醜形恐怖症が解消するシンプルな方法!清々しく自信のある毎日に

自分の容姿が醜く見えて、人前に出ることが怖くなってしまうことはとても辛いですよね。
また、鏡を見たり他の人を見たりする度に落ち込むことはとても苦しいと思います。
この記事では「醜形恐怖症(身体醜形障害)」についてまとめています。

どうやったら、自分の容姿が気にならなくなるのか。
その具体的な方法を紹介しています。
醜形恐怖症だけではなく、多くの方が自身のコンプレックスを乗り越えた方法なので楽しんで読んでくださいね。

ぜひ自分の容姿が気にならなくなり色々な場面で引け目を感じることなく自信のある毎日を過ごしてもらえたらと思います。

1.醜形恐怖症(身体醜形障害)とは

まず、醜形恐怖症(身体醜形障害)とはそもそも何なのかという話ですが、自分の容姿が醜いと感じ人前に出ることが怖くなったり、自分の容姿を見たり他人と比べたりすることで深く落ち込むことです。
「醜形恐怖症」や「身体醜形障害」という言葉で表現するととても仰々しいですが、いわゆる容姿へのコンプレックスがあるということです。

人は、自分が気にしていることを重々しく捉えてもらった方が「わかってもらえた感」があったり「こんなに辛いのはそういう症状や障害だからなんだ」と安心したりするのですが、重々しく捉えれば捉えるほど、その悩みから脱することを自ら難しくします。
だから、まず、醜形恐怖症だと捉えるより、「自分は容姿へのコンプレックスがある」とフラットに捉えてもらった方が「悩みを解消する」という観点から言うと良いです。

ただ、説明の都合上、以降でも醜形恐怖症という言葉は使っていきますね。

2.醜形恐怖症は自分の容姿を変えることでは治らない

そして、醜形恐怖症は例えば整形などで自分の容姿を変えたとしても、悩みが終わることはありません。
次はもっとこうしたい、ここをこうしてもらうはずだったのに思ってたのと全然違う、など、どんどん次の悩みになります。
また、整形を繰り返しているとそんな整形をしている自分のことを嫌いになることもあります。

目の前の出来事を変えることでは悩みは解消しない。
これが悩みを解消する基本です。

悩みはその目の前の出来事(今回で言うと容姿)に問題があるから生じているわけではなく、心の偏り(禁止・拗ね・抑圧、こうするべき、劣等感・罪悪感、自分への認識など)によって生まれています。
この心の偏りにアプローチすることなく、目の前の出来事だけ何とかしようと思っても同じような次の悩みが起きたり何ともならない現実にただただ落ち込むことしかできません。

この仕組みをとても多くの方が勘違いされて、ずっと目の前の出来事に翻弄されています。
ぜひ、せっかくこの記事を見つけてもらったので、目の前の表面だけを見るのではなく、心の根本・本質の部分をしっかり見ていってもらえたらと思います。

その悩みを解消する心の根本や本質については本記事で説明しているので安心していくださいね。

3.醜形恐怖症を治すカギは自己肯定感にある

では、その心の根本や本質はどこにあるかというと自己肯定感にあります。
自己肯定感とは「どんな自分でもいいよ」と自分を肯定している感覚です。

この自己肯定感が低いと「こんな自分はオッケーだけどこんな自分はダメ」とジャッジしてダメな自分を責めたり卑屈になったりします。
自己肯定感の低さが容姿の悩みとして現れたのが醜形恐怖症であり、対人での恐怖として現れたのが対人恐怖症で、頑張りすぎて体の異変として現れたものがうつ病やパニック障害です。

そういう悩みを生む種みたいなものがあり、その種が色々な形で表出したものが悩みだということです。
先ほど説明した容姿を変えることでは醜形恐怖症は治らないという話はこういった仕組みがあるからです。

そして、自己肯定感とは自信ともまた違うということを覚えておいてください。
自信とは一般的に何かができることへの確信であり、今までの経験で培われるところが大きいです。

しかし、自己肯定感はそういった今までの成功体験によって育まれるものではありません。
もっと言うと自己肯定感は何がなくても今から育んでいくことができます。

4.醜形恐怖症を治す自己肯定感を育む

ここからは「自己肯定感を育む方法」を話していきますが、同時に醜形恐怖症も直接改善されていく話です。
自己肯定感という根っこを耕していくために、目の前の出来事(醜形恐怖症)を使っていくというイメージです。
そして、目の前の出来事から根っこを耕す作業をしていくと、根っこが育っていくと同時に目の前の出来事も改善していきます。

4-1.心の傷を癒す

まず、過去に傷ついた時にできた心の傷を癒していきます。
自分の容姿について否定されたりからかわれたりして傷ついた出来事が今もしこりとして残っているかもしれません。
なので、思い返してみていまだに心がぐーっと締め付けられる出来事があるか確認してみてください。

