友達いらないと思ったときに読む友達への考え方がスッキリする話

今までずっと仲が良かったと思っていたのに相手の態度が急に変わった。
この友達にだけと気を許して話したのに、みんなに言いふらされた。
自分は信頼していたのに裏切られた。

「もう、友達いらない」

今回のテーマは「友達いらない」です。
特に、友達から裏切られたり、何かの出来事があって友達が信用できなくなった方を想定して、
今、「友達いらない」と感じている場合に、どう心を持っていったら、
今後が幸せなのかについて説明していきます。

裏切られたりひどいことをされたりして、悲しい気持ちはぜひ感じて欲しいし、
恨む気持ちや「もういいよ!」という気持ちも大事にして欲しいと思います。

その上で、これからの「友達」について考えていきましょう。
もし、あなたがホントのホントは友達が欲しいのに、
今、目の前の相手に失望してその門戸を閉ざしてしまうのはとてももったいない。

逆に、本当に友達はいらないのに、社会や親の価値観で友達づきあいをしていくのであれば、
その時間がもったいない。

文中で自分の気持ちを明らかにした上で、
自分が一番満足度の高い人付き合いや友達付き合いになるような
心の構え方や目の前の出来事への捉え方を説明していきます。

友達が大事なわけでも、人付き合いが大事なわけでもありません。
それよりもずっと大事なのが、自分が幸せなのかです。
この機会にとことんそこに集中してもらえたらと思います。

1.悲しい気持ちをわかってあげる

まず、辛いことがあったときや人に怒りを感じたとき、
自分が感じる素直な気持ちをそのまま感じてみてください。

ムカついている気持ち、相手を許せない気持ち、
相手の行動がどうしてか分からず混乱する気持ち、
何かを失って失望や絶望する気持ち。

そして、それらの気持ちの奥にある悲しいという気持ちを自分がわかってあげてください。

怒りや「もう友達なんていらない」という気持ちの奥には、
必ず、悲しい気持ちが隠れています。

大事な自分が傷つけられて悲しいのです。
だから、大事な自分を傷つけた相手が許せないし、怒りが湧いてくるのです。

この悲しいというシンプルな気持ちを見ないまま、
「人はひどいことをする存在だ」「人は信じることができない」と決めてしまうのは、
まだ早いし、もったいないです。

本当は心の一番奥底では悲しいと感じています。
まずは静かにこの悲しさを見つけて、しっかりと感じてみてください。
すべての話はそれからです。

2.ホントのところ、友達はいらない

友達や人付き合いに対する心構えやスタンスを説明していく前に、
この記事でベースとして貫いている「友達」に対する考え方について、まず書いていきます。

そもそも、友達は必要なのかいらないのか。
結論を書いてしまうと、友達は必ずしも必要でないと思っています。
必要でないというか、自分の幸せを左右する程大きな要素ではありません。

それは、人付き合いよりもずっと自分との付き合い方が大事だからです。
自分との付き合いと比べたら人との付き合いなんて本当にどうでもいいのです。

人と仲良くして楽しそうな時間を過ごしていても、
無理に愛想を良くして言いたいことも言わず自分に我慢をさせるような、
自分との付き合いが悪い状態・自分に優しくない状態では心が満たされていきません。

逆に、特別友達のような人はいなくても、
自分の心に従って自分が楽しいことをして、自分に我慢させない人は幸せです。

友達の有無や他人との付き合い方は大きな要素のようであって、
そのカタチ(友達がいないことなど)は、自分の人生や幸せに大した影響を与えません。

だから、カタチにこだわるのではなく、自分が本当のところ何を求めているか、
自分は何が楽しいのか、何が嫌なのかという心の機微を捉えながら、それを大事にしてもらえたらと思います。

要は、友達がいらなければいらないでいいし、
「友達いらない」と思いながら、心の奥底では友達が欲しいと思っているなら、
それは、友達が欲しいということです。

私個人としては、人といることは楽しいし、人と話してパワーをもらっている側面が大いにあるので、
友達や人との関わりは必要な人間なのですが、
自分一人で興味に没頭するなど、一人遊びが好きな人もいます。

そして、人といるのが楽しいか一人遊びが楽しいかがどんな時も変わらないということではありません。
人といるのは楽しいけど今は一人になりたい。
一人遊びは好きだけど今あの人とは話してみたい。

そんな自分の心の動きを大事にしてもらえたらと思います。
(少し話が逸れましたが)

3.友達が欲しいかわかる質問

では、友達はいてもいなくてもいいという前提のもと、
自分は、ホントは友達が欲しいのか、欲しくないのかを明確にしていきます。

まず、下の質問に答えてみてください。
「何でも話せて分かり合える絶対裏切らない友達なら欲しいですか?」

要は、もし、自分の思い描く理想の人物がいたとして、
そういう人だったら、友達でもいいと思えるか思えないかです。

この理想の相手とは、お互いが自分を大事にし合えるし、
自分が信頼した分、相手も信頼してくれる、そんな人です。

もし、そういう人となら友達でいたいと思えるのだとしたら、
あなたは「友達いらない」と思っているのではなく、
「クソみたいな友達はいらない」と思っているということです。

