自責の念にかられる人生をやめる3つの方法

  • 2014年10月7日
  • 2020年5月17日
  • 自信
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あのとき、何で、ああしなかったんだろう。
何でいつもこうなっちゃうんだろう。
辞めると決めたのに、何でいつまでも辞められないんだろう。

そして、そんな自分はダメだと自分を責める。

ほとんどの悩みは自分を責めることで発生します。

この記事では、なぜ自責の念を感じて自分を責めるのか、その理由を解説し、
どうすれば、自分を責めずに生きることができるのかを説明します。

自責の念を抱く理由と対応方法がわかることで、
自分を責める辛さがなくなり、晴れ渡った気持ちで生活できるようになります。

1.自責の念を抱く理由

はじめに自責の念を抱く理由を説明します。

1-1.自分を責めることで、「自分を守る」というメリットを得ているから

自分を責めることにもちゃんとメリットが存在します。
それは、自分が傷付く可能性を減らし、「自分を守る」というメリットがあるということです。

つまり、自分を責めることで、「私は自分が悪いことを認めています、だから、私のこと責めないでね」というメッセージを発信しようとしているのです。

1-2.他人のせいにするのはだめだ、自分事として自分が反省すべきと思っているから

何か出来事が起きたときに、他人のせいにせず、自分事として捉えなければならないと思っている場合があります。

「こうすべき」というルールを持っているパターンです。

1-3.自分は罪びとだと思っているから

元々、自分は罪びとだと思っていると、自分を責める思考パターンになります。

自分の罪を償うために、自分を責め、罪ほろぼしをしようとしているのです。

2.どうすれば自責の念から開放されるのか

では、どうすれば自責の念から開放されるのかを説明していきます。

2-1.自分を責めることで、「自分を守る」というメリットを得ている場合

  1. 前提を変えるまず、「私は自分が悪いことを認めています、だから、私のこと責めないでね」というメッセージの裏には、「私は責められる存在だ」という前提があります。この前提をひっくり返すことで、そもそも、私を守る必要がなくなります。

    「私はいつも責められる」という言葉をひっくり返してみてください。
    「私は何をしても愛される」「私は身勝手なほど可愛がられる」
    自分でしっくりくる言葉を考えて見てください。

    そして、ひっくり返した言葉が腑に落ちるまで、つぶやき続けてください。

  2. 飛び込んでみるそして、実際に、この「自分を守る」というメリットを手放す行動をしてみてください。
    どんなことをするか。
    それは、「私は悪くない」という顔をして好き勝手、思うままにやってみてください。

    すると、「自分を責めない」という世界が体験でき、今までの恐怖が少なくなり、責めることで自分を守る必要性が減っていきます。

    自分の感情のとおりに動いてみて、
    もし、責められた場合は、責められてもこれくらいの痛みなのかと把握することができ、
    もし、責められなかった場合は、世界は思っていたよりも優しいのだということに気づくのです。

2-2.自分事として自分が反省すべきと思っている場合

何事も他人のせいせず、自分ごととして捉えて反省し、改善していくべきだと考えている場合、自分が持っているルールを解除していきます。

解除の方法は、「仕事ができない」をヒントに自分のルールを解除していく方法を読んでください。

自分のルールはあってもよいのですが、それが自分を縛り、生きづらくなるのであれば、そのルールは解除してしまいましょう。

他人のせいにしてもいいし、たまたまだってこともあるし、他人のルールで人生生きなくてもいいのです。

2-3.自分は罪びとだと思っている場合

罪びとを手放すステップを紹介していきます。

  1. 自分の罪を特定するもし、自分が罪びとで何らかの罪を犯しているとすると、何の罪なのか考えて見てください。
    ※幼少期にこの罪を抱えた可能性が高いです

    「母親を幸せに出来なかった」
    「親に否定された」
    「親の期待に応えられなかった」

  2. 自分を責めてあげるいつまでも自分を責めているのは、責めきっていないからなのです。
    だから、自分を責める言葉を探して、つぶやいてみてください。

    「母親を幸せに出来なかった、私ってダメな娘」
    「ほんとに役立たず」
    「何もできなくて、喜ばせることができなかった」
    「期待に応えられなくてごめんなさい」
    「不幸にさせちゃってごめんなさい」

    自分がもういいかなと思うところまで責めきってください。

  3. 自分をかわいがるそして、そんなダメな自分、小さな自分、弱々しい幼い自分を可愛がってあげてください。「でも、しょうがなかったよねー。」
    「小さかったもんねー」
    「怖かったもんねー」
    「あれでも頑張ったんだよねー」

    人は完璧な存在ではないし、何でも出来るはずがありません。
    ましてや、子どものころにいたっては、出来なくて当然なのです。

  4. 実際に言える場合は、本人に伝えてみるもし、物理的、精神的に可能であれば、実際に本人に伝えてみてください。あのとき、あれができなくて、ずっと申し訳ないと思っていた等、
    自分が何に関して、どういう気持ちを感じていたのか伝えてみてください。
  5. イメージワークをしてみる上記4で、相手に伝えることができない場合は、イメージワークをする方法もあります。いすを二つ用意し、向かい合わせに置いて、片方に座ります。
    もう片方いすに伝えたい相手をイメージします。
    ※その出来事が起きた当時の姿をイメージするほうがいいです

    イメージができたら、その相手に伝えたいことを伝えます。

「自分が罪人」だという認識を手放すステップは以上です。

この記事にたどり着いたということは、
今まで自分を十二分に責めて、とても苦しんできたと思います。

もう、十分です。
もう、誰もあなたを責めていないし、誰も罪を償って欲しいとは思っていません。
もし、あなたを責めている人や、罪を償って欲しいと思っている人がいるとすれば、それはあなた自身です

もう、自分を許してあげてください。

あなたには、元々罪なんてなかったのです。
自分に罪があると勘違いしただけなのです。

3.まとめ

自責の念を抱く理由とその開放方法を説明しました。
自分を責めるには自分を責める理由があり、理由に応じた対応を行うことで、自責の念から開放されていくのです。

そして、最後に大切なことは、自分を責める人生はもう終わらせると「決める」ことです

そう、人生をどうするか選ぶことが出来るのです。
メリットを捨て、怖さに飛び込む。
「損してもいい」という覚悟によって、人生を選んでいけるのです。