自分への扱いを変えるとなぜ被害妄想は自然と終わるのか

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被害妄想の山々あの顔をするということは自分を嫌っている。
きっと自分は陰で悪口を言われている。
あのほめ方は絶対に裏がある。

うーん、被害妄想だと思うんだけど、そうは思えない。

というわけで、今回のテーマは被害妄想です。
実際にそう言われているわけではないけれど、自分を悪く言われていると信じている。
それは、とても損なことですよね。

本当は何もなく毎日平和なのだけど、
自分の妄想によって、平和で穏やかな毎日が辛く敵だらけの毎日に変わってしまう。
なんとなく被害妄想とわかっているけど、妄想だから気にするなでは片付けられませんよね。
人は理論で生きているわけではないので。

今回の記事では、被害妄想の仕組みと被害妄想の辞め方を説明しています。
被害妄想とは何なのか、そして、どうやったら辞められるのかを知って、
実践してもらえたらと思います。

周りに敵がいなくなり平和な日常を感じてもらえます。

1.なぜ被害妄想をするのか

では、まずなぜ被害妄想をするのかについて見ていきましょう。

1-1.自分がやることは相手もやるはず

被害妄想をする理由の一つ目は、
自分がしているからきっと相手もするだろうと無意識に想像しているからです。
これを心理学の言葉で投影と言います。
自分がそうだから人もそうだ、と自分の考えを別の対象に当てはめます。

自分が人の陰口を言ったり、心で悪く思っても相手に伝えなかったりすると、
きっと相手も自分の陰口を言い、愛想が良くても心の中では悪いことを考えているのだろうと想像するのです。

また、自分の行為を相手に投影する以外にも、
自分の感じていることを相手に投影することもあります。

自分が自分のことが嫌いだから、相手も自分のことは嫌いだろう。
自分の性格でここが許せないから、相手もきっと許してはくれないだろう。
と、相手を見ているようで実は自分の価値観を相手に当てはめているのです。

1-2.過去の出来事がこれからも起こると感じている

次に、被害妄想をする理由の二つ目は、
過去の経験を今に当てはめ、きっと過去のあの状況と同じようなことが起きると無意識に想像するからです。

今、何が起きているか、これからどうなるのかという不安は、
今や未来を見ているようで、実は過去の経験則を見て今と未来を想像しているということです。
つまり、今や未来を見ているわけではなく、過去の出来事を見ています。

これと似たような状況のとき、過去にはこうなった、
だから、今や未来にはこういうことが起きるだろう。
と、想像や妄想をして決め付けているということになります。

1-3.自分の当たり前による決めつけ

そして、その過去の悲しく辛い出来事が起きた時に、人はよく当たり前を作ります。
自分は陰口を言われて当たり前、自分は嫌われて当たり前。
この当たり前を前提として、世の中を見渡すようになります。

だから、たまたま目をそらすという相手の仕草を見たときに、
嫌われることが当たり前で嫌われる前提で相手を見るので、
ほらやっぱり嫌われているのだと勝手に決めつけているのです。

2.被害妄想を辞める

それでは、ここから被害妄想を辞める方法について説明していきます。

2-1.投影元である自分を変える

1-1で説明した通り、相手への想像は実は自分の投影であり、「自分だったら」を相手に映しているに過ぎません。
だから、相手への妄想を変えるのではなく、自分に対する扱いや言動を変えることで、
自然と相手への想像が変わっていきます。

2-1-1.自分を許す

自分を責めて否定していると、きっと相手も自分を否定していると感じます。
自分のことが嫌いで許せないと、きっと相手も自分のことが嫌いだと感じます。

だから、先に自分のダメなところを受け入れて、自分を許してしまうと、
きっと相手も自分のことをそんなに気にしていないという気持ちに自然となっていきます。

「自分を許す」と言うと、元々大きな罪や誤り、直すべきところがあるように感じますが、
そんなものは最初からありません。
自分がどんな性格でも、どんな能力でも、どんな考えや感じ方をしていても、
それでよく、そもそもそれを直す必要なんてないのです。

