漠然とした不安感が安心感に変わる!自分を受け入れて安心感を広げる方法

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不安感を飲み込む安心感いつもこのままではダメだという正体不明の焦りを感じる。
先々のことを色々準備しているはずなのにいくら準備しても足りないように感じる。
特定の心配事があるわけではないが漠然と何かを不安に思っている。

「この漠然とした不安感は何なのだろう」

ということで、今回のテーマは不安感についてです。
いつも将来の準備や自分を高める何かをしているけれど、ずっと不安感を抱えている。
そんな時に、どうやってその不安から抜け出すかという話をしていきます。

不安を抜け出すには、磐石の準備をすることではありません。
不安に対する準備をすればするほどその不安は大きくなっていきます。

そうではなく、「今のままでいいんだ」ということを腑に落とすことによって、
やっと地に足が着き安心感が広がっていきます。

生きていくベースや自分という存在のベースが不安なのか安心なのかで、
人生の満足度は大きく変わっていきます。
ぜひ、心のベースに安心感を広げていってみてください。
この記事では、このベースに安心感を広げていく方法を紹介しています。

1.不安を消そうとしなくてもいい

自分のベースに安心感を広げていくということが、
本記事のテーマなのですが、その前に不安との付き合い方について話をします。

仕事上、「不安なのですがどうしたらいいですか?」「ネガティブなことを考えたくない」という相談をよく受けます。
その質問について、いつも同じ返答をします。
「不安もネガティブな気持ちもそのまま感じてください」

自分の心から湧き上がってくるものは何もコントロールせず、そのまま感じたらいいのです。
というか、湧き上がってくるものをうまくコントロールすることはできません。

不安を消そうとしても不安が消えるわけではなく、
ネガティブなことを考えないようにしようとしてもネガティブな思考はやってくる。

唯一、感じなくする方法は感覚を鈍化・麻痺させることなのですが、
感覚を鈍くしたり麻痺させたりすると、不安な感覚だけでなく楽しさや嬉しさなど全部の感情を感じなくなってしまいます。
結果的に幸せにはならないので、オススメしません。

というわけで、湧き上がってくる感情や考えは、
自分にとって好ましくないと感じるものであっても、そのまま感じてみてください。

そして、その一方で漠然とした不安感を抱く根本のところを立て直すことを考えてみてください。
地盤がゆるいところに立てた家が崩れそうだと補強を振り返すのではなく、
地盤を固めたり地盤の固いところに家を建てたらいいということです。

地盤の固め方については以降で説明していきます。

2.不安感のベースにあるのも

では、漠然とした不安感を抱く時、
その地盤、つまり不安感のベースにあるものは何なのでしょうか?
それは、「今の自分はダメだ」という自分への否定です。

私たちは親や学校、社会の教えによって、より良くなるために上へ向かうことがよしと教わってきました。
成績や学歴、給料、能力、何でもより良いほうがいい、と。
そして、その教えに納得して、ずっと上へ上へと羽をバタつかせてきたのです。

だから、羽を羽ばたかせ上に上がった時に嬉しさと安心感を抱き、
更に上へと上がろうとするのです。

一見、向上するモチベーションがあるようで、良いように感じますが、
この向上心の裏に張り付いている気持ちに目を向けてほしいと思います。

向上心が好奇心や楽しさに支えられている場合は、とても楽しく充実したものとなりますが、
「今の自分はダメだ」という自己否定によって向上心を持っている場合、
上へ向かうことは苦しく、そして、落ちるのではないかという不安がつきまというものとなります。

もし、今漠然とした不安や焦りを感じているのだとしたら、
「今の自分はダメだ」という気持ちが何かをする原動力になっているのです。

だから、上がり続いていないと安心できないし、
現状維持では落ち着けず、下がっていくことはありえないという気持ちになっているのです。

3.ベースを「今の自分でいい」に変える

ですから、このベースの部分を「今の自分ではダメだ」から「今の自分でいい」に変えてしまえば、
漠然とした不安感が安心感に変わっていきます。

では、どうやって「今の自分でいい」というベースを作っていくかですが、
手順は以下となります。

  1. 自分の何に対してダメ出しをしているか見つける
  2. ダメ出しポイントはあってもいいと自分に語りかける
  3. ダメなところがバレるような行動をしてみる

それぞれを詳しく説明していきます。

3-1.自分の何に対してダメ出しをしているか見つける

人は、そのままの自分で生活しているのではなく、
常識やルール、好き嫌い、憧れ、恥ずかしさなどによって、
本来の自分を隠したり取り繕ったりして日々の生活をしています。

この「そのままの自分」を隠したり取り繕ったりする気持ちが強ければ強い程、
生きづらくなるし、上記の「上へ上へ」という気持ちに駆り立てられるます。

だから、逆に隠しているところや改善しようとしているところを見つけて、
それを「そのままでいい」と腑に落とせばいいのです。

そのためにまず、自分が何を隠そうとしているのか、
何を良くしようとしているのか見つけていきます。

そして、その自分に対するダメ出しは、他人の嫌いなところを分析することで見つけることができます。
他人に対してなぜ嫌いだと思うのか、それは自分が持っているルールをその他人が違反しているからです。

