過食嘔吐が自然と終わる!許せない自分を許すアプローチ

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過食嘔吐の空無性に食べたい衝動に駆られて吐くまで食べる。
そんな自分は嫌いだし、情けなく感じる。
でも、食べたい衝動はやってきて同じことを繰り返す。

過食嘔吐を治したい。

今回のテーマは過食嘔吐についてです。
過食嘔吐から抜け出したいけれど、抜け出せず、
吐くまで食べる自分を醜く感じて自分を責める、それはとても辛いことです。

では、食べたい衝動を抑えられない自分はダメなのかというと、
そんなことは一切ありません。

というより、食べたい衝動に駆られたら食べたらいいのです。
それがなぜかは本文に譲りますが、
「過食嘔吐」という事象だけ見て、その状態を止めるというのは短絡すぎるし、
何より過食嘔吐が止まったところで幸せではないのではないでしょうか。

部屋が臭いと感じる時、換気をしたりファブリーズをシュッシュすることに躍起になるのですが、
実は、その部屋にうんこが置いてあったというようなもので(例えが下品ですみません)、
部屋の匂いというその現象だけなんとかしようとするのではなく、そもそものところに目を向ける必要があります。

では、過食嘔吐とはそもそも何なのか、
そして、どうアプローチしていけばいいのかについて今回の記事で説明していきます。

1.過食を無理に止めようとしない

まず、そもそもなぜ食べたい衝動に駆られるかというと、
簡単に言うと、日々の生活でストレスを信じられないくらい感じているからです。
(だからといって、ストレスを感じないように生きようというわけではありません。詳しくは後述します)

ストレスで不安定な状態を落ち着けるために、食べて安定を図ろうとするのです。
要は、過食はストレスのはけ口であり、ストレスから自分の身を守る役割を果たしています。
だから、過食だけを目の敵にするとはけ口のなくなったストレスの行き場がなくなってしまいます。

人の体は思っているよりもずっとずっとうまくできています。
それが必要だからそれを欲するわけで、
過食嘔吐はダメだという理性によって止めてしまうと新たなストレスが自分にかかるというわけです。

食べたい衝動に駆られているから食べる。
食べて限界を越えて吐く。
まず、これを自分に許してみてください。

過食嘔吐は何も異常なことではなく、
自分の中のストレス対応措置が正常に働いているのです。
目を向けるべきは、過食嘔吐という現象ではなくその奥にあります。

2.過食やストレスから一旦離れる

では、どこに目を向けたらいいのかですが、
「ストレスを感じないように毎日を過ごそう」というところではありません。

そもそも私たちが生きていて、ストレスを感じずに過ごすことは不可能です。
不可能なことを実行することほど苦しいことはありません。
だから、ストレスを感じないようにとコントロールしようとしないでください。

もっと言うと、過食嘔吐を治そうということも一旦諦めてください。
「過食嘔吐を治さなければ」「食べてはいけない」と自分を見張って、
食べてしまった自分を醜く思い、自分を責めるのはとてもストレスです。

そのストレスを逃がすためにまた食べる。
そんなループが完成するので、ぜひ、過食嘔吐を辞めることを諦めてみてください。

少し遠回りなようで手放したくないような気がするかもしれませが、
これから説明していくことをやっていってもらえたら、
過食嘔吐も自然に終わっていくし、自分を受け入れこの世界に幸せを感じます。
過食嘔吐が終わるどころか、おつりが十二分、いや五百六十分くらいに返ってくるので楽しみにしていてください。

ただ、繰り返しになりますが、
「じゃあ、以降の説明を実践したら過食嘔吐が治るんだな」と、
過食嘔吐を治すために下記のことを実践する、
過食嘔吐を治すために過食嘔吐であることを諦めるみたいにしないでもらえたらと思います。

それは、結果的に過食嘔吐を治すことを諦めていませんからね。
いいんですよ、このまま一生仮過食嘔吐でも、
多少食費はかかるかもしれませんが、過食嘔吐と一生付き合っていこうくらいの気持ちでいてもらえたらと思います。

気づいたら、そんなものなくなっているので、
一度、「治さなければ」という問題”視”を辞めてみてくださいね。

3.出来事ベースと心のことベース

さて、前置きが長くなりましたが、
ここから、どこにフォーカスしていったらいいのかについて話をしていきます。
結論から先に言うと、「心のこと」に取り組んでいってください。

私の中では、出来事ベースと心のことベースという区分けがあるのですが、
出来事ベースとは、日々起こる出来事や喜怒哀楽、過食嘔吐などの症状といった日々の出来事のこと。
心のことベースとは、自分責めや罪悪感、劣等感、自分に対する認識、自分ルールなど、
カウンセリングなどで扱う心の分野のことです。

