人気者は人気者になりたいとは思わない!自然と人気者になるには

  • 2018年2月17日
  • 2020年5月17日
  • 自信
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あいつはいつもみんなから注目されていいなぁ。
自分も目立ってチヤホヤされながら毎日を送りたい。
自分には人を引き付ける魅力がないのだろうか。

今回のテーマは、「人気者になりたい」という気持ちについてです。

人気者になるには、明るくバカやったらいいのだろうか、
今まで見てきた人気者はあんなことをやっていたから自分も、と、
その方法を真似てみても、その時には注目されるものの、
人気者になることはないと思います。

それは、その人気者と「当たり前」に考えている部分が違うからです。

よく、○○になりたいと思ったときに、そのやり方を書いているものは世の中にあふれていますが、
そのやり方のベースとなる「当たり前」「考えの起点」「スタンス」
について書いてあるものはあまりありません。

この記事では、この「当たり前」というにもスポットを当てながら、
心というベースから人気者になる方法を紹介していきます。

1.人気者の当たり前

では、一体、人気者は何を当たり前に感じているのでしょうか、という話をする前に私の話を。

私は心理カウンセラーとして活動し、このサイトで色々な悩み相談について書いているのですが、
いつも、「あ、この悩みは自分にも当てはまる」「自分はこの時こうして楽になった」ということを、
少なからず参考にしながら書いています。

しかし、今回の「人気者になりたい」というテーマについては、
自分に当てはまるところがなく、記事としては他の記事とは全く異なる視点で書いています。

それは、私自身、「人気者になりたい」と思った事が一度もないからです。
なぜって、いつも人気者だったからです。

気がつくといつも自分が中心になっていて、
自分が楽しいと思うことにみんなが賛同したり、一緒に楽しんだりしていました。
だから、人気者になりたいと思ったことや人気者になる方法を考えたことがないのです。

「当たり前」という部分に関して、「人気者になろうとしているか」という点で感覚が180°異なると思います。
いつの間にか自然と人気者になっている方法は後で詳しく書きますが、
この感覚の違いを覚えておいてください。

もっと言うと、「人気者を目指す」という時点で「人気者の路線」から外れているということです。
だから、後で記載する方法も、「『いつの間にか自然と』人気者になっている方法」なのです。

男が男になりたいと思わないのと同じように、人気者も人気者になりたいとは思いません。
すでにそうだからです。
これが、人気者が心の一番深いところで持っている当たり前です。

2.人気者になることを阻害する要因を排除する

要は、この人気者の当たり前をインストールしていけばいいのですが、
その方法を紹介する前に、先に、人気者になることを阻害する要因を消していこうと思います。

2-1.逃れようとしている何かを受け入れる

何かを達成しようと行動するときやこうなろうとやってみた時に、
うまくいかないときは、この質問を自分に投げてみてください。

「自分は何かから逃れるために、それになろうとしていないか?」

これは今回のテーマだけではなく、どんなことにも共通するのですが、
「何かから逃げるため」や「ある感情を味わいたくないから」という動機によって、
行動してみてもその行動はうまくいきません。

行動している最中や、それを達成した後に逃れてきた”何か”を目の当たりにして、
「やっぱり」と肩を落としてしまうことになるのです。
だから、先に逃れようとしている”何か”を受け入れてしまってください。

ということで、この章では逃れようとしている何かを見つけて受け入れる方法を紹介します。
以下の質問について答えを考えてみてください。

【質問】人気者でないと何が嫌ですか?

この人気者でないことによる嫌なことが、あなたが逃れようとしていることです。

  • 誰からも相手にされなくて惨めな気持ちを感じること
  • 自分に価値がないようで辛いこと
  • 自分はつまらない人間だと突きつけられる感覚になること

そこから逃れるために人気者になって、
人気者になったらそれらが一切消えるように感じているのかもしれません。

ですが、向き合わず逃れようとした何かは、ちゃんと後で味わうようにできています。
だから、先に味わって受け入れてしまってください。
そうしたら、スムーズに目的まで辿りつくことができます。