そして、もしそういった心の傷がある場合、以下のワークを目をつぶりながらやってみてください。

  • 過去の傷ついた出来事を思い出す
  • その時の感情を味わう
  • その時に相手に言いたかったことをイメージの中で言う
  • 相手に言って欲しかったことを言ってもらう

このイメージワークを一日一回、3~4週間続けてもらうと段々と心の傷は癒えてきます。
一回5分もかからないのに、今まで癒えなかった過去の傷は癒えていくのでぜひしばらくの間続けてみてください。

4-2.自分の気持ちを分かってあげる

そして、自己肯定感を育む二つ目の方法は自分の気持ちを分かってあげることです。
私たちは、他人から嫌な言葉を言われた時に他人に同調して自分を責めたり否定したりすることがあります。

自分が自分に対して敵になっている状態ですね。
この状態では自己肯定感は育ちようがありません。

自己肯定感を育てるとは、つまり、自分が自分の親になって自分を育んでいくということです。
親の自分が自分を否定していたら、子どもの自分が育っていくわけがないのです。

親の自分が子どもの自分を肯定していくことが必要になるのですが、まずは子どもの自分が何を感じどういう気持ちなのかを分かってあげてください。

親や友達からひどいことを言われた時に、あなたは本当はどう感じたのか。
自分が自分の容姿を見て醜いと否定するとき、そう言われた自分は本当はどう傷ついているのか。

それは、自分の容姿を見て醜いと感じるなということではありません。
それとは全然違うベクトルで、自分からそう言われて自分はどういう気持ちになっているかくみ取ってあげるということです。

4-3.自分を受け入れる

そして、自分の気持ちが分かってきたり子どもの自分がどう感じているかイメージが付くようになってきたら、そんな自分を受け入れてあげるということです。
「自分を受け入れよう」と心の中で頑張るというのではなく、「もういいや」と開き直るということです。
「こんな自分が自分なのだから、もうそういう人として生きていく」ということです。

隠そう隠そうとすることは自己否定につながります。
逆に開き直ってさらしていくということは自己肯定になるのです。

自分の容姿に限らず、自分の性格なんかもそうです。
開き直って見せていくことによって、自分の心の中で自分への肯定ポイントが溜まります。
この肯定ポイントをいかに溜めていけるかが幸せかどうかと言うことです。

「どんな自分もこれでオッケー」という感覚が分かれば自分の特徴に合ったメイクをするとか、その場をうまく流す立ち回りをするとか自由にやったらいいのですが、そのベースに自己否定があるのか自己肯定があるのかで満たされ度は180°変わります。

自分のベースを「どんな自分でもこれでオッケー」にするために、一度開き直って「もういいや」と全開で自分をさらけだしてみてください。
自分がやっと自分の味方になってくれた安心感とともに「自分はこれでオッケーなんだ」という気持ちが湧いてきます。

4-4.恐れていることを受け入れる

上記の「自分を受け入れる」に関係してくることでもあるのですが、自分を受け入れられないのはそもそも人の目が気になるからです。
「人の目を気にしない」と意識してもそんなことはできるわけないので、「人の目が気になる」という現象の根本にアプローチしていくことが大事になります。

では、なぜ人の目が気になるのか少し考えてみてください。
周りからどう見られるのが嫌で、どうなってしまうのが怖いか。

  • 不細工だと思われるのが嫌だ
  • 顔のことで笑われるのが怖い
  • 彼氏ができなくなる

この嫌がっていることや恐れていることが起きてもいいと受け入れてしまったら、吹っ切れるきっかけになります。
「不細工だと思われてもいい」「誰かに笑われてもいい」「彼氏ができなくてもいい」そうやって、自分に許可を出していきます。

ふふ、どこからか「そんな許可は出せない」という声が聞こえてきそうですが、他人からどう思われるのが何だって言うんですか。
彼氏ができなくなることが何なのでしょうか。

そんなことに比べようもないほど、自分を受け入れて肯定していくことは大事なことです。
それに比べたら、周りの人たちなんてミジンコみたいなものです。

その関係性が逆転しているんですよね。
他人からどう見えるかが優先順位一位で自分の優先順位はとても低い。
それだと自分がかわいそうなんですよね。

だから、「もう醜形恐怖症が苦しい」「もう何が何でもどうにかしたい」と思うのであれば、人の目を切り捨てて自分が恐れていることを全部引き受けて吹っ切ってしまってください。
その恐れていることが全て起きることより、自分を否定して悩んでいることの方が不幸せだと思います。
タイミングを見て、全部捨ててみて下さいね。

ちなみにですが、その恐れていることが起きてもいいと許可をしても、恐れていることは起きません。
ですが、吹っ切るタイミングでは恐れていることが起きてもいいという覚悟を持ってやってみてくださいね。

また、もし、容姿のことをからかってくる人が仮にいたら、そんな人は自分の人生から抹消してください。
例えそれが自分の好きな人でもそんなくだらないヤツとは付き合う必要ないし、悩むなら男の選球眼の無さを悩んでください笑

