いじめの原因はたまたま!いじめで人生を棒にふらない大事な考え方

クラスが変わっても学校が変わってもいつもいじめにあう。
何をどう直したらいじめられないんだろう。
もっと違った性格や容姿だったらよかった。

「自分のいじめられる原因はなんだろう」

今回はいじめの原因や、
いじめをどう捉えていったらいいかについて説明していきます。

最初にいじめの原因について書いてしまうと、いじめられることに原因なんてありません。
誰かが「○○だからムカつく」と言ってもそれが原因ではないのです。
いじめられるのは、たまたまです。

いじめられるのはたまたまだなんて言うと、
怒りや悲しさを感じるかもしれないのですが、
その怒りや理不尽な気持ちをぜひ覚えておいてほしいと思います。

あなたの何が悪いわけではない。
何を直さなければいけないわけでもないということです。
その上でたまたまいじめにあっているんだから、たまったものではないと思います。

この記事を読んで、ぜひいじめられる原因といじめという因果関係を切り離してもらいたいと思います。
これが原因だと決め付けてしまうと、その要素を持つ自分がダメなように感じるし、
本来直さなくてもいい自分の個性を長い時間をかけて修正していかなければと考えるかもしれません。

しかし、あなたはあなたのままでよく、何が悪いわけでも何がダメなわけでもありません。
そこに気づいてもらえたらと思っています。

1.いじめからは逃げていい

まず、いじめの原因やいじめの捉え方を説明していく前に、
いじめからは逃げていいという話をしていこうと思います。

これは、いじめに限ったことではないのですが、
何か嫌な状況、理不尽な環境に身を置いた時に、
当たり前のようにその場から逃げていいということを覚えておいてください。

この世で一番大事なものは、間違いなく自分です。
自分を大事にする、自分を喜ばせるという最優先事項を守った上で、また、守るために、
学校に行ったり仕事に行ったり家庭を持ったり子育てをしたりするのです。

この優先順位が逆転することによって、
辛くもなるし苦しくもなるし、人生がうまいこと回っていかないことにつながります。

だから、もし、いじめがあって学校に行くことが辛いのであれば、
当たり前のように学校なんて行かなくていいのです。
自分の人生や今の快適さが確保できないところに身を置く必要なんてないのです。

もっと言うと、いじめからは「逃げていい」と書きましたが、
逃げるというか、積極的に自分の身を守るということです。

人は、周りの誰かと同じでいることに安心感を感じます。
学校や会社に行かないことや離婚することなど、
人と違うこと、社会で良しとされているルールに反することをするのは、とても勇気がいることです。

それを乗り越えて、自分の身を守るという決断をするのだから、
ぜひ、そんな自分を誇ってもらえたらと思います。

何も考えずみんなと一緒は楽なものです。
ただ気づいたら人生は終わっているのだと思います。

いじめに留まらず、自分は自分の人生をどうしていきたいのか真剣に考えて、
その答えが人と違うことでも社会の常識と反することでも、
自分の答えを大事にしてもらえたらと思います。

2.いじめられる原因

序盤からだいぶ脱線してしまいましたが、いじめの原因に話を戻していきます。

冒頭でも少し触れましたが、いじめられることに原因はありません。
言い換えると、たまたまであり偶然であり順番です。

今、いじめを受けているのはとても辛いことだと思います。
そのいじめの原因を見つけて、自分を納得させたいという気持ちもあるのではないでしょうか。
自分がこうだからいじめられるのか、と、
いじめを正当化した方がいくらか救われる気持ちもあるように感じます。

しかし、そのいじめはたまたまで偶然なのです。

表現を変えると、あなたに悪いところはないということです。
何かが欠けていたり何かが間違っているということはない。

それはあなただけの話ではなく、
この世にいる誰もがその人はその人の性格でいいし自分の気持ちに従ったらいいということです。

いじめ、パワハラ、モラハラ、親の教え、会社の上司、
「あなたは間違っている」という顔をしながら「こうしなさい」と強要してくる場面は、
今後も少なからずあると思います。

ただ、その誰かの言う「あなたは間違っている」「あなたはダメだ」という直接的・間接的なメッセージは、
どれも的を外しています。

その人にとって都合がよくメリットがあるから、あなたに変わってほしいだけで、
あなたが間違っていることやダメなところなんてないのです。
そのことをまず覚えておいてください。

