愛情とは何か!愛情がわからない時に愛情を思い出す方法

  • 2019年9月29日
  • 2020年5月17日
  • 幸せ
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相手が自分のために何かしてくれていても喜びを感じない。
誰かを愛したことはないし誰かを愛せる気がしない。
両親に愛してもらえなかったし愛情とは無縁の人生を生きるのかもしれない。

愛情がわからない。

今回のテーマは「愛情」についてです。
愛情とは一体何なのかについて端的に答えを出しながら、「自分が愛されている感じがしない」「相手に愛情を注げない」という悩みの解決方法を説明します。
また、最後にどうやったらこの世界であふれる愛情を感じて満たされるのかについて話をしてきます。

愛情周りの話についてほとんどスッキリすると思うので、楽しみながら読んでくださいね。
そして、ぜひ、愛情を自分と区切るのではなく、愛情の世界の中に生きている実感を持ちながら心の底から満たされてみてください
無理なく自然に感覚が変わっていくとっておきの話をしていきます。

1.そもそも愛情とは何か

それでは最初に愛情とは何かという話をしていきます。
愛情とは一言で言うと、「『相手のこと』や『相手のため』を考えられること」です。

相手が少しでも幸せであることや幸せな気分を感じられることを考えられること。
それが愛情です。

今、相手に伝える言葉は少し厳しい言葉であっても相手の今後がよくなるために言っているならそれは愛情だし、そっけなく別れたとしてもそれで相手が気持ちを切り替えて別の恋人を見つけられて幸せを願えるならそれは愛情です。

「無償の愛」なんて言葉がありますが、「無償の愛」なんて言葉を使うと、自分の喜びや嬉しさを度外視して相手のことを考えないといけないと感じるかもしれませんが(私だけかもしれませんが)、そんな窮屈なものではなくて「相手のこと」に考えているのならそれはすでに愛情です。
相手が喜んでくれた結果、自分が嬉しい気持ちになることも紛れもなく愛情なのです。

だから、愛情をそんな難しく色々な条件をクリアした先にあるものと捉えるのではなく、ありふれたライトなものと捉えてみてください

2.愛情の敷居を上げない

というのも、私自身、愛情を神秘化するあまり笑、「自分って人のことを愛せないのかも」と思っていたことがあります。
そこに自分の喜びや嬉しさを挟まず、ただただ相手のことを思うことができる。
それが愛情だと思っていたのです。

そういう観点で言うと、相手のためを思ってやって相手が喜んでくれたら嬉しいわけで、結局嬉しいからやっているからこれは愛情ではなく自己満足なだけだよな、と考えていました。
頭でっかちですよね。

しかし、愛情の敷居を上げてもいいことはありません
自分は人を愛せない人だと自分を疑うことになるし、相手から向けられた優しさも愛情に感じられない。

だから、愛情の敷居は低くていいです。
相手のことを考えられたら、それは愛情。
そう考えるとこの世界に愛情はゴロゴロ転がっていますよね

3.愛情を感じない原因・愛情を注げない原因

それを愛情と定義してもらった上で、「自分が愛されている感じがしない」「相手に愛情を注げない」という悩みについて説明していきます。
自分が愛されていないように感じることと相手に愛情を注げないことは、自分がもらうのか渡すのかで一見正反対に見えるようで、その根本の原因は一緒です

それは何かというと、「自分のことを自分が愛していない」ということです。
これまでの説明の通り、愛情とは相手のためにしよういう気持ちです。
そう考えると、愛情はこの世界にありふれているし、もちろん自分に愛情が向けられるタイミングもあります。

だから、自分が愛されている感じがしないというとき、他人から自分に愛情を向けられていないのではなく自分に向けられた愛情を愛情として感じられないということです。
そして、愛情を愛情と感じないのは「自分が自分を愛していない」からです。

自分のことより優先する何かがあるということです。
自分より優先する何かというと難しく感じるかもしませんが、簡単に言うと『我慢』している時が自分より何かを優先しているタイミングです。
言いたいことがあるけど我慢して言葉を飲み込んだり、嫌なことだけど相手に頼まれたからと我慢したり。
こうやって、自分の優先順位を下げ自分に愛情を向ける機会が減れば減るほど相手からの愛情は感じなくなります

また、相手に愛情を注げない場合も同様です。
相手に愛情を注げないのは、自分が愛情を与えられない情が薄い人というわけではありません。

相手に愛情を注ぐことや相手を愛おしく思うというのは、自分が自分に向けている愛情がいっぱいになってそれがこぼれ落ちた時に自然とやってくるものです。
イメージとしては自分のグラスがあって、その自分のグラスに自分が愛情を注ぐ。
愛情を注いでグラスがいっぱいになり、こぼれ落ちた愛情が自然と他人に向かうようになっています。

