努力できない苦しさはこうやって解消する

  • 2015年6月6日
  • 2020年5月17日
  • 自信
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仕事ができるように頑張ろうと思っても長続きしない。
今後に繋がるように勉強しようと決意しても、1週間後には飽きている。
そんな自分がダメだと思うし、何とか自分を変えたい。

あぁ、何で努力ができないんだろう。

努力できない自分を責めて落ち込むことは、苦しいことだと思います。
しかし、なぜ努力をする必要があるのでしょうか?
一度立ち止まって考えてみてください。

この記事では、努力できないことで感じる苦しさを解消する方法を紹介します。
努力できるかできないかで自分を責めてる場合ではありません。
もっと自由にもっと楽しく、人生を楽しんでいいのです。

この記事が、「努力」という鎖から解放される一助となれば幸いです。

1.努力はしなくていい

冒頭でも触れましたが、そもそも、なぜ努力をする必要があるのか考えてみてください。

  • 努力しないと成長ができないから
  • 努力しろと言われてきたから
  • このままでは周りに取り残されるから

今考えてもらった答えは積極的な理由ではないのではないでしょうか?
何となく今のままじゃダメだと感じるから、努力した方がいいと感じているのかもしれません。

最初にこの記事の結論を言ってしまうと、努力する必要なんて本当はないのです。

「努力をしなければ」という気持ちの裏には、
努力することはいいことで、努力できないことはダメなことだという考え方があります。
つまり、努力するという「正解」の枠に自分を合わせようとしているだけであり、
努力ができない自分を責めているから苦しいだけなのです。

本当は必要でないことを「やらなければ」と感じ、
そうできない自分をただ責めているのであれば、「努力」に意味なんてないのではないでしょうか?

2.「努力しなければいけない」と感じる本当の理由

とは言っても、「努力はするべきだ」「努力はした方がいい」という考えを中々捨てられませんよね。
ここでは、「努力しなければいけない」と感じる本当の理由を説明します。

一言で説明すると、「今のままではダメだ」と心の奥で感じているからです。
「自分はダメ」「今のままではいけない」というところを起点としているからこそ、
「努力して成長するべき」「努力して克服しよう」という考えに至るのです。

そして、努力をせずに現状に甘んじることに怖さを感じています。
できない自分や周りに置いていかれることに怖さがあるのです。
だから、「努力しなければいけない」というルールを自分に課しているということです。

しかし、「今の自分ではダメだ」という自己否定や、できない人でいることの怖さは努力では払拭できません。
いくら努力を続けても、自分はダメだという自己認識や怖さは消えないのです。

そもそも、努力ができないと思いながら、あなたも今に至るまでに色々なものを見て、経験して、実践してきました。
10年前や20年前の自分から見たらできることも増えているのではないでしょうか?

そうであるにも関わらず、「自分はダメだ」「自分はできない」と思っているということは、
ひとえに、「ダメなところ」「できないところ」にフォーカスが当たっているということなのです。
逆に、「ない」ところを見続けている限り、どれだけ能力や経験、知識が身についても、
自分に対する不足感は消えず、「ある」ことに気づかず「ある」という安心感を得ることができません。

要は、この「ない」に傾いた意識を「ある」に向けることで、
努力なんていらなかったことや、今のままでも十分に足りているという自信を得ることができるのです。

3.「ある」に意識を向ける方法

以降では、「ある」に意識を向ける方法を説明します。

3-1.ダメな自分を受け入れる

あなたが克服したいことや、努力して改善しようと思っていることは何ですか?
少し考えてみてください。

  • 仕事・勉強ができるようになりたい
  • 資格をとりたい
  • コミュニケーション能力を上げたい
  • 自分に自信を持ちたい
  • 痩せたい

その克服したいところや改善したいところを受け入れてください。
もうそんな自分でいいと、ダメなところを認めるのです。

克服しようということは、それをダメだと思っているということであり、そのダメを問題視しているということです。
逆に、そんな自分でいいと認めることは、そのダメに向いているフォーカスを外すということになります。

すると、結果的にダメじゃない良い部分やできる部分が自然と見えるようになります。
不思議に感じるかもしれませんが、ダメな自分を受け入れると結果的にできる部分が見えてくるのです。

そう、元々足りていないなんてことはないのです。
昔たまたま言われた否定の言葉をただただ真に受け、自分はダメなんだと思い込んだに過ぎません。
その思い込みを「受け入れる」という方法で解いてみてください。

3-2.「ある」ということにする

次に、自分にもできることがあるという「ことにして」みてください。

自分にもできることがある、自分も能力があると思い込むことは難しいかもしれません。
私もそう思おうとしても、そう思えないタイプです。

ですから、そう思い込む必要はありません。
「~ということにする」だけでいいのです。
今まで「自分はダメ」ということにしてきたものを、「このままでいい」「自分にもある」ということにするだけでいいのです。

すると、いつの間にか「その気」になっています。
フォーカスのあたる場所が気づいたら変わっていて、自分ができることや素晴らしいことが当たり前に感じるようになるのです。

3-3.今までと逆のことをやる

今までは、自分には「ない」という前提で「努力をする」という行動を選んできました。
今回は詳細は省きますが、行動というのは前提を強める手段です(詳細:セルフカウンセリングマニュアル)
その行動が「ない」という前提を強化する手段であれば、「ない」が加速していきます。

逆に、「ある」を加速するには「ある」という行動を選べばいいのです。
つまり、自分には「ある」という前提にしたければ「努力をする」の逆をやってみればいいのです。

それが、今までと逆のことをやってみるということです。

そして、その逆とは「好きなことをする」ということです。
「~しなければ」基準を「~したい」基準にしてみるのです。

個人的にですが、私は「努力」という言葉が好きではありません。
それは、「努力」という言葉には「やりたくないことをやっている」という気持ちが張り付いているように感じるからです。
もし、自分がやりたいことや心が踊ることであれば、その行動に「努力」という言葉は使わないのではないでしょうか?

今生きている人生は紛れもなく自分の人生です。
何をやるかやらないか、それは自分で決めているのです。
その決定権を他人に渡して欲しくないなと思います。

自分で決めているのだし、自分で決めていいのだから、ぜひ、自分の気持ちに従って選んでみてください。
少し話がズレたような気もしますが、選ぶ行動を変えることによって前提やフォーカスするポイントが変わっていきます。

そして、その興味に従って進んでる姿を、人が見たときに膨大な努力に見えるのかもしれません。
興味や好きに従うということはそういうことです。
頑張って頑張って努力する必要なんてどこにもないのです。

4.まとめ

今回は「努力ができない」をテーマに「ある」に意識を向ける方法について紹介しました。

社会的に努力がよいものという風潮がありますが、その風潮に従う必要はありません。
努力して努力して10の結果を得てもいいし、好きを追っかけているだけで100の結果を得てもいいのです。

努力して目標を達成する。
それもいいと思います。
しかし、そこに苦しさを感じ、できないことで自分を責めるなら、それは本末転倒です。

幸せを感じるために努力は必要ないのです。
ぜひ、「ある」部分にフォーカスを当て、日々、自己肯定と満たされた気持ちを感じてもらえたらと思います。

自己肯定をテーマにした自己肯定を妨げるブレーキの外し方もぜひ参考にしてみてください。