これを、誰かが言った言葉を真に受けて、自分はこれがダメだから直さなきゃと思うと、
「人に気に入られたい」だけの人生になってしましまいます。

誰に気に入られなかったとしても、自分に気に入られてください。
自分が自分のことを好きだな、大事な存在だなと感じられる方が比にならないくらい大事なことなのです。

ですので、ぜひ、いじめに原因などはなくたまたまそう言われているだけなので、
あなたに悪いところや直さなければならないことを覚えておいてくださいね。

3.自分に対する認識を誰かの言葉で決めつけない

そして、なぜ、こんなに「たまたま」ということを強調しているかというと、
感情が大きく動いた出来事によって自分に対する認識が作られているからです。

例えば、「顔を見ただけでムカつく」と言われたとします。
フラットに捉えると、「その言葉を言うお前がムカつくし、お前何なんだ」という話なのですが、
その言葉を真に受けて、「自分はいるだけで他人を不機嫌にするのだ」と自分に対する認識を作ると、
今後、周りを不機嫌にさせないように役に立とうとするし、無理に笑顔で接しようとしたりします。

しかし、「自分は他人を不機嫌にする」という前提の元にする行動は、
「自分は他人を不機嫌にする」という認識を再確認するだけで終わります。

そうやって人付き合いで悩んだりするのですが、
その悩みを解消するアプローチは「他人を機嫌よくできる自分になる」ということではなく、
「自分は他人を不機嫌にする」という認識が勘違いであることを知ったり、
あえて、他人の機嫌を取らないことで人間関係がうまくいくことを知ることにあります。

要は、自分に対する認識を変えていくということです。

ですから、今もし、いじめられているとしても、
誰かの言動を真に受けて、自分はこういう人だと決めつけないでもらいたいな、と思っています。

上記の繰り返しになりますが、人はみんな持って生まれたものそのものでいいし、
それを他人からとやかく言われる筋合いもありません。
ぜひ、何かを真に受けて、「自分はこういう人だからダメなんだ」「自分はこういう人なんだ」と決めつけないでくださいね。

4.どんな価値観を採用するか

そして、最後にどんな価値観を採用するかという話をしていきます。

学校や会社、社会、どんなコミュニティーであっても、
「こうするべき」「これが正しくてこれはダメ」というルールが存在しています。
例えば、会社では仕事ができる人が良い、仕事ができない人はダメだ、など。

そのコミュニティーのルールに従って、
評価されたり扱いが変わったりすることはどのコミュニティーにもよくあることです。

しかし、自分までそのルールを採用する必要はありません。
会社で仕事ができない人はダメだと言っていても、同じような価値観を自分も持ち、
仕事ができない自分はダメなんだとしなくていいということです。

自分はどんな価値観を持つかは自分で決めていいし、
そのコミュニティーのルールとどれぐらい距離をとるかも自分で決めていいのです。

これは学校などのいじめに対してもそうです。
何が良くて何がダメかそんな暗黙のルールはあるかもしれません。
しかし、そのルールがあることとそのルールとどれぐらい距離を取るか、
そのルールに染まるか否かは自分で決めていいのです。

いじめに関して言うと、いじめは極めてダサいんですよね。

自分の人生をかっこよく生きている人は、いい意味で人にあまり関心がありません。
自分は何をしていきたいのか、自分の人生をどうしていきたいのかに真剣なのです。
誰かの嫌がらせをする暇もないし、そんなダサい奴に自分はなりたくないんですよね。
このダサいのかカッコいいのかという感覚をちゃんと持っていてほしいなと思います。

その上で、自分はどれだけそのルールや環境と距離を取るかということを決めてみてください。

5.まとめ

今回は、いじめの原因をテーマに記事を書きました。
しかし、伝えたいことは「いじめの原因はこれだから、こうしたらいいですよ」ということではなく、
いじめを真に受けて自分という人間の捉え方を決めてしまわないでほしいし、
ちゃんと環境やルールと距離を取ってくださいねということです。

たまたまの出来事によって、「自分」を決定してしまうのはあまりにももったいないと思います。
決定してからも変えることはできるのですが、
そんな遠回りをするよりも「自分」を最初から決め付けてしまわない方がシンプルです。

ということを覚えておきながら、ぜひ、いじめからは物理的にも逃げてくださいね。
誰に心配をかけても誰に迷惑をかけても誰に何と言われようと、
自分の身は自分で守っていいのです。

それは当たり前のことなのですが、
特定の環境に身を置いたり、自分にとって影響力がある人が何かを言ったりすると、
ついついその言葉に耳を傾けたくなります。

そのタイミングで一度立ち止まり、
自分を守る選択や助けを求める選択をしてみてください。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
スクールカーストや上下関係の苦しさから抜け出す方法にも、
学校での人間関係について記載しているので、参考にしてみてください。