少し時間をとって、上記の質問を考えてみてください。
それでも、友達がいらないと感じるのであれば、
さっぱりした気持ちで「自分は友達がいらなかったんだ」とこのページを閉じてくださいね。

しかし、このページにたどり着いたということは、
大体の方は「本当は友達が欲しい」と思っているのではないかと勝手に感じています。

4.今の感情で自分の大事なところを決めてしまわない

冒頭にも書きましたが、本当は友達が欲しいと思っているのに、
「友達いらない」と突っぱねてしまうのは、もったいない気がします。
というのも、それは本心からの選択ではないからです。

人は、何か悲しいことが起きたときや落ち込んだ時に、
一時の感情で大事なことを決めてしまう傾向があります。

  • 人はひどい
  • 友達は裏切る
  • 自分は人に嫌われる
  • 世界は残酷だ
  • 友達なんていらない

ただ、今目の前に起きた出来事がこの世の全てではありません。
全員がそうではないし、世界がそういうものだということでもありません。
ただ、「そういう側面もある」ということなのです。

だから、悲しいときや何かを投げ出したいと感じる時に、
一歩踏みとどまって、大事なことを今決めてしまわないでください。

投げ出したい気持ちは大いにわかります。
しかし、それを決めてしまうと、今度はそういった視点で世界を見回すようになり、
「やっぱり」と証拠探しをするようになります。

やっぱり人はひどい、やっぱり自分は嫌われる、というのを見つけながら生きていくのも、
それはそれで辛いです。

こう言われるのは嫌かもしれませんが、目の前に起きた出来事は「たまたま」です。

そういう人もいる、嫌な思いを自分がする時もある。
しかし、それが全てではない。
大事なことなので、ぜひ覚えておいてください。

5.この世に最高の友達はいる

最後にこの世界に最高の友達はいるという話をして、終わろうと思います。
結論から言うと、3章のところで考えてもらった理想の友達はいます。

それは、自分が都合がいいように動いていくれたり、
自分が喜ぶようにだけお膳立てしてくれたりする人ではなく、
お互いに信頼できて、ぶつかり合えて、お互いを応援していけるそんな友達です。
そんな友達はこれから現れます。

この記事を読んでくれている方の年代はわかりませんが、
高校生くらいまでの人間関係はある種特殊だと個人的に思っています。

思春期の真っ只中で色んなことを試してみたくなるし、
嫌われることを極度に怖がったり、人の意見を変に尊重したりする。

あなたが裏切られたと思っているその相手も、
自分がどれだけ好かれているか試してみたかったのかもしれないし、
人の意見に左右されすぎたのかもしれません。

それが落ち着いて”自分”というものを持ってくるのが、大学生以降なのかなと勝手に思っています。
(人によるし、大きくなっても他人や自分を試している人もいますが)

だから、これから最高の友達は現れるし、
自分が心許せない人や一緒にいて楽しくないという人とはいなくてもいいのです。

そして、その最高の友達が現れた時に、この人が最高の友達だと気づくために今からその準備をしておいてください。
その友達を見つけるのは、砂浜で砂金を見つけるようなものです。
ただ眺めているだけでは見つからないので、砂を拾って水で洗って見つけていく必要があります。

その見つけていくという行為が、
友達探しでいうと、自分を開示していくということです。
自分がまず相手を信頼して、自分を表現していくのです。

時には、自分の気持ちに応えてくれなかったり、裏切られたような気分になることもあると思います。
そんなときは、その人をスルーして別の人にシフトしていってください。

そうやって、無数の砂の中から、自分の気持ちに応えてくれる砂金を探していくのです。

今回、自分の気持ちに応えてもらえず、相手がそっぽを向いたかもしれませんが、
それでも相手を信頼するというスタンスを続けてもらえたらなと思っています。

信頼して気持ちをぶつけ合えるというのはとても幸せなことです。
その関係を無下にしてしまったのは、相手にとってとても大きな損失です。
ただただ、相手にその準備ができていなかったということなのです。

だから、そんな相手の反応で、本当の友達を探すのをやめないで欲しいなと思っています。

6.まとめ

今回は「友達いらない」という気持ちをテーマに、
本当のところ自分は友達がいるのかという気持ちを探ってもらうとともに、
最高な友達をこれから見つけていく方法について説明しました。

もし、本当は友達が欲しいと感じているのであれば、
今諦めてしまうのではなく、ここはグッと堪えて本当の友達探しを続けてもらえたらと思います。
案外、すぐに見つかりますからね。

そして、もし、本当に友達はいらないかもなと感じるのであれば、
ぜひ、一人の時間を大事にして楽しんでもらえたら。

人生の楽しみ方にルールがあるわけではなく、
自分の気持ちを静かに聞いてみて、その気持ちに従ったらいいだけなのです。

また、友達が欲しいという方で、コミュニケーションが苦手に感じていたり、
本当の友達の作り方を詳しく知りたいという方は、
心を許せる友達の作り方、コミュニケーションが苦手な理由を参考にしてください。