例えば、仕事は頑張らなければならないというルールを自分が持っている場合、
仕事を適当にしている他人を見たら嫌な気持ちになります。

常識や社会的には、ちゃんと働けというのはごもっともなのですが、
そのルールを強く持ち、「頑張らない自分はダメだ」という自分の否定をしているのであれば、
そのルールを解いていく方が、自由で幸せです。

頑張らなくてもいいし、頑張ってもいい、その状態になった時に、
好奇心や楽しさをベースに何かをしてみたらいいのです。

ですので、他人の嫌いなところをヒントに自分へのダメ出しポイントを見つけてみてください。

3-2.ダメ出しポイントはあってもいいと自分に語りかける

そして、自分のダメ出しポイントが見つかったら、
それを改善したり切り捨ててしまうのではなく、そんな自分でもいいと自分に語りかけてみてください。

その性格、感じることや考えること、その全てが自分です。
ある性格を持って生まれ、今に至るまでに人格が形成されてきました。
その自分がそう感じるのだからそれでいいのです、自分がそう思うのだからそれでいいのです。

それを今まで教えられてきたことや世の中の常識に照らして曲げなくていいということです。

その性格でもいい、そう感じてもいい、自分はこう思うんだからそれでいい、
と、自分に語りかけて、そのままの自分で生きることを自分に許可してみてください。

3-3.ダメなところがバレるような行動をしてみる

ここまで来たら、後は実際に行動に移し「どんな自分でもそれでいい」ということを腑に落としていくだけです。

  • 頑張らないとダメだと思っているのなら、頑張らないでいる
  • 愛想よくしないとダメだと思っているのなら、愛想悪くしてみる
  • 自己中がダメだと思っているのなら、自己中に振舞ってみる

そうやって、嫌ってダメ出ししてきた自分を一つづつ取り戻せばいいのです。
その時のポイントとして、相手の反応は気にしないということを覚えておいてください。

今まで隠して取り繕ってきた部分を表現した時に、
もしかしたら昔の自分と同じように、それを嫌い、否定する人がいるかもしれません。
その反応を見て、「やっぱりそんな自分はダメなんだ」と引き返さないでもらえたらなと思います。

それは、相手のルールによって嫌悪感を抱いただけで、
その相手のルールに従って自分の言動を決める必要はありません。

相手がどう思うかは相手の勝手だし、自分がどうするのかを決めるのは自分の自由です。

だから、今までダメ出ししてきたものを表現出来た自分をものすごく褒めてあげてください。
表現出来た瞬間に、あなたの中でその部分にオッケーを出せたということです。
そんな自分を愛しんで「自分は自分で良かったんだ」という気持ちをふくらませてもらえたらと思います。

4.「自分は自分でいい」に付随する安心感

以上が、「今の自分でいい」という感覚を腑に落としていく方法です。
ぜひ、実際にやってみて腑に落としてみてください。

「自分は自分でいい」を知った時の安心感や、
今まで本来の自分を否定してきた自分が本来の自分を守ってくれる頼もしさは、
言葉で表現できないものがあります。
やっと地に足がつき、やっと一生ものの味方ができたという感覚に包まれます。

そして、「自分は自分でいい」とわかったときにさらに別の安心感を抱くことができます。
それは、「自分は既に認められていて、既に愛されていたのだ」という安心感です。

他人が自分のことをどう思っていると感じるか、
それは、自分が自分のことをどう思っているかで決まります。
これを投影といいます。

自分を否定すれば相手も自分を否定しているように感じ、
自分を認めたら相手も自分を認めているように感じる。

本来の自分を隠して自分を否定してきた時には相手は認めてくれないし愛してくれないと感じ、
認められるように愛されるように頑張ってきたかもしれません。
しかし、認められることや愛されることは頑張りの先にあるのではなく、
自分を受け入れ認めること、自分を愛することで育まれる感覚です。

「自分は自分でいい」という安心感をベースに、
自分は認められていて愛されていることが分かったら、
この世界はとても平和で穏やかです。

その状態で感じる不安はぜひ大いに感じてみてください。
それも自分の人生を彩るエッセンスだし、人生の醍醐味なのだと思います。

5.まとめ

今回は、漠然とした不安感について説明しました。
目の前の不安を一つ一つ取り除いても、また別の不安がやってきます。
だから、不安を消そうとしてもそれは徒労に終わります。

不安は消さなくていいし、味わうだけでいいのです。

目を向けるポイントは、その不安のベースの部分です。
自分は自分の味方なのか、自分を否定する敵なのか。

自分が自分を守る存在で「自分は自分でいい」ことが腑に落ちたら、
不安の感じ方が変わったりとてもライトに感じたりします。

ぜひ、自分を受け入れて地に足をつけてみてください。
地に足が着いたらとても安心しますよ。

また、誰かに見捨てられる不安を感じている場合は、
見捨てられ不安の仕組みと崩れない安心感の広げ方を参考にしてみてください。
これも目の前の不安ではなく、根っこの部分へのアプローチをしています。

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