人前で緊張したくない。
動揺した姿を見られたくない。
堂々と胸を張って自信を持っていたい。
精神的に強くなりたいけど、思い描いている強さが身につかないと悩んでいませんか?
私は悩んでいました。
悩んでいたというより、メンタルが強くなりそうなことを調べ何でもやってみたのですが、
弱い自分を見つけては落ち込んでいました。
そもそもこうやって心理に興味を持ったのも、弱い自分を何とかしたいと思ったからです。
そして、心のことを学び実体験を繰り返す中で、今まで弱さとの向き合い方が誤っていたことを知りました。
この記事では、自分の弱さとどう向き合ったらよいのかについて説明していきます。
ぜひ、自分を肯定して、充実や満足の気持ちを感じてみてください。
1.なぜ強くなりたいのか
最初にあなたがなぜ強くなりたいのか考えてみてください。
強くなりたい目的を明確にすることで以降の話が入りやすくなっていきます。
1-1.強いと得られそうなことは何か
まず、強いと得られると考えていることは何ですか?
- 頼りにされて嬉しい
- 強いとモテる
- 自分を肯定して何でもチャレンジできる
1-2.弱いと失いそうなことは何か
次に、弱いと失いそうなことや嫌なことは何か考えてみてください。
- 周りから蔑まれる
- 人からからかわれる
- 自分に価値がないように感じる
上記を得るため失わないために、あなたは精神的に強くなりたいと感じているのです。
2.そもそも弱さとは
人は「自分はこういう人間である」という自己認識(セルフイメージ)を持っています。
あなたの「自分が弱い」という感覚も自己認識です。
そして、この自己認識は小さなころの思い込みによって作られます。
辛い思いをしたときに自分が弱いからだと勝手に原因を考えたり、
母親の「あなたは線が細いから心配だ」という言葉を鵜呑みにしたりしたのです。
しかし、小さな頃は判断力が乏しく、母親から見た子どもは当然か弱い存在なのです。
つまり、あなたが感じている弱さは事実ではなく、思い込みなのです。
実際に弱いのかもしれないし、本当は強いのかもしれません。
何が真実かはわからないのです。
ただ、はっきりしていることは、あなたが自分のことを弱いと「思い込んでいる」ということです。
3.弱さとの付き合い方
では、次に、自分のことを弱いと思い込んている自分との付き合い方を説明していきます。
先ほども説明した通り、弱さは思い込みなので弱さを克服しようとしてもうまくいきません。
そうではなく、「弱さ」との付き合い方を変えてしまえばいいのです。
3-1.弱さを受け入れる
弱さを克服しようとすると、逆に弱さが強調されます。
それは、弱さをなくそうと思った瞬間に弱さを探し始めフォーカスしていくからです。
まるで白い砂浜から黒い小石を取り除こうとしているようなものです。
黒い小石を取り除こうと思った瞬間から黒い小石にばかり目がいきます。
遠目から見たら、ほとんど真っ白な砂浜なのにです。
そして、血眼になって黒い小石を見つけては、まだこんなに黒い小石があるのだと嘆くのです。
「弱さを克服する方法は弱さを克服しない」ということです。
その弱さはあってもいいし、元々克服する必要なんてなかったのです。
だから、自分の弱さを認めてしまってください。
そして、弱い自分として生きてみてください。
すると、弱さへの執着が消え、弱いと思っていたのは思い込みだったことに気づきます。
3-2.弱いのは昔の話
また、あなたは自分のことを弱いと思っているかもしれませんが、
それは、今のあなたではなく小さなころのあなたが弱かっただけの話かもしれません。
小さなころは一人では生きて行けず、親に頼らなければならない存在でした。
それは経済面だけではなく、精神的にもです。
しかし、今のあなたはあれから長い年月が経ち、気づかない間に大きく成長しているのです。
子どものころに芽生えた「弱い自分」という自己認識はあなたの成長を考慮していません。
子どものころの自己認識をそのまま持ち続けているだけなのかもしれません。
ぜひ、自分は強かったのかもと疑ってみてください。
疑うことによって、フォーカスが移ります。
今度は、強い自分を無意識に探し見つけ出すことができます。
3-3.強くなんてなれない
実は、精神的に強くなんてなれないんじゃないかとも思っています。
前書きにも書きましたが、私も自分の弱さをなんとかしたくてあらゆることをやってみました。
できることも増え、能力も上がりました。
しかし、精神的な強さはそれでも育たなかったのです。
そして、心の世界に出会い、強くなることを諦めました。
すると、元々強くなる必要なんてなかったのだと気づいたのです。
この記事の前半で強くあることで得られるメリットや弱いことで失うデメリットを考えてもらいましたが、
自分の弱さを受け入れても失うことはなく、弱い自分であっても欲しかったものを手にしていたのです。
だから、ぜひ、強くなんてなれないと諦めてください。
弱さもあるし強さもある、それが等身大だしそのままで良かったのです。
強くなろうとジタバタしてもいいのですが、あなたの弱さは周りにバレています。
周りは知らないと思っているのはあなただけで、周りはすでに知っているのです。
だから、周りの人の優しさを受け取ってみてください。
戦わなくても見せかけなくても、もう認められているし愛されています。
4.まとめ
今回は、精神的に強くなりたいという気持ちや弱さとの付き合い方について説明しました。
強くなろうと色々チャレンジしてみる期間もあっていいと思います。
しかし、それで弱い自分に絶望したり苦しい思いをするのであれば、弱い自分をまるごと受け入れてみてください。
私も長い間、弱い自分を克服しようと行動しては弱い自分を見つけて、自分を責めていました。
(意外に、ストイックでして笑)
そんなときに、心の世界と出会い、自分を認めることにしました。
すると、強い弱いのモノサシを使って自分を図る必要がないことに気づきました。
強くてもいいし弱くてもいいのです。
そんなことより、今この瞬間を楽しく充実したものにすることの方がよっぽど大事でした。
だから、「強くなろう」と頑張ってもいいし、強さを放ったらかしにして今を楽しんでもいいのです。
自分の気持ちに従って選んでもらえたらと思います。
気が弱い自分を変えずに自分に自信を持つ方法に、折れない自信を身につける方法が書いてあるので参考にしてください。
強さと自信は関係ないのです。