来、心の穴は自分の捨てた性格というピースによってできたので、愛情や承認という違うピースをはめようと思ったところで形が違うのでうまくはまっていきません。
この状態が、何をしても誰といてもいても満たされていかないという状態になります。

2-2-2.心の穴の埋め方

では、満たされない状態をどうしたらいいかと言うと、心の穴を塞いだらいいということです。
つまり、捨てた性格を取り戻すということになります。

捨てた性格によってできた心の穴なんだから、その性格を取り戻すことによってその穴が塞がるというのは当たり前の話ですよね。
そして、心の穴をふさぐことによって欠乏感や焦燥感が消え、また、他人に求めていた愛情や承認も不要になります。
「自分は自分で良かった」という満たされた気持ちが心の底から湧いてくるようになります。

ただ、自分がどんな自分の性格を捨てたのかというのはとても分かりにくいです。
自分が自覚できている捨てた性格というのはごく一部で、自覚できていない捨てた性格というものも多くあります。
では、そんな自覚できていない捨てた性格をどう見つけていったらいいのか、その答えは「他人」にあります。

見ているだけでイラっとする他人の言動から自分の捨てた性格を見つけることができるのです。
見ているだけでイラっとする他人の言動を具体的に考えてみてください。

  • 上から目線
  • 嫌なことからすぐ逃げる
  • わがまま

今考えてもらった答えが自分が今までに捨ててきた性格の一部です。

少し仕組みを説明しますね。
そもそもなぜ我々が性格の一部を捨ててきたかと言うと、昔怒られたり否定されたりすることで、「この性格はダメだ」「出してはいけない」と思ったからです。
そこから今に至るまでずっと自分を律して、ダメな性格を出さないというルールを自分に課してきました。

そんな時に、目の前で隠しておかなきゃダメだという性格を見せられたら、自分がずっと頑張って守ってきたルールを破られたら・・・
そうなんです、人はイラっとするんですよね。

それは羨ましいという感情の代用でもあり、当時怒られたり否定されたりした痛みを思い出す怖さの代用でもあります。
怒りは本当の気持ち代用として使われています(自己防衛のため)。

なので、イラっとする人は自分が捨ててきた性格を見つけるヒントになり、捨ててきた性格を取り戻すことで心の穴をふさぐことができます。
心の穴をふさぐことで、何をしても満たされなかった心が何をしなくても満たされるようになります。

2-2-3.自分の気持ちを大事にする

もう一つ、心の穴を埋める上で大事な話があります。
それは、自分の気持ちを大事にするということです。

先ほどの説明から、心に穴に空いていると他人から愛情や承認をもらうことで心の穴を埋めようとします。
他人から愛情や承認をもらっても嬉しいのは一時的で心の穴自体は埋まらないという話は先ほどの通りですが、相手から愛情や承認をもらおうとする行為は自分の気持ちをないがしろにしやすいという側面があります。

例えば、自分は仕事を早く切り上げて帰りたいときでも他人から認めてもらいたいがために他人を優先して早く帰りたいという自分の気持ちを無視することになります。
この自分の気持ちを無視することで寂しさが募っていきます。

逆に、他人を優先するのではなく自分の気持ちを優先することで、自分が自分の気持ちを分かってくれた嬉しさや自分が自分の味方になってくれた頼もしさを感じます。
その結果、他人から認められなかったとしても嫌われたとしても、自分が自分の味方であり自分が自分のそばにいてあげているので心は満たされた状態になっています。

幸せに生きるには他人とのコミュニケーションが大事なのではなく、実は自分とのコミュニケーションが圧倒的に大事になります。
自分とのコミュニケーションを育んでいくために、ぜひ自分の気持ちを大事にしてみてください。
いい意味で他人は自分の人生にそんなに大事じゃなかったことに気づいてもらえます。

3.まとめ

今回は、心にぽっかり空いた穴というテーマで話をさせていただきました。

何かショックな出来事があって心に穴が空いてしまった場合は、時間が解決してくれます。
そして、今はショックな出来事もその傷が癒えると後々自分の人生を彩ってくれる貴重な経験になっていきます。

そうではなく、昔からずっと心に穴が空いているような感覚がある場合は、自分の性格を捨ててきたり自分の気持ちを無視することによってできた穴なので、自分の本来の性格を取り戻し自分の気持ちを大事にしていくことによって心の穴を埋めてみてください。
驚くほどに満たされた気持ちがするし、この世界を圧倒的に楽しめる気持ちが内側から湧いてくるようになります。

また寂しさに関して、何をしても埋まらない寂しい気持ちはこうして埋めるに書いてあるので、もし寂しさをよく感じるという場合は参考にしてもらえたらと思います。