だから、自分の愛情のグラスが空の状態で相手に愛情を注ごうと思っても、相手を愛おしく思おうと思ってもそれは無理だということです。

4.自分を愛するには何をしたらいいか

では、自分にどうやって愛情を注ぐかという話をしていきます。
一言で言うと、自分の心の声を聞いて採用するということです。

我々は直感で「こうしたい」「これが嫌だ」「これが好き」と感じても頭でその言葉を抑えてしまいます。
「もう大人だから」と考えたり相手の機嫌を考えたり恥ずかしく思ったり。
その状態は自分の気持ち(=自分自身)より自分以外の何かを優先している状態です。

だから、常識やルール、相手、恥ずかしい気持ちを一歩乗り越えて、自分の気持ちを採用してみてください。
やりたことをやりたいと言ってみる、嫌いなことを嫌いだと言ってみる、嫌だったら断ってみる。
その一つ一つのアクションが自分を可愛がるということであり自分を愛することにつながっています

逆に、今でどれほど自分の言葉を無視してきたでしょう。
どれだけ自分を無視して否定してきたか考えてみてください。
もし、自分みたいな親がいて自分にしているように子供に接したらその子どもは毎日笑って暮らせるでしょうか。

そうです、これからあなたは自分にとって一番甘く優しく過保護な親になっていくということです。
それが自分を愛するということです。

5.自分の気持ちが見つからないときは

ただ、自分の気持ちをずっと無視してくると自分の気持ちがわからない場合もあります。
そんなときは、自分の気持ちを見つけることは一旦置いておいて、周りの意見の反対を言う天邪鬼作戦をとってみてください。

そもそもなぜ自分の気持ちを無視してきたのかというと多くは人間関係をうまくやりすごすためです。
人に合わせ波風を立てないという行動を取る中で、自分の気持ちがわからなくなってしまいました。
だから、逆に、「周りの人に合わせない」というアクションをとってみてください。

そのアクションによって、周りに合わせなくてもいいのだと気づいたとき、自分の気持ちがひょっこり顔を出します
ここでポイントなのは自分がどう思ってるかに関係なく、人と違うことを言ったりやってみたりするということです。

  • みんながランチにパスタ食べたいっていうなら私はラーメン食べたいと言ってみるし
  • みんなが二次会行くって言うなら一次会で帰るし
  • みんなが何かに興味を示しているならそっけない顔してみるし

それを自分の気持ちと関係なく作業的に天邪鬼をとってみてください。
すると、自分の気持ちが段々とわかってくるようになります。

6.その辺に転がる愛情を見えやすくする

こうやって自分を愛する作業をしていると、自分が愛されていることにも気づくし自分のグラスに愛情が溜まりそれを誰かに自然に向けられるようになります。
つまり、自分は愛されていないわけでも愛がない人でもないということです。

愛情とは特別なものではなく、ごくごくありふれているものです。
しかし、「自分は愛されていない」と思って世の中を見るとそういう風に見えるし、「自分は人を愛せない」と思って生きいていると人に無関心な自分がクローズアップされます

しかし、現実は「愛されることもあるし愛されないタイミングもある」「人を愛することもあるし無関心なこともある」
これが真実です。

何が言いたいかというと、「愛情はそこにある」ということです。
今、少し見えにくくなっているだけで愛情はその辺にゴロゴロ転がっています。

その愛情を見えやすくするために「自分は愛されているかも」「自分の中に愛情があるかも」と疑ってみてください
そして、何より自分を愛してもらえたらと思います。

7.まとめ

今回は、愛情がわからない時に愛情を思い出す話をまとめました。
愛情を難しく捉えるのではなく、「相手のために何かしてあげたい気持ち」と気楽に捉え、この世界にあふれている愛情を感じてもらえたらと思います

聞いてないアドバイスだって愛情だし、誰かの厳しい言葉も愛かもしれない、自分が困っている時に手を差し伸べてくれないことも愛なのかもしれません。
その愛情を受け取るかどうかは自分の自由ですが、そこに愛があることに気づくために自分を愛してみてください

また、人を愛せないというのも自分に欠陥があるわけではなく、自分のグラスに愛情が溜まっていないだけです。
グラスに愛情をいっぱい注げば自然と愛情が溢れていくので、深刻にならずに自分を喜ばせることをしていってくださいね
ぜひ、愛情の中でくつろぎながら幸せな気持ちをいっぱい感じてもらえたらと思います。

自分を愛することについて、詳しく知りたい方は自分を愛するとは!心が満たされていく自分の愛し方を読んでみてください。