そして、心のことの歪みや偏りによって目の前の出来事が起きている場合が非常に多いです。
今回のテーマである過食嘔吐はその代表的な例です。

自分にルールを設定し、それができない自分をダメなやつだと決めつけ自分を責める。
それによって多大なストレスを感じて、そのストレスを逃がすために食べたい衝動に駆られる。
簡単に言うとそんな仕組みになっているのですが、
多くの人は目の前に現れた出来事ベースのことを問題に思って、その根本である心のことベースのことには目を向けないのです。
(知らないというのが本当のところだと思いますが)

だから、目の前に起こる出来事ベースのことはただ味わい、心のことにアプローチしたらいいのです。
楽しいことも嬉しいことも悲しいことも不安なことも、いわゆる病気と言われることだって、
出来事ベースのことはただ味わったらいい。

このコントロールできない出来事ベースのことをコントロールしようとするからドツボにはまるし、
そもそも、我々はこの出来事ベースを良いも悪いも含めて体験しに生きているようなものなので、
これはいいけどあれは絶対嫌だと切り捨てなくていいのです。

しかし、この出来事ベースに心の歪みや偏りが紐づいていると、
ただの悲しさが何倍にもなって苦しくなっていきます。

ただ友達に嫌なことを言われただけなのに、
自分の存在が全否定されたような気になったり、やっぱり自分は愛されていないと元々の傷が刺激されたり、
自分をとことんまで責めて否定したり。

ただの出来事を飛躍させ、尾ひれはひれを付けて自分を苦しめるのです。
だから、出来事ベースをなんとかしようとするのではなく、
心のことに取り組んだらいいということです。

自分は自分でいいことがわかっていて、どうせ愛される存在だと知っていたら、
誰かに嫌われても、誰かに嫌われた悲しさをただ感じるだけでただの悲しい出来事なのです。
まぁ、嫌われることは嫌だし、悲しいですけどね。

そして、蛇足ですが、この心のことを整えたら、
今まで頻繁に起きていた嫌な出来事が自然と減ることや気にならなくなるということもよくあります。

4.過食嘔吐に紐づく心のこと

では、ここから過食嘔吐に紐づく心のこととは何なのかについて具体的に説明していきます。

直接的に結びつくものは、自己否定や自分責めです。
これができない自分はダメ、こんな自分はダメだと自分を責めていじめる。
そして、そのストレスを逃がすために食べて吐く。
そんな自分を見て、また自分を責める。
この自己否定や自分責めによって、過食嘔吐のループを作ることがあります。

また、自己否定や自分責めと言っても、
こういう自分はダメだから責めたいという気持ちの他に、
元々、自分を責めたくて自分を責める材料を探すという側面もあります。

それは、昔、親からの否定を真に受けたり、
「このままの自分ではいいわけがない」と自分に対する認識を持っていたり(①自己認識・前提)、
何かに罪を感じて、その罰として「自分を責める」という償いをしていたりします(②罪悪感)。

それ以外にも根本的に自分に価値がないと思い込み、価値がない自分を発見するために落ち込んだり、
価値のない自分に価値を付けるためや価値のない自分が相手に受け入れてもらうために、
本来の自分を押し殺し、相手に受け入れられるだろう自分で生きようとしたりします(③自己価値)。

このあたりについてどうしていったらいいのかを、
それぞれ別の記事で詳しく書いているので該当するところを読んでみてください。

①自己認識・前提
ダメ人間な自分を責める辛さを解消する方法(特に4章のところ)

②罪悪感
幸せへの足かせとなる罪悪感の外し方

③自己価値
自分の価値とは何かという悩みに終止符!自分の価値の捉え方

これ以外にも自分を責めたくなる理由は存在するのですが、
自分を責める理由は多岐に渡り、人それぞれであるため今回はこれぐらいに留めておきます。

もし、自分の「自分責め」が何から来ているのかがわからない場合や
どうやって自分責めを終わらせていたったらいいのかがわからない場合は個人カウンセリングを受けることをオススメします。
自分の当たり前の価値観は当たり前ではなく、思い込みや勘違いによって自分を責めているからです。

宣伝みたいになるのですが、ただ知らないだけだったり、ただそれがごく当たり前に思っていたりするだけで、
ずっと自分を責めて苦しめて、現状がどうにもならないのはとても辛いしもったいないと思います。

私の心や悩みはそんな簡単な仕組みにはなっていないと感じるかもしれませんが、
一枚の図で表現できるほどシンプルです。
そして、そこから抜けることは一切難しいことではありません。
勇気だけ必要なんですけどね。

だから、自分を責めたい気持ちはどこから来ているのか見つけたい場合や、
今の状態がずっと続くのは嫌だなと感じる場合は一度でいいのでカウンセリングを受けてみてください。

本当はこの記事でその理由を全部洗い上げて、一つ一つどうしていったらいいのかを書けたらいいのですが、
分量と労力が半端ではないので、代表的なもの3つとそのリンクを紹介することで、
この記事は割愛させてもらっています。