しかし、親や学校、社会の風潮の影響により、
人はこうあるべき、仕事だから成果をださないと、妻や母親はこれが正解、という型を勝手に作り、
その型通りでない自分を責めし、否定しいじめるのです。

そう考えると、自分に対してひどい扱いをしていると思いませんか?
何にも悪くないのに、どこかで仕入れた「常識」や「当たり前」を使って自分を攻撃しているのです。

ぜひ、もう、自分を責めて否定することは辞めてしまってください。
元々何の罪もない自分なので、責めること自体が見当違いだと認識してみてください。
それがしっくりこないのであれば、「自分を許す」とどんな自分にもそれでいいと許可を出してみてください。

自己受容を習慣化する方法(リンク)に自分を受け入れることや自分を許すことに特化した記事を書いているので、
ぜひ、読んでみてください。

2-1-2.自分の言動を変える

耳障りのいい言葉を言うけど、腹の中では何を考えているかわからない。
そんな褒め言葉を言って、きっと陰では悪口を言っているのであろう。

と、感じる時、それは相手がそういう人だからそう感じるのではなく、
自分がそうだから、相手に対してそう感じているのです。
先程から説明している投影ですね。

だから、自分の言動を変えると相手に対する印象はまるっきり変わっていきます。
要は、自分が気持ちのいい人間になれば、相手もきっとと勝手に想像するのです。

  • 嫌なことは嫌だといい
  • 文句があるなら直接相手に言う
  • 本当は嫌なのに我慢して頼みごとを引き受けない

そうやって自分の気持ちに従って風通しのよい人間になってください。
すると、勝手に相手も風通しよく生きているのだと感じます。

最初少し勇気がいりますが、自分の思ったことや感じたことを表現しても、
周りは思っている以上に受け入れてくれます。
勝手に相手を小さく推し量って勝手に相手を悪者にしないでくださいね。

腹黒くて悪い奴は他の誰でもない、自分なのですから。
そんな腹黒く悪い自分でも良くて、そして、思っていることを表現してもいい。
そうやって、自分の世界を広げ、相手への認識を自然と変えていってみてください。

2-2.過去の悲しい出来事を成仏させる

1-2では今と未来を見ているようで過去を見ているという説明をしました。
過去の傷がまだジュクジュク疼いていると、なかなか今や未来をフラットに捉えることができません。
あの辛さをまた味あわないように、あの辛さだけは回避したいと感じれば感じるほど、
過去に強く焦点を当て、その過去から想像される今と未来を妄想するのです。

なので、過去の悲しい出来事を成仏させてしまってください。
過去の出来事を成仏させる方法はインナーチャイルドについて書いた記事
幸せになるためのインナーチャイルドの育て直し方の3-1にワークを記載しているので参考にしてください。

そして、少し矛盾していると感じるかもしれませんが、
過去の出来事にケリを付けることに躍起にならないでもらえたらと思います。
自分の被害妄想をなんとかしてくて、過去の出来事をなんとなしなければと強く思い込むことは、
結果的に過去の出来事に強くフォーカスしているということですから。

上記ワークを繰り返していくと、自然とあの出来事はもういいかと感じるときが来るので、
気楽に楽しい想像をしながらやってもらえたらと思います。
いい意味での適当さを大事にしてみてくださいね。

2-3.自分の決めつけを変える

前述の通り、自分はこういう人だという当たり前を持っていると、
その色眼鏡によって、相手の言動の意図を決めつけます。
この決めつけが自分にとって不都合なものであるならば、その決めつけを変えてしまったらいいのです。

つまり、今まで「自分は嫌われる人」「自分は攻撃される人」「周りの人はひどい人」という決めつけをしていたとしたら、
逆に、「自分は好かれる人」「自分は大事にされる人」「周りの人は優しい」と決め付けてしまってください。

と、こんな話をすると、「そうは思えない」とよく言われます。
これは別に思い込む必要はなくて、「そういうことにしておく」という遊びくらいに気楽にやってください。
本当かどうかはわからないし、そうは思えないけど、そういうことにしておくということです。