4-5.自分への認識を変える

また、恐れていることの中から自分への認識を確認することができます。
例えば、不細工だと思われると怖がっているということは、自分のことを不細工だと認識しているということです。
そして、その自分への認識に当てはめてあらゆる物事を見るようになります。

鏡を見ても自分が不細工なところを探し、街で誰かが笑ったら自分の容姿について笑ったんだと思い、付き合っている彼氏に振られたら「やっぱり私の容姿が…」と落ち込みます。
全て、その自己認識に吸い込まれていくような感じです。
逆に気にしなければ毎日気分よく暮らしていくことができます。

要は、今、醜形恐怖症で悩んでいるということは、自分の容姿が良くないという認識を自分が持っているということです。
事実として容姿が悪いという話ではなく、容姿が悪いと”認識している”ということです。

これから生きていく中で、内心「自分は容姿が悪いからな」と思って苦しく生きるのも容姿のことなんて気にせず自信を持ち清々しく生きるのも、外側から見たら違いはありません。
外からの見た目は変わらないけど、自分の認識の仕方で生きやすさは圧倒的に変わるのです。
だから、自分への認識が息苦しさを生むのであれば、自分の認識を変えてしまったらいいです。

「自分の容姿悪くないかも」まずはそんな風にして今の自分の認識を疑ってみてください。
そして、疑い慣れてきたら「自分の容姿案外いいじゃん」と自分をどんどん乗せていく感じです。

大丈夫です。
あなたが卑屈になっていようが愛着を持って自分を可愛がっていようが、周りの誰も自分のことは見ていません。
自分の心の中のことはあなたの自由なので好きに自分の認識を作っていってください。

5.自分を受け入れるとは生き方を変えるということ

以上が、醜形恐怖症の解消の仕方であり、醜形恐怖症という目の前の出来事を使った自己肯定感の上げ方です。
要は、「どんな自分も受け入れてあげる」ってことなんですよね。

醜形恐怖症で自分の顔が不細工だと自分を否定して傷つけるということは、自分に子どもがいたとしてその子どもが不細工だから育児もしないし、ひどい言葉を浴びせかけるし暴力を振るう、だってこいつ不細工なんだもん。
と、やっているようなものです。

自分がとてもかわいそうですよね。
不細工じゃないと思い込みなさいということではなく、そんな自分を嫌って切り捨てて攻撃する必要はないということです。
「それも私じゃん」と自分に語り掛けながら受け入れていってください。

別に自分を好きになる必要はありません。
自分に愛着を持ったらいいです。
この辺の話についてYouTubeの動画にまとめているので、ニュアンスの違いがはっきりしない方は動画を見てください。

6.まとめ

そう、受け入れるとは表面上の「受け入れました」「受け入れることはできません」ということではなく、生き方を完全に変えるということです。
今まで守ってきたものを守らず危険にさらし、今まで得てきたものを捨てるということです。

そういった、今までの路線と完全に違う路線に路線変更をすることによって、自分を受け入れることができます。
ぜひ、今までの生き方を180°変えるつもりで開き直ってどんな自分も受け入れていってもらえたらと思います。

6.まとめ

今回は、醜形恐怖症についてまとめました。
読まれている方によって、そんな簡単なものじゃないと感じるかもしれませんが、前半で話した通り悩みの解消を簡単にするもの難しくするのも自分次第です。

難しく捉えれば捉えるほど謎の安心感と納得感はありますが、悩みから抜け出すことが困難になります。
「醜形恐怖症」と言っても、容姿へのコンプレックスだと捉え、コンプレックスを解消していくために自分を受け入れるということをやってみてください。
また、その過程で過去の出来事にしこりがある場合は、そのしこりから外していってくださいね。

今の時代、インターネットで色々な情報を見ることができ、芸能人の日常や友達の動向、ファッションの良し悪しやトレンドに気軽にアクセスでき、自分を磨きやすい状況にあります。
その反面、誰かと自分を比べる機会も増え、他人の輝いている部分と自分のダメなところを比べて落ち込むということも増えています。
オシャレで自分を可愛く見せることがうまくなっているのに、自分に自信がない人が多いようです。

しかし、SNSなどその人が一番輝いている瞬間や、きれいに見える角度でアプリを使って演出しているモノと、普段の自分を比べるのは分が悪いですよね。
一歩冷静に「とはいってもこれがこの人の最高の瞬間であり、普段はこんなに魅力的じゃない」と引き算したり、そもそもSNSに関わらない方がよいのかもしれません。

ちょっと記憶があいまいですが、Facebookのマーク・ザッカーバーグはSNSは人の幸福度を下げると分かっていたそうです。
なので、SNSとも適度な距離感を保つのもいいのかなと思います。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

ぜひ、自分を受け入れて清々しい毎日を送ってくださいね。
受け入れてしまえば、案外自分の容姿悪くないじゃんということに気づきます。

また、自己受容を習慣化する方法に自己受容についてまとめているので参考にしてみてください。