味わって受け入れる方法は下記です。

  1. 味わいたくない感情を感じる
  2. そんな自分でもいいか、と自分のことを許す

実は、誰にも相手にされていないわけでも惨めなわけでもなく、
人気者でないからといって価値がないわけでもなく、
みんなと騒げないからつまらない人間というわけでもありません。

しかし、あなたがそれを信じてそこから逃げようとしているのであれば、
その惨めさや価値の無さ、つまらない人間だというのはあなたにとっての真実です。

その真実(あなたが信じていること)から逃れようとしても、
そこが前提や起点として出発しているところから、まず走り出しが間違っている。
ゴールに向けていきなり逆走している感じです。

だから、見て見ぬふりをするのではなく、
しっかりと受け止めて、そんな自分でもいいとまず自分を許してみてください。

影をなくそうとしても日が照ればちゃんと影はついてきます。
影はなくすのではなく、付いてくるものや付いてきていいものだと受け入れるということです。

2-2.「ない」と思っている”それ”は勘違い

次に、人気者になることを阻害する要因の二つ目です。

また、質問に答えてもらいたいのですが、
【質問】人気者になることで何を得ようとしていますか?

  • 周りから一目置かれたい評価されたい
  • 自分の価値を獲得したい
  • 楽しい毎日を過ごしたい

もしかしたら、2-1の質問と逆の答えが出てくるかもしれまれせんね。
「この人気者になることで得ようとしているもの」が、あなたが今持っていないと感じていることです。

周りから評価されたいのであれば、今、評価されていないと思っている。
自分の価値を上げたいのであれば、今、自分には価値がないと感じている。
楽しい毎日を過ごしたいのであれば、今の状況では楽しめないと思っている。

ここが勘違いです。
「ない」と思っている”それ”は実は今、あなたの手元にあります。
評価されているし、自分に価値もあるし、今の状況でも楽しめます。

この客観的な状況と、あなたの感覚がズレていると、
いくら周りに評価されても、どんな状況になっても、どれだけ楽しめる状況になっても、
評価されてない、自分には価値がない、これじゃ楽しめないという感覚は変わらないのです。

だから、今、ないと思っている”それ”は実は自分にあるのだと捉え直してください。
一切評価されていないことなんてない、人気で自分価値が決まるなんてことはそもそもない、
楽しめない状況なんじゃなくて楽しさを探していない。

ないと感じている”それ”は実はあるので、これから疑いの目で周りを見てみてください。
また、これは人気そのものについても同じです。
人気がない、それもそう感じているだけで実はすでにあります。

3.いつの間にか自然と人気者になっている方法

いよいよ、人気者になる方法を説明していきます。
しかし、上記ですでに触れた通り人気者は人気者を目指さない。
人気者を目指した時点で人気者とは違うのです。

だらか、「人気者になる」のではなく、人気者の価値観・当たり前と合わせていく上で、
いつの間にか自然と人気者になっているという路線をイメージしてください。

この考えは大事で、これから紹介することを実践する上で、
どれぐらい人気者になったのかが気になることもあると思います。
ただ、そう考える時点で「人気者になろうとしている」ということです。

「人気者になりたい」と一切考えてはいけないということではなく、
事あるごとに、「人気者になる」という目的から「いつの間にか人気者路線」に軌道修正していってみてください。
それでは、具体的に説明してきます。

3-1.ただ楽しいことをする

ここまで、色々と言葉を並べてきましたが、この記事で本当に言いたかったことはこの一言に尽きます。
「ただ楽しいことをする」です。

幼稚園で一番楽しそうに遊んでいる子どものところにみんなが集まって、同じ遊びをする。
いくつになってもその仕組みは変わりません。

だから、もしいつの間にか人気者になる方法を挙げるのだとしたら、
ただただ楽しいことをしてみてください。

そして、それは毎回自分で一からクリエイトして巻き込んでいかなくてもいいのです。
誰かがやっている楽しそうなことに便乗したり、
誰も乗っかってこなくても自分が楽しいと感じることをしてみてください。