  • 自分のいないところでみんながヒソヒソ話している、あれ、自分のいい噂話をしているのかな
  • あの人はいつも私にそっけない、ということは、私に対して憧れていて近づけないのかな
  • あれは自分を敬遠していのではなくて何かの気遣いかもしれない

そんな感じで、ちょっと遊びやゲーム感覚で「自分は好かれている」ということにしてみてください。
よく「あの人は幸せな人だ」という揶揄がありますが、
「あの人は幸せな人だ」と言われる人は、実際幸せなんですよね。

だから、少し頭のネジを外してアホみたいに「幸せな人」になってみてください。
それが馴染んでくると、確かに「好かれているな」という感覚と証拠が集まってきます。

また、決めつけについて、「自分は被害者だ」「相手は加害者」だと決めつけて、
自分が被った不利益と相手のひどさを探そうとする心理がある場合があります。
もし、心当たりがある場合は、「自分は被害者で相手は加害者」という決めつけも辞めてみてくださいね。

これは、「自分は大事にされている」「相手は自分を傷つける存在ではない」と認識を変えてみることも大事ですが、
もっと大事なことは、2-2の悲しい出来事を成仏させることです。
傷ついて悲しかった出来事を分かってもらうために、同じような状況が起きて欲しいと潜在的に感じていることがあるからです。

ぜひ、このあたりも頭の片隅に置きながら実践してみてください。

3.「被害」への基本的なスタンス

ここまで被害妄想をする理由とそこから抜け出す方法を説明しました。
相手への妄想は「自分だったら」という想像から来ているので、
自分を許し、自分への認識を捉え直して、気持ちよく生きていけば自然と相手への妄想は変わっていきます。

過去の出来事が消化していない場合、中々その一歩が踏み出しにくいので、
もし気になる出来事がある場合は、過去の出来事を成仏させてしまってくださいね。

そして、被害妄想の「被害」に該当する悪口を言われることや、
相手への悪意にどう付き合っていくか、その基本的なスタンスについて最後に話をしようと思います。

被害妄想に悩んでいる方はなぜか、「被害」をわざわざ見つけに行こうとするんですよね。
自分の悪口は言われていないか、自分に悪意を持っている人はいないかと無理に探そうとします。
そして、重箱の隅をつつくように自分への「被害」を見つけ、ほらやっぱりと落ち込むのです。

ぜひ、覚えて欲しいことは、「目の前にないものはない」ということです。
今、目の前で悪口を言われていないのであれば、悪口は言われていないとしてしまってください。
それを、悪口を言われていないのは本当かと探しだすから、悪口がちゃんと見つかるのです。

私も嫌われることや悪口を言われることもあると思います。
しかし、自分からそれを取りにいかなければ、その事実を目の当たりにする場面は極端に減るのです。
そして、「目の前にないものはない」というスタンスで、毎日を気持ちよく送ればいいということです。

無理に自分の不快なものを見つける必要はないし、それで気分を落とす必要はありません。
直接言われるまでは自分にとってそれは存在しないものですし、
自分から無理に取りにいかなければ、自分にとって不快なものが目の前に訪れる機会は極端に少ないのです。

4.まとめ

今回は、被害妄想についてまとめました。
被害妄想については、投影によるところが大きいです。
だから、自分を許して大いに可愛がってあげてください。

世界がひっくり返ったのかと感じるくらい、他人や世界に対する認識は変わります。
相手に気に入られるように振舞ったり、悪口を言われないような人になったりすることは、
多くの時間と労力を要するというか、不可能なことだと思いますが、
自分の認識を変えることで平和で穏やかな毎日を送ることは簡単にできるのです。

ぜひ、話だけに留めておくのではなく、
実践に移して、自分の世界を変えてみてくださいね。

もし今、悪口で悩んでいる場合は、
悪口の仕組みと悪口を言われる辛さを終わらせる方法も参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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