5.自分責めに共通するもの

上記の通り、基本的には自分責めをしていて、そこに紐づく様々な根っこがあるのですが、
そのどれにも共通していることは、「真に受けている」ということです。

他人から言われたことや、小さな頃の出来事によって自分が想像したこと、
人とはこう生きるもの、社会や学校のルールを真に受けているのです。

確かに、昔「お前はダメだ」と言われたかもしれません、
「お前には価値がない」と取れるような扱いを受けたかもしれません、
「そんなこともできないのか」と罵倒されたかもしれません。

しかし、そのどれもが絶対的なこの世のルールではないし、
その人が従わなければいけない正しいことを言っているわけでもないのです。

誰の話を聞いて、誰の話をスルーするかは自分で決めていいし、
この世界に「こう生きなければダメ」「こう働かなければダメ」なんてことはありません。

当たり前のように、自分は自分でいいし、できないことはできなくていい。
相手のイライラの発散によって出てきた言葉や、あなたをより働かせるために発した言葉を真に受け、
そうしなければダメなんだ、そうでない自分はダメなんだとしなくていいのです。

一言で言うと、真に受けすぎ。
他人の言動が何だっていうのでしょうか。
最初から、他人の言動なんてどうでもよかったのだと思えなくてもいいので、
「真に受けすぎていたな」「少し距離を取ろう」と思ってみてくださいね。

6.自分を許す

そして、今まであなたは他人や社会の言うことを真に受けて、
自分をこれ以上ないくらいに責めてきました。
その辛さの逃げ場である食べて吐くという行為までも自分を責める材料にしてきたのです。

どうでもいいおじさんの話、嫌いなあのおばさんの話を真に受けて、
一番大事な自分を否定してないがしろにして傷つけてきた。
ね、ちょっとかわいそうですよね。

だから、もう自分を許してあげてください。
元々、自分は”自分”で良くて、責める理由も責められる理由もなかった。
だけど、思いっきりこれでもないくらいに責めてきた。

もう、そんな自分を許してあげてください。
「それでもいいよ」「できなくてもいいよ」とあなただけが許してあげたらいいのです。

あなたが大事なものは一体何でしょうか?
社会的な評価でしょうか?人に認められることや愛されることでしょうか?

その他人から欲しいものは、自分が自分にあげていないから欲しくなるわけです。
自分を評価してないから他人からの評価が欲しくなり、
自分を認めておらず愛していないから他人からの承認と愛情が欲しくなります。

そして、他人から何かを求めることを優先し、自分をないがしろにし続けるからこそ、
余計に自分の内側がスッカスカになり、他人から余計に求め、
他人から与えられない自分を責めるのです。

本来、他人からそんなものをもらわなくてもいいのです。
他人から愛情や承認をもらわなくていいと気づくと、他人の言う最もらしい発言はただの戯言になります。
そんなものに振り回される必要はないし、その戯言を真に受けて自分を責める必要もないのです。

だから、まず、自分が他人からほしいものを一旦諦めて、
他人から認められなかろうが愛されなかろうが、自分は自分を許してみてください。
自分を許す、自分を可愛がることだけしたら、この世界は一瞬にしてその表情を変えます。

今までの悪夢が終わり、目を覚ますことができます。
簡単に言うと、今、寝てるんですよね。
「本来責めなくていい自分なのに、これではいけないと思い込んでいる」という悪夢を見てうなされている。

早く目を覚ましてもらえたらと思います。
目の覚まし方は、「真に受けていたことを知り自分を責める必要がなかったということにする」ことと、
「自分は自分でいいと許す」ということです。

そして、これを完璧にやろうとしないでくださいね。
自分を責める必要がないと思えないことや自分を許せない自分をまた責めたくなると思うので。

適当でいいんです。
自分を責めたければ責めてもいい。
滑稽なことをしてただ自分が辛いだけなのですから、それはそれでいいのです。
またやってるな、自分面白いなと自分を笑ってもらえたらと思います。

7.まとめ

今回は過食嘔吐について説明しました。
過食嘔吐は治そうとしない。
過食嘔吐はストレスのはけ口でそのはけ口を失うとストレスの行き場がなくなりますからね。

そこにフォーカスするのではなく、
責めなくていい自分を責めていることに気づいてもらえたらと思います。
そんな自分を許していく作業をしてみてください。

そして、自分を責めたくなる理由を把握して、
そこから解消していくと自分責めを辞めやすくなるので、
①自己認識、②罪悪感、③自己価値というところも意識してみてください。

この世界はそんな窮屈なところではありません。
もっともっと自由で好き放題やっていいのです。

それを誰かの言動を真に受け、自分の自由を極めて制限している自分がいるということです。
いらないいらない。
生きる上でのルールなんてないし、どんな自分でも自分はいいのです。
自分を責めることも自由だし、そんな自分を責める行為も滑稽だなと思ってみてくださいね。

また、自分は責めなくて良かったことやそのままの自分で良かったことに気づけたら、
この世界はとても平和で穏やかになります。
心も満たされ、何もなくても幸せを感じるようになります。

ぜひ、今回の過食嘔吐をきっかけにして、心のことを整えて、
幸せをどんどん感じてもらえたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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