そう、その「楽しいことをする」のは、「人気者になるため」ではなく、
「ただただ楽しい時間を過ごすため」です。

人気者というテーマで書いてきましたが、人気者かどうかなんて正直どうでもいいのです。
楽しい時間が今もこれからも続いたらいい。
だから、楽しいと思うことをするというシンプルな話です。

その楽しさを追っていくと、結果的にいつの間にか人気者になっているだけの話です。

  • 小学生のときクラスでディベートをして、俺が意見を変えて楽しく語るたびに、クラスのほとんど全員が意見を変えていた(ディベートになってない!笑)
  • 放課後サッカーで遊んでて、女の子がそれを見ながらおしゃべりをしていて面白そうだなと首を突っ込んで、「まるちゃんならいいか」と受け入れてくれたけど、つまらなくてすぐサッカーに戻った(俺、雑か!)
  • 運転免許を冬の雪山の合宿で取りたくて友達を誘ったけど誰も賛同者がいなかった、それでも一人で行って現地でたくさんの友達を作って帰ってきたら、みんなそれを見て同じ自動車教習所に行った(←おい!笑)
  • スキューバダイビングもそれと同じような現象が笑
  • 心理カウンセラーとして起業しても俺と同じようになりたいとよく言われる

でも、その根底に流れているのは、ただ楽しそうという感覚だけなのです。
こうしたら、人気者になるとか人目を引けるとかどうでもよくて。
やりたいように楽しいようにやっているだけです。

だから、ただ楽しいことをしてみてください。
人気者になるより、ただ楽しいことの方がよっぽど楽しいです。
その結果として、人気者だと言われているだけでそんなことは実はどうでもいいんですよね。

3-2.主人公として生きる

「いつの間にか人気者」の二つ目として、主人公として生きるということも覚えておいてください。

これは、上記の楽しむことの延長でもあるのですが、
長期的なスパンで考えた時に、人生を楽しくする大きな要素の一つです(特に男性)。

心が動くことをやらずに諦めたり、人の批判や一挙手一投足に一生懸命になったりしていても、
それは主人公ではなく脇役としての立ち回りです。

そうではなく、自分の人生という物語の主役はいつも自分であるという感覚を持っていてもらえたらと思います。
それは、大きな夢を抱くことでも何かを成し遂げることでもなく(そうであってもいいのですが)、
自分の「ホントのところ」という感覚を大事にしていくということです。

人の評価やどう思われるか、やろうとしていることの難易度、常識、
そんなことを優先するのではなく、
シンプルに心が動くこうしていきたい、こうありたいを頑張って守っていってもらえたらと思います。

「人気者になりたい」それもいいと思います。
きっと、この記事をここまで読んでくれた方は今、主人公として生きています。

その火を灯し続けてもらえたら、人生紆余曲折ありながら、
自分の人生を振り返ったときに面白い物語になっているのだと思います。

男性に向けてだけもっと言うと、ずっと中二ぐらいの精神年齢が楽しいですよね。
いつまでもヒーローになることを意識していていいし、きっとそれが楽しいです。

自分の人生、主人公でいるだけでほんと人気者ですから、人気者になるなんて簡単なことです。
面白いことが言えるとか明るいとか、そんなその場の表面的なことよりも、
「生き方が人気者」を目指してもらえたらいいですよね。

4.まとめ

今回は、人気者というテーマについて、人気者の当たり前の感覚や、
何かを目指す時に先に外しておいたほうがいい阻害要因の話、
そして、気づいたらいつの間にか人気者になっているには、という話をしました。

本当に単純で、楽しいところに人は集まる。
ただそれだけなんですよね。

そして、だからといって、楽しい人間を目指さなくていいということです。
楽しい人間を目指さなくても、この世にあなたは一人しかいないので、
すでにオリジナルですでに面白い存在ですから。

誰かに合わせたり常識やルールに縛られたりするのではなく、
あなたが楽しいと思うこと(個性)を磨いていくというか、追求してもらえたらと思います。
しばらくして振り返ると今思い描いているような人気者の姿を自分に見ることになります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

また、楽しいことややりたいことが分からない場合は、
やりたいことが見つからない理由とやりたいことの見つけ方も参考にしてみてください。